- Amazon.co.jp ・本 (162ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062156646
感想・レビュー・書評
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高校生になったばかりの、どこにでもいる、あまり活発的ではない少年。不良に見えるけど、根は優しい少年。イジメに遭い相談室にいる少年の3人がひょんな事から、園芸部員になってしまった。花の成長と共に友情を深め、団結していく様子が活き活きと書かれており、穏やかな気持ちになれる1冊。
ええと。同級生って良いねぇ、と。仲間って良いねぇ、と、しみじみ思いました。 -
★★★★☆
冒頭では、いまいちパワーを感じられない主人公でしたが、なりゆきで園芸部に入部し、新しい友達と不器用ながらも花を育てるようになってから、とても魅力的に変身していきました。
やんちゃに見えて実は普通の男の子、とっても頑固な相談室通いの男の子、それぞれの心情もサラリと描かれています。
(まっきー)
さくさく適当に生きてきたおれ。
高校生活が始まって、ヤンキーな大和田、箱をかぶって登校するフシギ頑固な庄司と、ヒョンなことから園芸部に入部することに。
不器用なおれたちの世話でも、植物は小さな芽をまっすぐに伸ばしていく。
(まっきー) -
BB可愛い
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やっぱり何か生き物を育てるってのは良いですよね、特に植物は結果が目に見えて分かりやすいし。他者を思いやれる、こういう心優しい少年たちが増えるといいのになぁと思います。ジュブナイルなんですかね、ちょっと物足りない感じだったんですが…シリーズ化してくれると嬉しいな^^ ☆3.5
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高校に入学したばかりの僕が出会ったのは、丸刈り眉なしの同級生・大和田と、段ボールをかぶって相談室に登校する庄司と、校舎の裏の植物たちだった。
少年3人の成長する姿が、いきいきと生長する花たちとかさなって、爽やかなお話でした。 -
こういうストーリーは、男子にしかつむぎ出せない。
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「コップ一杯の水をかけた草がしゃんとなった」それを目の当たりにしたふつ~の高1の少年篠崎と眉剃りヤンキー上がりの大和田が、校舎裏のうらぶれた園芸部の庭を再生する。そこに加わるのが「2Lペットボトル6本用の箱」を被った箱男の庄司。彼は出来杉風の顔をかつていじめの原因にされ不登校を装い特別登校をしている。こんなキャラのたった設定、面白くないわけない。初魚住作品を楽しみました。
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「男子高校生」と「園芸」という組み合わせが面白い。
でも、ページ数が決められていたのか、話の展開が早過ぎるし、内容が軽くなり過ぎて、面白さが半減したように思う。もうちょっと読み応えのある構成にして欲しかったな。
個人的に、内容的には好きなので★4つ。 -
段ボール箱をかぶって学校に来る庄司、いわゆる保健室登校だけど、スジがしっかり入っていて、弱そうに見えてしなやかに強い。