- Amazon.co.jp ・本 (420ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062101691
感想・レビュー・書評
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4.0
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りせ!
良いわあ! -
とにかく、今年中に読んでおきたかった1冊。
「三月は深き紅の淵を」にもチラリと載っててとても気になってたし。
北の果ての大湿原の中にひっそりとたたずむ
全寮制の学園。
二月の終わりにやってきた転入生は学園を破滅に導く。
すごく非現実的な学園と
優秀で美男美女揃いの生徒達。
男でも女でもどちらも完璧な校長。
ほんと、昔の少女漫画のようなありえない設定は大好き。
でも、それだけじゃなくて
なんていったらいいのか、そういう設定の中で
次々に人が死んで、謎があって。
そういう、ミステリーの部分がまた、たまらなく面白い。
あたしはきっと、こういう小出しにされた謎解きが大好きなんだと思う。
あー、この本、夢中で読んでしまった。
これから「黄昏の百合の骨」読みます。 -
全寮制の学校に転校してきた理瀬の物語。
学校では不可解な事件が起こったり不気味な雰囲気が漂っており、ハラハラしながら読みました。
特に事件を調べてる聖はやばい真実を見つけて殺されてしまうんじゃないかと…。
プロローグで哀愁漂う感じがあり、ただ過去を思い出してノスタルジーになってるのかなと思ったらそういう結末かあ…と少し寂しくなりました。
キャラそれぞれの想いや思惑の絡み合いが種明かしされていく最後の場面は、描写されている状況にドキドキしながら、一気に読んでしまいました。
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北国の中高一貫の全寮制の学園で次々と起こる不可解な事件。周りを湿原に囲まれ外界とは隔絶した陸の孤島、湿原の海に浮かぶ三角形の青い丘にある元修道院だった学園はフランスの海辺の修道院を思い起こさせる。
この学園では「三月以外に入ってくるものがあれば、そいつがこの学校を破滅に導く」と言う伝説がある。主人公の理瀬は何故か「二月の最後の日」に転入してきた。何故理瀬だけが·····、深まる学園の謎、疑心暗鬼な少年少女、その理由が徐々に解かれていく。
ミステリアスな学園での生活は「ハリーポッター」の「ホグワーツ」を思わせる。華やかで楽しげな宴、そして一変するダークな雰囲気、常にモヤモヤが付きまとったまま進むストーリー。
理瀬をはじめ魅力的な登場人物と世界観にいつのまにかグイグイと引き込まれてしまった。
予想もしない結末、理瀬はどうなってしまうのか?不思議でダークな学園ミステリー。
✩✩✩✩✩ 5.0 -
ここから「朝日のように…」のあの短編につながるのですね。
世界観は好みでした。
彼女はどこまでが演技だったのでしょうか?
黎二の存在が強く心に残りました。 -
ミステリアスで誰も信用できない怪しいダークな世界。
先に「麦の海に浮かぶ檻」を読んでしまってこの世界感にはまりました。
続きも読みたい!