- Amazon.co.jp ・本 (211ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061822467
感想・レビュー・書評
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再読。初めて読んだ舞城王太郎作品。いろいろビックリして楽しかった。やっぱりおもしろい。そしてちょっと悲しい。挿絵もすごく好き。
2007.8.10
再読
2015.2.23詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
<「何とかと煙は高いところが好きと人は言うようだし父も母もルンババも僕に向かってそう言うのでどうやら僕は煙であるようだった。」―煙になれなかった「涼ちゃん」が死んで二年。十五歳になった「僕」と十四歳の名探偵「ルンババ」が行く東京への修学旅行は僕たちの“世界と密室”をめぐる冒険の始まりだった!『煙か土か食い物』の舞城王太郎が講談社ノベルス二十周年に捧げる極上の新青春エンタ。もう誰も王太郎を止められない。>
王太郎が書き伝え続けるのは愛だ。THE愛。久しぶりに衝撃のある作品だった。切なくて笑えて心温まるほんとにいとおしい。舞城作品の中ではダントツに読みやすいので、入門に最適。 -
未読。
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頭脳明晰でもなく容姿に優れているでもなく、ただ笑いを日常に散りばめたい主人公の必死さが可愛らしい。登場人物たちはみんなわが道を行くような人たちで、そんな彼らの言葉のかけあいが楽しめる。必要なところだけ選んでいるような内容は、読み手を疲れさせない。
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(2007.6)
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『好き好き大好き…』が今まで一番って思ってたけどこっち!<br>ミステリーかと思いきや青春もの。他の作品よりストレートに訴え、表現されてラストも泣いたけどどこかさっぱりとしてる。<br>ますます舞城さんすきに。
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「何とかと煙は高いところが好きと人は言うようだし父も母もルンババも僕に向かってそう言うのでどうやら僕は煙であるようだった。」―煙になれなかった「涼ちゃん」が死んで二年。十五歳になった「僕」と十四歳の名探偵「ルンババ」が行く東京への修学旅行は僕たちの“世界と密室”をめぐる冒険の始まりだった
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筆者はとにかく頭が良すぎる。この人のどの本を読んでもそう思う。ノンストップで吹っ飛ぶような軽い文体だけど、底に流れる考えはしっかりしてて、結構ロマンチック。簡単に人が死んでピンチも愛もそこらへんに転がってる。いい意味で枠外。
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いくつかの密室がテーマで探偵風味。探偵じゃないものの方がいいなぁ。
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ミステリというか青春小説というか。