ヘヴンリー・ブルー (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
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感想 : 96
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087463910

感想・レビュー・書評

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  • 天使の卵のアナザーストーリー。



    たしか、夏妃目線で書いた本だったと思う


    状況ごとの解説のような、短編集的な印象があった



    おもしろかったけれど、なんか淡白な感じもしたような気がしている

  • 8歳年上の姉、春妃が自分のボーイフレンドと恋に落ちた。精神科医として働く、美しく、優しい姉と、やっと両想いになった同級生の歩太くんが。「嘘つき!一生恨んでやるから!」。口をついて出た、取り返しのつかないあの言葉。あの日に戻りたい。あの日に戻れたら。お姉ちゃん、お姉ちゃん、私は・・・・・・。

    人は誰もが、人には言えない心の傷を抱えている。そしてそれは、なかなか癒えるものではない。後悔を抱えながら、痛みを抱えながら、それでも生きていかなければならない人の業を、深く考えさせられる思いがした。
    著者の特別エッセイは、とてもおもしろかった。さすがは作家、言葉の言い回しや文章構成がとても文学的で、飽きずに読めた。
    いろんな内容が盛りだくさんな一冊。

  • 村山由佳の名作であり代表作でもある「天使の卵」「天使の梯子」の番外編。

    夏妃視点から描かれているこの作品ですが
    これを読むと再度2作が読みたくなってくる。

    あとがきでも書かれていた通り、大人の女を
    初めてこの作品で描かれているようですが
    ものすごい引き込まれてしまいました。

    やっぱり、自分は村山由佳の作品が大好きです。

  • 文章がきれいで読みやすいし、
    天使の卵と梯子の裏側がわかったけど、
    読者が想像すればいい内容かな?
    という印象が強いです。

  • 天使の卵・天使の梯子の続編?というかアナザーーストーリー
    苦しくなるほど切ない話

  • 天使の卵と天使の梯子のアナザーストーリーなので、本編2作に比べるとボリューム感はない感じですが、この作品が一番春妃が死んでしまうシーンがリアルだった気がします。

    でも、梯子と同じでラストはすがすがしかったです。

  • このシリーズ切なすぎ。
    古本屋でだいぶ前に購入。
    夏姫視線です。

  • やや話が、卵と梯子に迎合して書かれたような、後付けした感が否めない。
    正直、無理に梯子に継ぎ句をする必要はなかったんじゃないか、と思う。

  • 天使の卵、天使の梯子と一緒に読んで
    やっと1つのストーリーが完成するなぁって
    思った。

    綺麗な文章で
    読みやすい作品。

  • 欲しい 手配済み

    内容(「BOOK」データベースより)
    8歳年上の姉、春妃が自分のボーイフレンドと恋に落ちた。精神科医として働く、美しく優しい姉と、やっと両思いになった同級生の歩太くんが。「嘘つき!一生恨んでやるから!」。口をついて出たとり返しのつかないあの言葉。あの日に戻りたい。あの日に戻れたら。お姉ちゃん、お姉ちゃん、私は…。夏姫の視点から描かれる『天使の卵』アナザーストーリー。文庫版特別エッセイ付き。

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著者プロフィール

村山由佳
1964年、東京都生まれ。立教大学卒。93年『天使の卵――エンジェルス・エッグ』で小説すばる新人賞を受賞しデビュー。2003年『星々の舟』で直木賞を受賞。09年『ダブル・ファンタジー』で中央公論文芸賞、島清恋愛文学賞、柴田錬三郎賞をトリプル受賞。『風よ あらしよ』で吉川英治文学賞受賞。著書多数。近著に『雪のなまえ』『星屑』がある。Twitter公式アカウント @yukamurayama710

「2022年 『ロマンチック・ポルノグラフィー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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