- Amazon.co.jp ・本 (170ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062126182
感想・レビュー・書評
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袋小路の男と聞いて、「袋小路金満」が出て来てしまう時点で読む資格ナシでしょうか。んーこれは何だったんだろーという不思議な感じだったのですが、ついつい私なんかは、えー付き合っちゃえばいいじゃーん、と思うのはまだまだ青いのでしょうか。でもこんな関係ってある意味すごいですね。くせのある人に惹かれてしまうと大変ですね。でも確かに惹かれそうだなあ、なんて通勤電車であれこれ考えました。プラネタリウム行きたくありました。
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『本屋大賞』第2回2005年4位
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2010/07/05 同時収録の「アーリオ・オーリオ」が好き。表題作、追い詰められてどうしようもない男たちのコメディー連作集、ではない。高校の成績がよいと書いてあるのに大学には二浪し、小説家目指していま無職の男をどうしてもいいと思えない。作品が悪いのではなく。
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好き嫌いが分かれるかもしれないけど、あたしはすき。
こういう人を好きになってしまう気持ち、離れられない気持ち、わかってしまうから。
ばかだな、っていいよねって思ってしまうから。ばかだねー。
アーリオオーリオは、普通かなぁ。 -
何度となく、読み返してます(;o;)好きとかそうじゃないとか、付き合うとかそうでないとか、関係なしに、互いを想って求めあう、不思議なバランスにうっとり。ささやかに、静かに、優しく大切に、誰かに恋したくなる話です。
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こんなに誰かを想えるなんて素敵なことなのかもしれない。
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一人の男性を10年以上想い続ける話。同時収録のプラネタリウムの話の方が好きだ。オンナノコは、オジサンにもしかしたら淡い恋慕を抱いていたのかも知れない。そうだと良いな。(メモ=09.08.24)
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たしかに、これは現代の純愛小説かもしれない。
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何度か読んでるけど、やっぱりこの絶妙な距離感はなかなか出せないとおもう。慎ましやかでかわいらしくて、なのにある意味どこまでも大人らしい。
内容ももちろんだけど、小説の書き方としてもとても参考になる傑作短編集。
とりあえず表題作の『袋小路の男』(川端賞)だけでも読んでみるといい。
『小田切孝の言い分』はその続編みたいな。あわせて読んでも二時間かからない。
あと、最後の「アーリオオーリオ」は全く別の話しで、感触も併録の二作とはちがうのだけど、とてもよかったです。
いい読書体験でした。 -
表題作が一番いいが、袋小路の男の視点からの作品もなかなか。
もう1作はあんまり、かな。