すべての疲労は脳が原因 1 (集英社新書)

著者 :
  • 集英社
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感想 : 86
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087208290

感想・レビュー・書評

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  • 私にとっては新しい知見が得られ、有用な書籍であった。

  • 24時間365日休まず機能している自立神経の負荷を軽減させるという点については納得。
    自立神経に不調を来すと、本当に体の至る所が悪循環に陥るので、質の良い睡眠を心掛けたいと思う。

    しかし、後半の論調はいただけなかった。

    疲労回復に効くと言われている成分(ポリフェノールなど)は水溶性なので体に残らないため効果が期待できない、と書いた数ページ後には、疲労回復に効くと著者が推奨する成分も水溶性である事を書いている。

    また同じように、疲労回復に効くと言われている成分は統計的に有意とは言えないと断じるのに、疲労回復に効くと著者が推奨する成分には、統計的に有意性はなかったが良い効果が期待できる、と、どうも作為的な誘導を感じる。

    ベースは産学共同研究の結果なので、自分たちの成果をビジネスに結び付けないといけないプレッシャーがあったのかもしれない。

  • くたくただと思っても、実は体はたいしてつかれていなく、自律神経を使いすぎ、脳が疲れているということを書いている本。

    なんとなく自分は実感できる。

    良い睡眠をとることが大事とのことで、
    サプリとしてイミダペプチドのことが絶賛されていたが、試してみる価値があるか否か、迷い中。。。。

  • 文字通り、疲労の原因は脳が大部分を占めているということを説いた一冊。

    自律神経が弱く疲労を感じやすい自分にとってはとても勉強になった。

  • 脳を休める方法がわかる

  • 興味深い内容だし読みやすいのだが情報としてはAmazon.co.jpのレビュー以上のことは書かれてないし、(新書だから仕方ないという向きもあるが)参考文献の扱いも、国内の発表のものが多い気がするし、稚拙な印象を受ける。例えばあとがきの「大阪市立大学大学院医学部」という所属情報も不正確では?(医学系はこれが普通なの?研究科では、、?)と思ってしまう。

  • 運動時に最も疲れるのは筋肉ではなく脳である、というエビデンスが新鮮だった。

    飽きる、疲れる、眠くなる、のシグナルを無視していると次には「視野が狭くなる」がやってくるとのこと。
    車の運転でこれらは相当怖いですね。

    例えば3時間ぶっ通して運転して15分休むより、1時間運転して5分の休憩を3回繰り返すなど、
    こまめに休憩をとりながら運転する方が同じ休憩時間でぶっ通して運転するよりも疲労の回復は早いそうなので、気をつけようと思いました。


    一方で、脳疲労を予防しよう、という観点で
    ・ランナーズハイは危険
    ・休日に1、2泊で温泉旅行は疲労のもと
    →温泉に浸かるなら38〜40度の少しぬるめのお湯に10分以内を目安に半身浴、旅程には余裕を持って

    などという提言は、確かにそれは正しいんだろうけど、じゃあ脳疲労をなくすためにマラソン走っちゃいけないのか、熱いお湯にどっぷり浸かっちゃいけないのか、ということになってきて、人生のクオリティオブライフの中で何を優先するかは難しいと感じました。

    知識を適度に知りつつ、有効活用しつつ、生きたいようにやりたいように、楽しい毎日を送りたいものです。

  • 疲労因子FFと疲労回復因子FRの関係がわかって興味深かった。
    疲労を感じると疲労回復因子FFが働き始めるわけだが、普段、あまり疲れることや体を動かすことをしていない人は、突然に大きな疲労を感じてもうまく疲労回復因子FRが働いていくれずに疲労が一気に蓄積され健康リスクが高まるというもの。
    睡眠時間との関係性もこの因子にあり、個人差があることを学んだ。

  • 参考になった。
    十分睡眠を取ることしか、疲労は回復出来ない。
    飽きたら一旦止める。疲れたら休む。続けてやらない。
    休日は、自宅でゆっくり。ソファで横になる。
    鳩の胸肉を食べる。
    急にやれ慣れない運動、仕事をしない。

  • 自律神経が問題とは。
    目の疲労も、もともと交感神経が優位の時は遠くを見るように、副交換神経が優位の時は近くを見るように人間は出来ているのに、デスクワークはその逆で交感神経優位の時に近くを長時間見るから、それは疲れるよ…。

    質の良い睡眠には、こってり夕食を避け、就寝3時間前には食べ終わること。カフェイン含むコーヒーお茶コーラやチョコなども夜は避ける…ってこれ、うちの問題ある人全てやってるし。どうしたもんかな。

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著者プロフィール

梶本修身(東京疲労・睡眠クリニック院長)

「2022年 『医師が教える 疲れとりごはん』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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