- Amazon.co.jp ・本 (170ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062126182
感想・レビュー・書評
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12年間指1本触れず、ひたすら片思いをする女。
相手の男を理想化する過程に妙に同感。
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小田切と日向子の関係
絲山さん独特の男女関係なのだろうか
他短編のアーリオ オーリオ
独身の清掃工場に勤める叔父の哲と交わされる手紙に表れる姪の美由の
信頼感と清涼さがいい
哲も独自の世界にいるなぁ -
この最後の「アーリオ・オーリオ」という話が好き。
確か、これどっかで読んだことあるんだよなぁ。国語の問題文だった気がする。ってか、絶対そうだ!
話自体は、なんか、かなしいな、と感じてしまう(個人的すぎる)
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2008.4/9-10
「袋小路の男」がいい。言い訳、はほんと言い訳がましい。正直「袋小路の男」の良さがちょっと消えちゃう感じがした。「アーリオ オーリオ」もすてき。 -
ダメ男好きな人
ダメ男好きだった人
きっと共感しますよ(笑
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内容(「MARC」データベースより)
「あなた」とは指一本触れないままの12年間、袋小路に住む男にひたすら片思いを続ける女を描いた究極の純愛小説。川端康成文学賞受賞の表題作を含む3篇を収録した短篇集。『群像』掲載を単行本化。
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他のやつのほうがすきだなあ
でもアーリオ・オーリオはすき -
袋小路にある家に住む、あなた(小田切孝)に恋をして、12年。一度も触れたことすらない人を思い続ける、純愛のような、ゆがんでいるような・・・お話でした。相手の小田切孝は、私には「ろくな男じゃないわっ!」って男なのですが、惚れてしまった弱みというのでしょうか??他に男ができても、すぐに戻ってきてしまう主人公に、読んでいて呆れるやら同感するやら・・・。これは出会って12年間の話ですが、おそらくこの二人は一生こんな感じなんだろうなぁ・・・って思いました。
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二人の距離が好きです。読んでて歯がゆいけど、それもこの作品の魅力になっていると思いました。「アーリオ オーリオ」もかなり好き。
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《大学に進学して、社会人になっても、指さえ触れることもなく、ただ思い続けた12年。
それでも日向子の気持ちが、離れることはなかった。》
という紹介文に惹かれ、自分の経験と重なる内容か?!と思い期待して読んだが(期待しすぎたのかも)、うーんよくわからない話だった…。主人公二人の「自分に酔ってる」感が強すぎて、あまり共感できない作品でした。