- Amazon.co.jp ・本 (482ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062207133
感想・レビュー・書評
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鏡と進化の考察が興味深い。細かい伏線までキレーに回収されて気持ち良い!
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佐藤究作品を連続して読んでるけど、またもや斬新極まる物語!
このリアリティとスピード感が魅力だな。文章が過去形じゃないからか、ノンストップパニック映画を観てるかのよう。
類人猿とヒトの進化の違いなどの学術的要素が強いので、意外と恐怖は感じない。大丈夫、怖くないよ。
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霊長類研究、暴動発生。先が読めない展開にひきこまれました。
面白かったけど専門的な部分が難しく理解が追いつかなかったのが残念です。 -
洋書のような壮大なスケールで展開する。良作。
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つまらないわけじゃない。あの分厚い本を全部読了したし。しかしどこかとっちらかった印象。グロなの⁇哲学?京都の歴史?はたまたNASA?とりあえず筆者だけのジャンルが構築されようとしてる進化の途中なのかもしれない
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お盆も終わっちゃったね
ってな事で、佐藤究の『Ank : a mirroring ape』
京都にチンパンジーの生態と知能についての研究所としてKMWP(京都ムーンウォッチャーズ・プロジェクト)をシンガポールの大富豪として投資家、起業家でもあるダニエル・キュイが1000億円を投じて建設。
そのKMWPのトップに研究者としてはまだ無名の鈴木望がキュイによって任命される。
またKMWPには世界の名だたる研究者達がヘッドハンティングされ集まり日夜、チンパンジーの研究に明け暮れているところへ、南スーダンで密猟で捕らえられたジュバCとコードネームを付けられ後にAnk アンクと名付けられるチンパンジーがやって来る。
その後にKyoto riot 京都暴動と言われる謎の殺戮暴動が京都の一部地域から段々と広がって行く……
と、内容はここまで(笑)
これはオモロい!
今のコロナ禍に近い物が感じられる様な話で、フィクションじゃなくて現実に起こり得る可能性も有るんじゃ無いかと不安になります
ノイズキャンセリングヘッドフォンを買わないと(笑)
AI、言語、鏡、DNA、A(アデニン)、T(チミン)、C(シトシン)、G(グアニン)、StSat、サブターミナルサテライト反復、8分19秒、パルクール……
難しい感じのキーワードが多いけど、きちんと説明してるのでわかりやすく、物語も時系列が過去や未来へ行ったり来たりなんで、そこが繋ぎ合うとなるほどと更に面白くなる♪
実はこの本2年位前にも借りたけど時間が無くて読めず、今年頭位に再度借りたけどまた時間が無くて読めず、そしてこのタイミングで読めたのが良かった
そんな感じのコロナ禍だからこそ今読むのがオススメな内容じゃね。
2020年47冊目 -
時系列が前後しながらもジェットコースターのようにストーリーが展開していく。合間に挟まれる監視カメラの無機質とも言える描写が不気味なリアリティを醸し出す。しつこいくらいの残酷で痛々しいグロ描写や理解しづらい箇所などもあるが、とてもおもしろかった。個人的にはテスカトリポカより好き。