- Amazon.co.jp ・本 (266ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062191852
感想・レビュー・書評
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鎌倉で限りなくひっそりと営業する純喫茶の極度な人見知りバリスタが,四季の事件を安楽椅子探偵する。
表紙や設定が悪ノリ感あったが,中身はなかなかの本格ミステリ。
さらに驚きの仕掛けが。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
見事に表紙に騙されましたが、何か。
読み切って、結構面白かったと思ってしまったのがなんか悔しい。
登場人物がことごとくエキセントリックで破天荒なのだが、慣れてしまう自分が嫌だ。
とりあえず言うことはひとつ。
私は最終話を喫茶店で読んでしまいましたー! -
相変わらず、軽い語り口ですね。
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登録番号:11534 分類番号:913.6ヒ
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複雑なトリックって訳ではないんですけど、東川さんの作品はコメディ要素が強いので安心して読めます。
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意外なことに、まだ本格を忘れてなかった。
3話目まではいわゆる昔ながらの正統派ミステリ。最終話は(あんまり言うとネタバレになるから控えるけど)、いろんな部分でめちゃくちゃ仕掛けが多くて気が利いてる。
衰えたのはむしろユーモアのキレではないか、という気がしている。 -
安楽椅子さんのキャラが良い!
他に出てくる登場人物もツッコミが鋭いし、いい味出してる。
東川さんならではの、アクの強くて憎めない人たちが描かれていて楽しく読めた。
なんとなく、表紙が今流行りのタッチで、そこら辺の本とは違うのに一緒のように見えてしまうのが勿体無いように思えた。 -
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古都・鎌倉でひっそりと営業する古民家風喫茶「一服堂」。エプロンドレス姿の美人店主は、恥ずかしがり屋で人見知り。しかし、事件となるとガラリと人が変わってしまう。動機には一切興味がない安楽椅子型の名探偵が「春」「夏」「秋」「冬」の4つの事件を鮮やかに解く、連作シリーズ!
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安楽椅子と書いて、「あんらくよりこ」と読む。純喫茶「一服堂」の店主にして、安楽椅子探偵である。個人的には、客の話す猟奇殺人の内容を聞き、突如スイッチが入るときに、カップやグラスを叩き割るのは、いささかいただけない気がするが、そのギャップにやられる人もいるのかもしれない。常連客が連れてきた新しい客が常連になったりして、季節ごとの連作になっているのだが、仕掛けがさまざま配されていて工夫されている印象ではある。すでにあるこの手の物語のテイストを少しずつ寄せ集めた感がなくはないが、そこそこ愉しめる一冊ではあった。 -
安楽椅子探偵こと、安楽椅子(あんらくよりこ)が事件の話を聞いただけで解決して行く4本仕立てのストーリー。
『タレーラン』とわりと近い作風。
ただ、違うのは、喫茶店のマスターであるよりこさんの癖のあるキャラクター。
極度の人見知りかと思いきや、他人のおかしな推理を聞いた途端に入る名探偵スイッチ。
それも、自分のコーヒーを馬鹿にする比喩はなかなか。
村崎蓮司という放談社の記者といい、東川テーマパークが全面に出ている作品。
コメディミステリーの要素満載で、春夏秋冬が過ぎて行く1冊の本の中で、年月も何十年と過ぎ去っている手の混みよう。
東川氏はきっと最終話が一番書きたかったんじゃないかと思えてならない。笑 -
「謎解きはディナーの後で」が、テレビ化したけど、、、、
この小説も、ユーモア的ミステリーなのかと思いきや、猟奇的事件が、四季ごとに描かれている。
鎌倉のコーヒー 一服堂店主の人見知りな安楽椅子!
安楽椅子で、「アンラクヨリコ」と、読ませるのも凄いが、キャラクターが又、滑稽過ぎる。
人見知りで、引っ込み思案なヨリコさんはコーヒーの味は今一つの割に、推理をすれば、一級品の設定。
ありえない構想が、面白いのだろう。
この本の表紙も、純喫茶の割に、右上には、辛口の酒の瓶が見えるし、ボトルキープの様な札も見える。そして、エプロン姿のヨリコさんは、右手で盆を持ち、左手で、ミルク?を注いでいる。
普通だったら、左手で盆を持つだろう。
それに裏表紙に、本の上にコーカップを置くなんて、コーヒーを、愛好するものだったら、あり得ない!
表紙を開けると、黒電話が、置かれているが、黒電話を、客側のカウンターに向けてあるのもおかしい。
黒電話を使用すようなことが無くなって来たけど、、、、普通は、このようなレトロな店にあるのは、ピンク電話であって、黒電話は、店の中に置くものである。
表紙だけでも矛盾点が、まだまだある。
小説の方は、机上の空論的な所が、沢山あるけど、実際の描写として受け取らないでおこうと、思った。
余りに、現実離れしている話に、表紙と同じような漫画的な表現と、思って読んでしまった。