働く女 (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
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  • Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087474503

感想・レビュー・書評

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  • 時代が古いのは仕方がないが、当時でも少し古かったのでは?と思った。共感できる場面は少なからずあったが、似たような展開がかぶったりして、またか、という印象。そんなに人生上手くいかない。しかしハッピーエンドで終わるものが全てでなく、悩みながら日々をこなしていく終わり方は気にいった。

  • 10人の働く女性が主人公の短編集。
    電車の中でさくさくと読めました。
    1999年刊行なので少し時代を感じたけれど、今でも通じるところもあるなと思ったり。
    「とうとう誰も来なくなる」の嫌われちゃう呉服屋の話は少し切ないものがありました。

  • 頑張り過ぎたり、女性同士の確執に揉まれ、セクハラまがいの言葉を投げかけられたり…それでも頑張る働く女性たちの短編集。
    あるある、いるいるも含まれていて、群さん特有のほっこりスッキリ感がある。

    2015.2.23

  • オムニバスになっていて読みやすいが、最初の何本かはクスリと笑えたけど後半は主人公に対してイヤな気持ちしか芽生えず。ブックオフ行き。

  • 群さんの本、まだ3冊目だけど、どの話も本当おもしろい!


    女の人がそれぞれの職に就いて,毎日働いてる。

    営業成績、職場環境、生活の為、夢の為、見栄 ・・・

    みんな、いろんなことを思いながら働いてるけど、結局悩み自体は全国共通して一緒一緒♪


    自分がもってる悩みは、どこかの知らない人達も同じことで悩んでる。


    この本で、少しは気分が落ち着くかも??

  • すーっと読了。

    働く女の人ってこんなに悲しいものかな?そう受け取るのは私の見方のせいだろうか?どの話も、読了感が苦い。

    文章自体はとても読みやすい!他のものを読んでみたい。

  • 発表が1999年なので、設定が少し古い。
    とはいえ、働く女性の悩みはそれほど変わっていないようだ。
    共感したり、反発したり、歯がゆく思ったり。
    私の女の部分がチクチク痛んだ。

  • 群ようこは初読。
    「働く女」というタイトルそのものずばり、いろいろなシーンで労働をしている女性の日常の一コマが切り取られている。
    百貨店外商部、一般事務、コンビニパート、総合職、フリーライター、女優、エステティシャン、呉服店の店主、銀行員、ラブホテルの店長…
    どれもが「あるある~!」というのではなくて、「おいおいそりゃねーよ…」と思うものもあったり、あるある~と同意できるものでも「いやーその行動原理はわかるけど小説でまでそれ読みたくないわ…小説の世界でぐらいスパッと行動してほしいわ…」と思ってしまうので、多分私と群ようこは合わないんだろうなあ。

  • 境遇の違う様々な女性の職業を通してかかれるなんともない日々。

    現実を甘くみてない?
    理想を持ちすぎなんじゃない?
    きれいごとも、無駄なプライドも、捨てたもの勝ち。

    でも、本当の勝ち組じゃないね。

    自分が本当にやりたかったことか、そうじゃなくても今の自分にとっては必要なことか、判断もつかないぐらいに、残酷な日々だ。

  • あまり共感できる部分は無いけれど、分からなくは無い…かな。
    働くって、つまり、生きるってことだな。

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著者プロフィール

1954年、東京都生まれ。日本大学芸術学部卒。数回の転職を経て、78年、本の雑誌社に入社。デビュー作『午前零時の玄米パン』が評判となって、作家専業に。「無印物語」で人気を博す。『かもめ食堂』『れんげ荘』『三人暮らし』など著書多数。

「2023年 『老いとお金』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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