いつか、君へ Boys (集英社文庫)

制作 : ナツイチ製作委員会 
  • 集英社
3.13
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本棚登録 : 797
感想 : 107
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  • Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087468434

感想・レビュー・書評

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  • うーん、Girlsの方が好みかなあ。

  • 新しく好きな作家さんに出会えることがあるので、ついつい手に取ってしまう、アンソロジー。
    少年が主人公の作品7編ですが、タイトルの「いつか、君へ」的要素は別にありません(笑)

    朝井リョウ目当てに買ったのだけれど、やっぱり1番良かった。
    あと米澤穂信作品は今まで読んだことなかったのですが、どうやら好きそうな感じなので、これからチェックしたいです。
    こういう出会いがあるのでアンソロジーはやめられない。
    (逆にがっかりして終わるパターンも無きにしも有らずですが)

    「跳ぶ少年」(石田衣良)★★☆☆☆
    バスケを諦めた少年とカメラマンの出会い。
    なんだかつかみどころのない印象。

    「僕の太陽」(小川糸)★★★★☆
    母と息子のベルリン旅行。
    最後の2ページで、やっと報われる感じがすごく好き。

    「ひからない蛍」(朝井リョウ)★★★★★
    施設にやって来た少年と、周りの子どもたち。
    泣かされました。胸をぎゅっとされる。

    「サイリウム」(辻村深月)★★★☆☆
    不器用な姉弟が、なんだかいいなぁ。
    1色のサイリウムで埋め尽くされた会場は圧巻なの、分かります。

    「正直な子ども」(山﨑ナオコーラ)★★☆☆☆
    ちょっと太めのサカエと、転校生オージの交流…と思いきや?
    ラストがこんな感じになるとは意外でした。肩すかしくらった感じ。

    「少年前夜」(吉田修一)★☆☆☆☆
    自分の理解力の無さを嘆きます。全然意味が分からなかった…。

    「913」(米澤穂信)★★★★☆
    謎の金庫に少年2人が挑む。その結末は意外な方向に…。
    やはりミステリー要素のある作品が好きみたいです。

  • 哀しみの粒子がちらちらと粉雪みたいに舞っていて、息を吸うだけで僕の体にも入り込み、心の奥深くにひっそりと沈殿するのだ / 小川糸

  • こちらは、人気作家7人が描く「少年たち」の物語、というコンセプトのアンソロジー本。登場する作家さんは、石田衣良、小川糸、朝井リョウ、辻村深月、山崎ナオコーラ、吉田修一、米澤穂信の各氏。小川糸「僕の太陽」は、★5つ級の深くて暖かい物語で、非常によかった。石田衣良「跳ぶ少年」と米澤穂信「913」もまあまあの出来栄えで、残りの作品はあまり印象に残っていない。

  • 小川糸さんがメンバーに入っていたので、読んでみた。
    7人の作家さんにアンソロジー。
    うち3人は読んだことのある作家さん。
    タイトルのとおり「少年」が主人公の短編集。
    読んだことのある作家さんの作品でも、今までのと作風が違ってたりして、そのギャップがおもしろかったのもあったけど、全体的にはちょっとパッとしない印象。
    『少年前夜』と『913』はなかなかおもしろかったかな。
    『ひからない蛍』はせつなかったぁ。

  • 好きな作家さんが書いてるので読んでみたのですが…僕はこれを読むにはどうやらちょっと歳を取りすぎてるんだろうと思いました。
    やや低めの年齢層向けだと思います。

  • 「913」ミステリーも青春だよね。

  • 〈内容〉人気作家が描く少年たちの物語、第2弾!
    石田衣良、小川糸、朝井リョウ、辻村深月、山崎ナオコーラ、吉田修一、米澤穂信。人気作家たちが描く、迷いながらも前へと進む少年たちの物語。集英社文庫創刊35周年記念の文庫オリジナル作品。

  • 小川糸さんの「僕の太陽」、辻村深月さんの「サイリウム」、米澤穂信さんの「913」が面白かったです。あとは正直好きになれなかったです。

  • 米澤穂信さんの『913』、おもしろかった。

    刑事ドラマでたまにありますよね、こういう感じの後味の悪さ。

    このお話ではおじいさんが無事だったから良かった……。

    殺めてしまった後とかだと、救いようがなくて嫌ですもん。

    米澤さんのお話で犯罪臭のするものはあまり読んだ事がなかったので、新鮮でした。

    ところで、これってタイトルも暗号なんですかね。

    『正直な子供』は、小学生という設定がしっくり来なかった。

    中学2年生とかなら違和感なかったと思うのだけれど。

    小学2年生ってあんなに論理的にものを考えるか?

    私が何も考えない能天気なお子様だっただけだろうか。

    そして、最後の「一緒に走ろう」からの置いてけぼりの一連の流れが意味するところがわからなかった。

    こういう、描写から人物の感情やらなんやらを読み取るのって、苦手だなあ…。

    だからこそ感情読み取れなくてもある程度理解できるミステリーが好きなんだろうな、私は。

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