ヘヴンリー・ブルー (集英社文庫)

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  • 集英社
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感想 : 96
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087463910

感想・レビュー・書評

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  • ずーーっとシリーズ読んできたけど、正直なところ、このヘヴンリーブルーは、特に必要なものだったのか???
    天使の卵、天使の梯子までは、視点が違って面白かった。
    この本は、まぁ振り返るだけで読んだ後も、なんかあれ?もう終わり??みたいに感じた

  • 厳しい見方かもしれないが、読了後の感慨はあまりない。
    前2作を改めて思い出すと言う意味では良いかも。
    後半の日記はほとんど読んでいません。
    本書と映画のメイキングですので、あえて読む必要は無いと判断しました。

  • 内容(「BOOK」データベースより)
    19歳の歩太と27歳の春妃のせつなく激しい恋を描いた『天使の卵』から12年。そして『天使の梯子』から2年。29歳の妹・夏姫が回想するエモーショナルな懺悔。哀しくて、エロティックな青春の詩。

    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

    ...え?
    この作品...どうして...?

    ...必要、あるの?(笑

    『天使の卵』から12年。そして『天使の梯子』から2年。
    29歳の妹・夏姫が回想するエモーショナルな懺悔。

    ほぼほぼ、「天使の梯子」焼き直し、でしかなかった...

    哀しくて、エロティックな青春の詩?
    どこらへんが哀しくて、どこらへんがエロティックだったんだろう(苦笑

    もう少しストーリー性あるかと思った...
    ぜんぜんないよ。ぜんぜんだよ(笑

    「天使の梯子」が「卵」に比べてよかっただけに
    (謎は感じられなかったし隠し方があざとくて嫌だったけど)
    むしろない方がよかったのでは、と思ってしまう...

    なんか書かなきゃいけないけど書くことないし
    新しいストーリーも浮かばないし
    あ、そうだ、「卵」映画やるからちょっと書いてよ!
    と言われて無理やり書いたみたいな...

    そしてあまりに内容が薄すぎたので
    当時の自分日記なんか載せちゃったり...

    とは言え、夏姫の目線からの姉と元彼への気持ちは
    かなーりどろどろしてて人間的でよかった。

    ただ夏姫から見たお姉さんってすごーく影が薄く感じる...
    なんでだろう。
    「頼りにしてる大好きな姉」な割には、春妃の表情が見えてこないと言うか...

    でも彼女はやっぱり歩太くんが好きだったんだなぁ。
    「梯子」でもなんだか無理してる感じしたし...
    そう言うとフルチン()がかわいそうではあるけど
    絶対そうでしょ、と思った気持が収まった(笑

    両方の作品を知らずに読むことはおススメしないけど、
    単独で読んだ人の感想も聞いてみたい気がする。

    意外とここから入っても面白いのかも...
    ってもう遅いけど(´・ω・`)

    そしてそれも踏まえてやっぱりDVD見たいなぁ、
    と思う今日この頃でした。まる。

  • 天使の卵、天使の梯子を読んでから
    随分経っていたので
    ざっくりとしたあらすじの様な感じで
    簡単に読めたけど、心に響かなかった
    「天使の梯子」って月がきれぎれの雲間に隠れて
    そこからさす光のことだと知りました
    いい言葉ですね。

  • #bookoff

  • 夏姫目線。
    『天使の卵』では、どうしても歩太と春妃に感情移入してしまうので夏姫のことは正直、明るいけど子供っぽい、気の強い子と思っていた。
    それはそうなんだろうけど、夏姫側から物語を追うと、大人になって回想する形を取っているからか、彼女もまた救われない人だったということがわかってすごく切ない。

    両方読むと、誰が悪いとか、どの選択が正しかったのかとか、ないような気がしてくる。
    でも10年経って、それぞれが過去をやっと乗り越えて、一歩踏み出すことができたのかな。

    あとがきの著者のブログが面白かった。作家の1日の過ごし方が垣間見れて。小説を書くだけじゃなく、宣伝やらインタビューやらで忙しそう。あと、すごい夜型の生活で驚いた。
    (20140511)

  • 傷ついた魂が柔らかな光に救われるまでを綴った物語。人を救うのは、やっぱり人なんだなと思いました。

  • 本編を読んでから時間が立ちすぎてなんのことを言ってるのかよく思い出せず…時系列もバラバラだから、何も知らないでこれだけ読むと本当に訳わからないだろうな。

    そしてこの本の本編は後編の日記なんだろうな。ただの日記が本になるってどうなんだろう、著名人だからこそ許されるってやつか

  • 前2作の総復習。

  • 『天使の卵』のアナザーストーリー。
    ……といっても、『天使の梯子』を読んでからの方がいいかなぁ、と思う。
    あとがき?にもあるように、この作品は『天使の卵』と『天使の梯子』が出版された後、その2作を合わせるような形で映画化され、それに合わせて出された作品。
    夏姫目線で一連の出来事が書かれているんだけど、本編のようにギッシリ物語が詰まっているわけではない。サラサラっと読めちゃう作品。

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著者プロフィール

村山由佳
1964年、東京都生まれ。立教大学卒。93年『天使の卵――エンジェルス・エッグ』で小説すばる新人賞を受賞しデビュー。2003年『星々の舟』で直木賞を受賞。09年『ダブル・ファンタジー』で中央公論文芸賞、島清恋愛文学賞、柴田錬三郎賞をトリプル受賞。『風よ あらしよ』で吉川英治文学賞受賞。著書多数。近著に『雪のなまえ』『星屑』がある。Twitter公式アカウント @yukamurayama710

「2022年 『ロマンチック・ポルノグラフィー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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