- Amazon.co.jp ・本 (360ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048868877
作品紹介・あらすじ
「あの頃のあたし-お、お兄ちゃんっ子だったの」。引っ越し祝いパーティの場で交わされた"約束"を果たすため、田村家を訪れた俺と桐乃。話し合いは、やがてそれぞれの過去話になっていって…「仕方ないことなんかなぁ、この世に一個だってねーんだよ!」「学校に行ったら負けだと思っている」「その謎のペットボトルは…まさか…おまえ禁断の行為を…!」「『凄いお兄ちゃん』なんて、最初からいなかったんだよ」「そんなことで、お兄ちゃんを嫌いになるわけないじゃん」「だから。あたしは、あんたのことが嫌いになったんだよ」。兄妹冷戦の真相が、ついに明かされる。重要エピソード満載の第11弾。
感想・レビュー・書評
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今までとは一風変わって、麻奈実の内面や伏線回収がメインとなる巻。ドタバタ感は今までのようにはないが、その分いろいろと思い出しながら読まされる一冊。
それにしても、こういう形のラストへ向かうとは……。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
いいねえ。いいねえ。実にいいねえ。
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あと一巻で終わりか、長いような短いような。。。
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このシリーズにしては珍しく終始シリアス!
話は過去に飛ぶわけですが、桐乃がむちゃくそ可愛い!!!
桐乃と麻奈実、高坂兄妹の各々の衝突の理由が判明し、最大とも思える謎なため、結構スッキリしました。
新登場人物が現れるのですが、この方なくしては過去は語れないな……
京介は反抗期やら何やらだったのかな?← とも思ったり。
誰もが1度は通りそうな道を京介も通っていたと感じました。
そしてそれが終息しても「まだまだこのシリーズは終わらない」とばかりに色々ラストにぶちこまれ過ぎていて、驚くばかりでした(笑) -
アニメの二期が控えているのに次巻が最終巻と宣言するラストは潔くてよいのですが、全体的に「俺妹」っぽくない別の作品のようです。
今回の新キャラと兄貴の交流がメインで、なんだか普通の児童文学的なテイストです。
表紙を見ると京介と桐乃の回想がメインかと思いきや肩透かしです。
しかし、これで過去の伏線は全て拾ったということらしいですね。物足りないですが。
それにしても、ラストに向けて京介のハーレム構成員達が臨戦態勢に入っていくところが、少々食傷気味ですね。
もう、このハーレム展開を止められないのでしょうが、初期の俺妹の楽しさが全くなくなっていると感じるのは私だけでしょうか。
とりあえず、最後まで付き合おうと思います。 -
昔話長すぎや。
あやせやと思ってた期待を裏切られたし。
なんか、あかん終わり方する気がする。 -
試験も終わり、約束を果たしに幼馴染の家に。
そして語られる、3年前の話。
確かにこれは熱くてうっとうしい、かも?w
しかし人を思いやる、ではなく、自分の好きなように、で
行動している分、まだ分かりやすくていいかも知れません。
こうまで行動できるのが凄いのですが。
分かりやすい現実に、分かりやすいクラスメイト。
こうなれば当然矛先が行くものですが、言うだけで
後何をしましたか? という感じでもあります。
自分は悪くない、と言っているようなものでもありますが。
中々に濃い話ではありましたが、衝撃の事実が…!!
うんまぁ若干そんな感じはしていましたけども。
これ、どうするというか、どうなるというか。 -
一方は過去のことなので実質、真奈美のターン(反撃の狼煙を上げる)。でも、この展開の先にある結末を十分に予測した上で戦いに望んでいるのではないか(『物語』シリーズの羽川翼みたい?)。勇気を出して、10巻分も抑えてきた自分をやっと解放する彼女を応援しないわけにはいかないでしょう。