麦の海に沈む果実

著者 : 恩田陸

• 講談社 (2000年7月25日発売)

感想・レビュー・書評

[maumaさんの感想 · 2013年9月15日]

高校生のうちに読んでよかった。

[aoime-nyankoさんの感想 · 2013年6月6日]

「三月以外にやってくる転入生は、学園を破滅に導くだろう」―湿原の真中に建つ全寮制学園。謎の失踪をとげる生徒たち。二月の終わりの日に転入してきた水野理瀬を迎えたのは、様々なしきたりや、奇妙な風習が存在する不思議な学校だった。

幻想的で暗い雰囲気の中、湿原に囲まれた学園内で様々な事件が起こっていく。読み始めたら続きが気になって止まらなかった。

[popoppoさんの感想 · 2013年3月29日]

水野理瀬が素敵。
閉じた世界のお話しに、
引き込まれ一気に読んでしまいました。

[so-wonderfulさんの感想 · 2013年3月23日]

ホラー色の強い作品。最後まで誰一人信じられなくて、最後までいっきに読まなければ心が落ち着かない、不安が晴れないようにおもえた。

[anpanman571231さんの感想 · 2013年2月3日]

最後が思ってるのと違った★勢いよく読めた★

[kiyosiさんの感想 · 2012年9月17日]

「２月の最後」に転校してきた少女・水野理瀬。彼女の無くしたトランクの秘密。転校した学校の女装・男装の校長。ファミリーのメンバー聖、黎二。消えた麗子。男として育てられた麗子。校長のお茶会・交霊会。殺害された修司。麗子の死体。麻里衣の死。留学生・ヨハンと理瀬の関係。校長の親衛隊・亜沙美の転落死。無くした理瀬の記憶。

[koucoさんの感想 · 2012年9月10日]

物語的な、登場人物たち。御伽話のような舞台設定。
このひとらしい、ファンタジーのような青春物語のような、残酷な子どもたちの御伽話。

見事に収斂した長編だとは思ったんだけど、読了感は曖昧で息苦しい。

[kakua1980さんの感想 · 2012年8月6日]

三月を読むと、黒茶と理瀬は読まずにいられない。

[setaxさんの感想 · 2012年7月22日]

水野理瀬シリーズ。
かなり気に入った。ヨハンが最後の方ではかっこよく思えた。それ以上に理瀬が好きかも。

[ykkk_logさんの感想 · 2012年6月24日]

前半少し苦戦しましたが、中盤以降面白くてあっという間に読了。

独特の雰囲気は、登場人物がみんな美男美女だったりやたら聡明だったりするから？
ラストの展開に、結構人が沢山亡くなっているのに爽快な感じがするのも不思議…。

ちなみに黎二派。
黎二と理瀬のやりとりって、完全に少女漫画的憧れの象徴って感じ。素敵だわー。

著者プロフィール

1964年宮城県生まれ。92年『六番目の小夜子』で、「日本ファンタジーノベル大賞」の最終候補作となり、デビュー。2005年『夜のピクニック』で「吉川英治文学新人賞」および「本屋大賞」、06年『ユージニア』で「日本推理作家協会賞」、07年『中庭の出来事』で「山本周五郎賞」、17年『蜜蜂と遠雷』で「直木賞」「本屋大賞」を受賞する。その他著書に、『ブラック・ベルベット』『なんとかしなくちゃ。青雲編』『鈍色幻視行』等がある。