ぼくには数字が風景に見える

著者 : ダニエル・タメット 古屋美登里

• 講談社 (2007年6月13日発売)

感想・レビュー・書評

[kzm1さんの感想 · 2013年12月15日]

ただ純粋で、シンプルで、とても美しい本でした。

[armlongさんの感想 · 2013年11月7日]

いわれてみればそんな気が…

[年下攻め侍ももかさんの感想 · 2013年8月18日]

幸せな本だなあ、というのが読み終えて一番に感じたことでした。生まれてからの半生の記録で、前半はその過程で障害のためにつらかったこと、難しかったこと、悲しかったことなどがぎゅっと詰まっています。でもその苦しさが周りの人に支えられ、家を離れて成長し、徐々に生きる力になっていくのがとてもよく伝わってきました。どんどん自分を外に開いていって自信を得て、今が幸福だからこそ書かれた本じゃないかなあと思いました。
私は数学どころか算数がおそろしく苦手で、ちょくちょく出てくる計算はまるでわからなかったんですが、それでも共感覚による数字の風景はすてきなんだろうなあと表紙を眺めました。
数字にも色や質感がある。見えない、苦手な存在の数学がすこーしロマンなめのに思えました。内面的なおはなしが興味深かったです。

[金城学院大学図書館さんの感想 · 2013年7月23日]

サヴァン症候群でアスペルガー症候群の著者がみている共感覚の世界と対人的な感覚が興味深いです。

【紙の本】金城学院大学図書館の検索はこちら↓
https://opc.kinjo-u.ac.jp/

[meltyさんの感想 · 2013年4月18日]

幼い頃から"客観的には"変わった子供だったダニエル。それは彼がアスペルガー症候群であり、共感覚を持ち、そしてサヴァン症候群であるからだが、それが判明するのは・・・の時である。共感覚でサヴァン症候群の目がどんなものを見ていたか、脳はどう考えていたのか。驚異的な記憶力を持つ彼が、一般的な人にも分かりやすく自分の半生を記した本がこれだ。
彼は数字の一つ一つに、大きさを、色を、風景を感じる。それが彼の共感覚であり、彼にとって、円周率はとても美しい風景の連続である。サヴァン症候群とは精神障害の一種で、通常の社会的生活を送るのは難しい人が多いが、そのかわりごく一部の分野において驚異的な能力を発揮する。『レインマン』のモデルになったキム・ピークは読んだ本をほぼ一字一句違えずに覚えることができる。著者のダニエルは、数字と言語においてその驚異的な能力を発揮する事ができるサヴァン症候群である。適切な教材と環境さえあれば、全く関わりのない言語も、わずか1週間でテレビのインタビューを受けられる程度まで修得することができる。
ぜひ購入したい。
それにしても『天才が語る』にも言えることだが訳が素晴らしい。
また題名と装丁が本によく似合ってる。

[ちゃびぞうさんの感想 · 2013年3月24日]

円周率ギネス記録をとったダニエルの回顧録。生い立ちから現在まで。アスペルガーでサヴァンで共感覚の持ち主。
じぶんの出来ること出来ないことを、これだけ把握できていることが、とてもすごいことにおもう。

[cladegifanさんの感想 · 2013年3月7日]

４

[aomushikunさんの感想 · 2013年3月5日]

ＢｏｏｋＯｆｆで売られているのを見つけて、タイトルが気になったので読んでみました。読むとなぜか勉強したくなる。

[otobacoさんの感想 · 2013年2月17日]

○○症の事は良くわからない。
何の予備知識もなく、タイトルに惹かれこの本を手に取った私には、ただただ前向きに自分の欠点…つか、まぁ自分のこれではいかんと思っている点を、ってそれは欠点か…を克服し、一歩ずつ未来を切り開く、ちょいとナーヴァスな青年、の自伝、だった。
もっと”風景”の事を書いて欲しかったなぁ。
もっと彼独自の世界を知りたかったなぁ。
単なる成功物語、に終わりそうな終わり方、がちょっと残念。
でも、がっつがつ読んだ。

[創作集団こるびたるさんの感想 · 2013年1月25日]

（後で書きます）

著者プロフィール

作家、言語学者、教師。1979年、ロンドンに生まれる。9人きょうだいのいちばん上として育つ。2004年、円周率の暗唱でヨーロッパ記録を樹立。それをきっかけに制作されたTVドキュメンタリー「ブレインマン」は40ヵ国以上で放映され、大きな話題を呼んだ。自伝 Born on a Blue Day は世界中でベストセラーとなった。日本でも『ぼくには数字が風景に見える』（講談社）として出版されて、好評を博す。その他、邦訳書には『天才が語る サヴァン、アスペルガー、共感覚の世界』（講談社）がある。現在は、自身のウェブサイトOptimnem で、外国語学習プログラムを展開している。パリに暮らしている。

「2014年 『ぼくと数字のふしぎな世界』 で使われていた紹介文から引用しています。」