- Amazon.co.jp ・本 (420ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062101691
感想・レビュー・書評
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学園ものでミステリー。殺された人があまりに多く、全ては理瀬が原因?なのかと思うと何だかなぁ、という感じもあり。ただこの閉鎖された環境でのストーリー展開はとても面白くどんどんページが進みました。恐らく理瀬は本当に美しく優秀な子なのでしょう。父である人の身勝手というか不可解な行動がどうにもやるせない。全てが子供?ほんとに?そしてその死に対して余りに冷静すぎないかと…。記憶を取り戻した彼女のこれからが楽しみです。ヨハンとかどんな美少年なんだろう。そっちも気になります。
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あまりにも終局が唐突で、納得のいかないまま一気に通り過ぎていってしまった。なんだか落ち着かない読後感なのに、恩田陸さん特有の世界が成立していて、嫌いにもなれない。中学生の頃に出会っていたら、きっと夢中になって読みふけっていたと思う。
もやもやは大いに残っているけど、結局のところ面白かったので☆四つです!
ところで、表紙に描かれている男の子は黎二だと思っていたけど、もしかしてそうではないのかも。 -
初めて、恩田陸作品を読みました。
読み進めてていくと徐々に明かされていく人物達の仄暗い過去。
最後まで、水野理瀬という人物から目が離せなかった今作。 -
恩田陸作品を始めて読みました。
…うーん、世界観が作り物っぽく非現実的すぎて、苦手かも…
ハリポタとか超苦手だし。
ただ好きな人はハマる感じだなーと思いました。
何であんなに殺したのか、理解不能。
最後も、なんだかなー -
人が死んでばっかり。
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面白い。これぞ小説の醍醐味ともいえる作品。
読み進める手が止まらなかった。
ひやっとさせられたり、ぞくっとさせられたり、きゅんとさせられたり、ファンタジック満載の世界観なのにそれだけ感情移入できる恩田陸の世界はすごいと思う。パズルのような会話のやりとりが読む人を惹きつけるのかな。
黒と茶の幻想の、憂理のイメージと全然違くてびっくりした。もう一度読むと、もっといろんなことを深く感じ取れるのかな、今回は面白かったけど理解するのに必死だった感はある。 -
甘美で夢のような、しかし不安定で恐ろしい、中学生の時分に何度も何度も読み返した。中毒性のある作品だと思う。世界観的には今まで読んだ恩田陸の作品の中で一番好き。
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水野理瀬シリーズのおそらく一作目。
閉ざされた学園内で起こる、様々な事件。魅力的な登場人物たち。徐々に解き明かされていく秘密などとてもおもしろく読めました。 -
閉ざされた学園に転入してきた主人公の周りで起こる、殺人事件。
嫉妬や疑心暗鬼が散りばめられている。
女の子は残酷だというセリフが途中に出てくるが、まさにその通りだと思う。