ヘヴンリー・ブルー (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
3.18
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本棚登録 : 1443
感想 : 96
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087463910

感想・レビュー・書評

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  • うーん、悪いけど、わざわざ書く意味があったのか?と思える一冊だった。「天使の卵」で歩太を自分の姉にとられた夏姫サイドから見た話。もうすでに、天使の卵や天使の梯子で夏姫の気持ちはだいたい分かっていたから、今更?って感じだった。「天使の卵」が映画化されるにあたって書かれたものなので、当たりを「狙った」ものなのだろうけれど、どうせならまた8年たったところとか、そういうので勝負してほしかったなあと残念な一冊。あまりにも薄いので、本編が終わった後、これを執筆中の作者の日記も半分くらい載せられていたけれど、別に作者の日常には特に興味がないし…。

  • 天使の卵と天使の梯子をもう一度読み直してから読めばよかったかな。

  • 「天使の卵」+「天使の梯子」の夏姫目線で描かれた作品。
    話自体は、目新しいことはないけれど…
    切なさが、ぐっとこみあげてくる作品。
    前述2作を読んでいる人は、あとがき代わりの村山さんの日記も合わせて読んで欲しいです☆


  • −未読−

  • 読み終わった日:2009.02.21

    感想:天使の卵・天使の梯子と続けて読んだので、
       そのままこの本にも突入。

       夏姫の独白のように書かれているのだけれど、
       回想で前作2編からの文がとても多くて物足りなかった。

       個人的には、天使の梯子で終っていてもよかったかも。

  • 天使の卵・天使の梯子の復習をしてるみたいに、思い出しながら読みました。
    本編より村山由佳の日記のほうがなんだか読み応えあったかも。(^▽^;)

  • あるいは私が千葉に住んでいると聞いて
    「千の葉っぱだね。これがほんとのミル・フィーユだ。」
    千葉が嫌いな私に、千葉を少し好きにさせてくれた本。

    そして、夏姫の気持ちが痛いくらいに分かって苦しかった。

  • これが、ダブル・ファンタジーとつながっていたとは。本文も良いけど、あとがきもいい。村山さんは、小さなところの考え方に共感できるから、やっぱり好きなんだな。

  • 「天使の卵」の続編?続編ではないか。アナザーサイドストーリー。
    「天使の卵」を読んだときは、まだ高校生だった、のかな。
    すごく印象的で、すきな小説の1つ。
    「天使の卵」のときは、歩太と春妃の立場で読んでいたので、
    夏姫を邪魔だとすら思ったけれど、今夏姫の立場でこの物語を読むと
    夏姫の心が痛いほど沁みた。
    (09/02/01)


  •  散文詩的。
     

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著者プロフィール

村山由佳
1964年、東京都生まれ。立教大学卒。93年『天使の卵――エンジェルス・エッグ』で小説すばる新人賞を受賞しデビュー。2003年『星々の舟』で直木賞を受賞。09年『ダブル・ファンタジー』で中央公論文芸賞、島清恋愛文学賞、柴田錬三郎賞をトリプル受賞。『風よ あらしよ』で吉川英治文学賞受賞。著書多数。近著に『雪のなまえ』『星屑』がある。Twitter公式アカウント @yukamurayama710

「2022年 『ロマンチック・ポルノグラフィー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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