密室殺人ゲーム王手飛車取り (講談社文庫)

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  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (544ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062765497

感想・レビュー・書評

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  • 歌野先生の作品は2作目です。気持ちの良いどんでん返しでした。続編も気になりますね。

  • 歌野晶午らしい作品。
    どんでん返し方も歌野晶午やなあ〜て感じ。
    完全にトリックを重視した作品なので、中身があるかと言われれば無いです笑
    最初のaxeの事件が1番好きかも。途中からややだれます。
    短編集にちょこちょこ繋がりがあるみたいな感じでした。
    ラストは終わらせて欲しかったなあ。

  • 頭狂人の性別、コロンボの正体、教授の正体にはびっくり!
    ラストの結果が解らない、というのは演出なのか。女かトラか、的な。
    それとも次巻にそのまま続くのか。
    殺人クイズの部分はちょっとダレるけど、あの部分がないとラストや、正体の驚きには繋がらないし難しいところですねw

  • 面白かった!
    口調が好みすぎたから勝手にイケメンで想像してたaxeが中年ハゲおじだったけど私は元気です。

    ごめんなさい、無理です。信じられるのはザンギャ君だけだよ。君ほんとそのままだね。

    だって、一人称ワタクシで慇懃な口調な割に子供っぽいところもあるカッコつけしゃらくさ紳士とかそんなの興奮しますやんか。無精ヒゲの時点でちょっと嫌な予感はしてたけど。

    博士と頭狂人仲良しカワイイ〜と思ってたので、そこが女子二人だったのは「やったね」と思った。
    axeとザンギャ君の犬猿の仲カワイイ〜と思ってたので、片方が中年ハゲおじだったのは「やれやれ」と思った。

    彼らが女子の可能性もあるよな〜と(今年すでに他の叙述トリック作品にやられたので)思ったり、この鶴巻くんって人なんだか怪しいな〜とか思ってたので、それほどおったまげはしなかった。
    でもコロンボくんの正体にはびっくりした。

    なんにせよ、口調と一人称の差だけでロクに顔はおろか個人情報も出ないようなキャラたちを書き分けた作者にお疲れ様。
    続きもあるそうなのでチェックしたい。

  • 読んだ!タイトルが好きすぎる
    最初はあまり面白くないと感じてたけど段々主人公に愛着が湧いてきて面白くなってきた!最後ここで終わるのは無くない??にはなった.
    ところで何とは言わないけど麻耶雄嵩のそれと少し似てるなぁと思ってしまった.あと、〇〇〇〇〇〇〇〇殺人事件が如何に間延びしていたかがよく分かった笑(同レベルのトリックの小話が20ページくらいで終わっているので)

    関係ないけど、某が言っている「ジブン」という呼びかけに不穏な空気をかなり感じた.怖いオタク界隈の解像度が高い...

  • webで知らないモノ同士が知らずに関係者を殺害してしまったという流れ。多分そこがメインだがそこから面白くなってくるのにそのまま終了。序盤の推理ゲームは微妙に退屈さはあるし可もなく不可もない作品

  • 倫理観のない会話がある意味おもしろい、ユーモアってことかな?文は読みやすくて良き!
    読んでてここ驚かせたいポイントだろうなってことがあったけど、驚かなかった。
    トリックも隙が多く、個人的に普通作でした。

  • 最後はおもしろかった〜

    なかなか読み疲れる…

    体力のある時に読むべし★

  • めちゃくちゃおもしろかった。
    伏線回収というか、真相が二重にも三重にも隠されている作品の最高傑作だと思う。

    最後にオチをつけずに次回作に続く感じになってたのだけ、ちょっとモヤモヤ。続編ありきで出版したのかなと思ったので、2作目もすぐ買いに行く笑

    歌野さんの作品を読むと先入観って恐ろしいなと毎度思わされる。
    勝手に読者が勘違いして騙されていく作品が多いような気がしていて、伏線を張られているわけではないのに、伏線が回収されていくような感覚になって読み返したくなる。
    こんなに小説にハマったのは久しぶり。

  • 昔読んだ作品。

    この本は、とある5人の人間達がビデオ通話をしながら、事件の謎を解決していくお話です。
    しかし解決していく事件は、どれも実際にあった事件、というよりも、5人のうち1人が起こした殺人事件。
    その事件を起こした犯人が出題者となり、残りの4人が事件の謎を解いていくお話です。

    このお話は、普通のミステリー小説とな少し違い、あらかじめ犯人がわかった上で、密室やアリバイを崩していく、推理物語です。
    あらかじめ犯人を知っているなら、あまり面白そうに感じないかもしれませんが、密室もアリバイもかなり考えられていて、犯人を事前に知っているからといって面白くないわけではないのです。
    むしろ、犯人も犯人として話しているので、犯人からのヒントが聞けたりもし、読み進めつつ、自分でも謎を解き進めることができます。
    そしてこのお話で、主人公が犯人になるばんがきて、殺人を犯すのですが、その殺した相手が実の兄。
    そしてその実の兄は、実はビデオ通話で推理ごっこをしていた5人のうちの1人でした。
    そのことに気付いた主人公は狂い、更に過激な殺人ゲーム、ではなく、自分の命をかけたデスゲームを始めようとしてしまうのです。
    そして、ここら辺で5人の人間達の素顔がわかったり、序盤の伏線を回収したりなど、後半にかけてより面白くなっていきます。5人の掛け合いもクスッと笑えるような場面も多く、緩急があり面白いです。
    またこの本は、何冊かシリーズで出ており、1冊目で500ページ以上あるので、長く楽しめるので、気になる方は是非読んでみてください。

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著者プロフィール

1988年『長い家の殺人』でデビュー。2004年『葉桜の季節に君を想うということ』で第57回推理作家協会賞、第4回本格ミステリ大賞をダブル受賞。2010年『密室殺人ゲーム2.0』で第10回本格ミステリ大賞をふたたび受賞。

「2022年 『首切り島の一夜』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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