密室殺人ゲーム王手飛車取り (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 3956
感想 : 378
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  • Amazon.co.jp ・本 (544ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062765497

感想・レビュー・書評

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  • トリックのみに特化したミステリー 
    やられた感はあるが文体 口語調が読み辛い

  • 実際に起こった殺人を狂人達が推理し合う、それだけなら短編集になってしまうようだがその裏に・・・

    ゲーム感覚で殺人を行う方々だけあって非常に癖が強い、度を越えた厭世的、享楽的な登場人物の言動に不快感を示す人は多いかもしれない。歌野氏の作品はあまり人には薦められないかな。
    一方、その特異な舞台と語られるトリックはなかなか出会えない大胆さを持ち、読んで然るべきといった感じです。

  •  様々なミステリーを読み進め、より衝撃的で、当時ハマっていた完全犯罪を題材にした作品を探していた所、この作品に出会った。
    僕の最初の感想は、歌野 晶午の頭の中はどうなっているのか。というものだ。
    今作以外にもサイコパスの様な、異質な、狂気的な犯人のミステリーは読んだ事があるが、今作はそれぞれの殺人者がネット上で実際に人を殺し、そのトリックを検証しあうという、作中に人間の体温を一切感じない、まるでゲームの様な、冷酷な作品だ。(イヤミスとも味が違う)
    ミステリー好きならなら完全犯罪について考えるだろうし、題材としてアイディアを(実行はしないが(笑))少なからず持っているだろうが、これだけ多種多様な事件を羅列してしまうと一見幼稚な印象になってしまいがちっが、決して馬鹿馬鹿しいものではなくそれぞれミステリーとして楽しめるものを提供している。
     締め方も上手く、まさかこの後続編が出るとは当時全く思っても見なかった。

  • 悪くはないけれど、わざとミスリードするような会話が延々と続くのは少し辛かった。
    終わり方もイマイチ。もう少し。

  • 自分の起こした殺人事件を推理ゲームとして披露しあう、狂気に満ちた5人組。

    やることが全体的にぶっ飛んでて、全体的に再現できそうで、できなそうな絶妙な犯行。
    ただ、躊躇なく殺人できるのはやっぱりぶっ飛んでるな。

    ハンドルネームで呼び合ったり、見た目で呼んだりと誰が誰なのかイマイチイメージしづらかった。
    ☆3.3

  • えー!?面白かった!賛否両論あるよう?だけどこの結末は大好き。

    頭狂人の独白が章ごとに挟まるので頭狂人が殺したのは兄では?までは予想できたけど妹=頭狂人だとは想像できなくて、兄もチャットに参加していたというのは最高のびっくり展開。
    それぞれの事件がテンポ良く解決されていくのも楽しかったし、いろんな伏線が生きてくるのも凄くやられた感があって良い。うーん、すごくいい!続編も読みます。

  • 「現実の殺人を行う探偵ゲーム」と設定はぶっ飛んでいるけど、一つ一つの謎解きは予測可能な範囲かなぁ。まぁ、最後の殺人の被害者は予想外だったけど。
    最後、素顔をさらしてオフラインで会う部分の展開がちょっと雑な印象がある上に尻切れトンボのまま「To be Continued」で締めている。次作で回収するのかもしれんから、とりあえず次作も読まないとだな。

  • 「俺には難しい」

    主人公などの人の名前が覚えにくい、
    謎があきらかになってもなんか納得感ない、腑に落ちない感じ。

  • 最後の結末がまあまあ

  • 密室殺人ゲーム王手飛車取り (講談社文庫)
    著作者:歌野昌午
    発行者:講談社
    タイムライン
    http://booklog.jp/timeline/users/collabo39698
    facecollabo home Booklog
    https://facecollabo.jimdofree.com/
    ミステリー好きを唸らせるトリック満載エンタメ。

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著者プロフィール

1988年『長い家の殺人』でデビュー。2004年『葉桜の季節に君を想うということ』で第57回推理作家協会賞、第4回本格ミステリ大賞をダブル受賞。2010年『密室殺人ゲーム2.0』で第10回本格ミステリ大賞をふたたび受賞。

「2022年 『首切り島の一夜』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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