峠うどん物語(上)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (274ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062169974

感想・レビュー・書評

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  • 2015/1/21 読了。
    斎場の向かいにある「峠うどん」といううどん屋さんを舞台にした話。
    この店を営む、おじいさん、おばあさんが言う事が、ずしんとくる。面白い作品。下巻も楽しみ。

  • 2014/11 読了(2014-026)

  • 淑子

  • 最初の話から元気が出る。かけうどんにたまごを入れたら何か元気がでる。ただのうどんではない。たまごを出してきたおばあちゃん、うどんしか打てない頑固な職人のおじいさん、その孫の淑子。それぞれの人情があってのうどんの味なのだ。友だちの親が亡くなった時、峠うどんを食べたくなった時だった気がする。

  • コメントは下巻にまとめて

  • 葬儀場のそばにたつうどん屋さんの物語。
    主人公の中学生の女の子がとても良い。
    気負ったところもないし
    自然体で交わされる会話に温かみが感じられて
    彼女を取り巻く環境にほっこりさせられる。ほのぼのとしたホームドラマをみているかのようだった。

    スポット的に命の重みを感じさせるチョッピリ説教臭いじーんとしたお話が入ってくるあたりのさじ加減がとても絶妙。
    下巻も楽しみ♪

  • 『峠うどん物語・上』
    -重松清-



    市営斎場前にある峠うどん。
    そこを営むおじいちゃんおばちゃんそして孫のよっちゃんによる物語。

    短編で読みやすかったけど、いつもの重松作品のようにぐっとくるものがなかった。
    人の生死を織り込んでいる時の重松さんはこんなんじゃないはずなのに。

    不良だった生徒が親の跡を継いでお坊さんになり昔の恩師の導師をすることになった「おくる言葉」
    市営斎場で霊柩車の運転をしているトクさんが別れた奥さんを運ぶ「トクさんの花道」
    この2つは泣けた。

    下に続く。

  • 葬儀場の前にあるうどん屋さんの物語。通夜で泣けるか。どれだけ親しい人だったかで違うけど、誰かの死に泣けないのも悲しいんだよね。

  • 内容紹介
    市営斎場の前に建つ、一軒のうどん屋、『峠うどん』。
    暖簾をくぐるのは、命の旅立ちを見届けたひとたち――。

    『峠うどん』のお手伝いが、わたしは好きだ。どこが。どんなふうに。
    自分でも知りたいから、こんなに必死に、汗だくになってバス停まで走ってい るのだ。(上巻より)

    空襲から、まだ十数年しかたっていないのに。一面の焼け野原からせっかくみ んなでがんばって復興したのに、今度は一面の海になってしまって、やり直し……。それでも、ひとびとはくじ けなかった。(下巻より)

    【上巻 あらすじ】
    中学二年生のよっちゃんは、祖父母が営むうどん屋『峠うどん』を手伝っていた。
    『峠うどん』のお手伝いが、わたしは好きだ。どこが。どんなふうに。自分でも知りたいから、こんなに必死に、汗だくになってバス停まで走っているのだ。
    おじいちゃん、おばあちゃん、お父さん、お母さん。そして『峠うどん』の暖簾(のれん)をくぐるたくさんの人たちが教えてくれる、命についてのこと――。

  • 2014.7.4読了、下巻へ
    トクさんに涙…(図書館)

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著者プロフィール

重松清
1963年岡山県生まれ。早稲田大学教育学部卒業。91年『ビフォア・ラン』でデビュー。99年『ナイフ』で坪田譲治文学賞、『エイジ』で山本周五郎賞、2001年『ビタミンF』で直木三十五賞、10年『十字架』で吉川英治文学賞を受賞。著書に『流星ワゴン』『疾走』『その日のまえに』『カシオペアの丘で』『とんび』『ステップ』『きみ去りしのち』『峠うどん物語』など多数。

「2023年 『カモナマイハウス』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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