からくさ図書館来客簿 ~冥官・小野篁と優しい道なしたち~ (メディアワークス文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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感想 : 101
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  • Amazon.co.jp ・本 (354ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048917049

感想・レビュー・書評

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  • ほうほう、続編もあるわけね。
    まー、悪くはなかったけど、どっちでもいいわねw
    暇つぶしで、こーゆー設定が好きなら、って感じw

  • 京都の一角にたたずむからくさ図書館は、冥界と現世をつなぐ場所。
    館長は、小野篁(おのたかむら)
    司書は、時子
    解決法が示されるのは本

    第一章 桜守
    第二章 うまし国
    第三章 葵祭
    第四章 迎え鐘むかえがね

    京都、文学

  • 「桜守」
    どんな世も見てきた二人の決断。
    人間の思いは、時には自分たちのエゴになるのかもしれない。
    言葉が通じない以上、どうにもならない問題だが…。

    「うまし国」
    ただ美味しいものを食べたくて。
    人の身体を乗っ取り使うだけでなく、高価な買い物までしてしまうのは良く無いだろう。
    しかも、身体を乗っ取った理由がたったそれだけというのは何とも迷惑な話だな…。

    「葵祭」
    敷居の裏に書かれた言葉を踏まないで。
    何処の誰だか分からないが、こんな事してはいけないだろう。
    あれだけこの世に執着していたのに、あれだけの会話で彼女を心から納得させ天道へ逝かせた彼女はすごいな…。

    「迎え鐘」
    残り13日だけを残して。
    確実に供養できると確信できる状況でない限り、供養しきれなかった場合の事を考えると難しい問題だな。
    大切な想いがあったからこそ作ったのだろうが、そのせいで長年現世を彷徨い続けたと考えるとな…。

  • 主人公が、小野篁と、言うことで、興味を引かれて図書館で借りてきました。
    現代で、冥府の役人として働いている設定ですが、なかなか面白い。続きも、読んでいます。

    元々、平安時代のお話が好きですが、歴史には、詳しくないので、たびたび、調べながらということになってしまいます。
    この話は、そんな面倒なことは考えずに読めます。

  • 【あらすじ】
    京都の一角に佇む「からくさ図書館」は、優しげな図書館長の青年と可憐な少女とが二人きりで切り盛りする、小さな私立図書館。紅茶か珈琲を味わいながら読書を楽しめる、アットホームなこの図書館には、その雰囲気に惹かれて奇妙な悩みと出会ったお客様が訪れる。それぞれに悩みを抱えるお客様に、図書館長・小野篁が差し出すのは、解決法が記された不思議な書物で―。悠久の古都で綴られる、ときにほろ苦く、けれど温かなライブラリ・ファンタジー。

    【感想】

  • 2017/4/2宝塚西図書館から借りた。

  • こんな雰囲気の話が好きなはずなのに、イマイチ話にのめり込めないな~(--;)まだ始まったばかりだからかな~?(^^;)冥官の小野篁と時子様が道なし(善い行いを積んで天道へ行けるはずなのに、何らかの理由でこの世をさまよっている魂)を天道へ導くために、開いた私立図書館・からくさ図書館。そこへ道なしのせいで悩みを抱えた人達が訪れる(゜.゜)あとがきを読んで、篁の知名度が低いらしいという事に少し驚き!(゜゜;)とりあえず6巻まで借りているので、読み進めます(^^;)ゞ

  • 平安の人と現代の人との交流が織りなすファンタジー。
    思っていたよりも暖かく、穏やかな雰囲気のお話だった。
    道なしと憑かれた人との交流も丁寧に描かれていてよかった。
    こんな図書館近所に欲しい…

  • ティーン向け小説なのかな?
    自分が住んでいる土地の話なので借りてみました。
    大人でも読めます。
    いまのところ面白いです。

  • 時間制で席を指定し紅茶かコーヒーを飲みながら本を読むことができる図書館。
    そこにいる館長と少女(皇女)が「道なし」と呼ばれる善行を積んでいるのに天道に行くことができない存在を導いていく話です。

    館長の小野篁は本当にいた平安貴族で井戸を通じて冥界に通い閻魔様の元で働いていたという逸話があります。
    それが逸話ではなく本当のことだったというちょっとファンタジー性があって面白いと思います。

    どの話もかげがある人がでてくるのだけれど終盤は希望が持てる形なのがよかったです。
    「俺たちの未来はこれからだー!」みたいな明るすぎる未来じゃないほうがいいです。

    京都の地理などには詳しくないのでわかりませんでしたが聖地巡礼してみるのも面白いかも。
    続きも読んでいきたいけれどどこかで安倍晴明が登場してくれるといいなぁ。

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著者プロフィール

第17回電撃小説大2010年に『典医の女房』で、短編ながら第17回電撃小説大賞〈メディアワークス文庫賞〉を受賞。受賞作を大幅加筆した『霧こそ闇の』でデビュー。既刊は『からくさ図書館来客簿』シリーズ他。

「2022年 『あなたと式神、お育てします。第二集 ~京都西陣かんざし六花~』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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