脱・限界集落株式会社

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 513
感想 : 67
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  • Amazon.co.jp ・本 (381ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093863988

感想・レビュー・書評

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  • ドラマは見てないけどタイトル気になり借りてみた。続編だったとは。
    気楽に読める本

  • 前作ほどではなかったかな。巨大資本との対決というありがちな話ではあったけど、興味深い点も多かった。

  • 過疎化した村の復興サクセスストーリー。
    もっと困難で大変な展開なら良かった。何かサラッと困難を乗り切った感がして少し物足りなかったかな。

  • 2015年14冊目「脱・限界集落株式会社」読了。

    限界集落株式会社が面白かったので、続きの本書を読んだ。一作目の農業思考とはちょっと視点は違うけど、相変わらず面白い内容だったので一気読み。一作目と登場人物も繋がっているので、両作品とも併せておすすめ。

    自分もリタイヤしたら考えたいと思う田舎暮らし…まあそれは数十年後のお話。

  • 前作で限界集落として過疎化の一途を辿っていた田舎を改革し、TODOMEブランドを確立した止村からほど近い場所にあるシャッター商店街化しつつある古い商店街と、その近くにできた巨大モールの物語だ。
    前作を読んでからだいぶ時間が経っていて細かい設定を忘れてしまっていたのだけれど読み進めていくうちになんとなく思い出してきた。
    巨大資本対地元商店会というありがちな対立構図とちょっと都合のいい展開は前作と似ている。
    全体的に善意を前提とした物語だ。

  • 『これは土の匂いのする経済小説だ!』

    前作「限界集落株式会社」で持ち直した止村には、外資(村外全般、と言う意味で)による巨大なTODOME・マライアモールが建ち繁盛する。やがてその外資は止村の目と鼻の先にある上元商店街に目をつけ、再開発を画策し始める。ブラック企業の馬脚を露すマライア、利権に群がるハゲタカ・ファンド。対するはコトカフェ率いる草の根資本主義!?
    物語中盤、「これだけ立派な再開発を考えてもらってるのに」「これだけ頑張ってくれてるのに」と無茶苦茶他人事な再開発派の住人の台詞が気になった。でもこれってひとつのカリカチュアで、リアルの私たちもこんなんなってしまってるんじゃないかとか少し背筋がひんやりとした。

    にしても、多岐川優がもう谷原章介さんでしか思い浮かばないんですが(笑)!

  • 2015_02_27読

  • ほっこりした内容で、最後は爽快。こういう小説が好きなんだなー。

  • 過疎化が進んだ限界集落の農村を蘇らせていく話。
    独立前に祖父の住んでいた田舎の村に帰ってきたキャリアの優と、村で農業に精を出す美穂がぶつかりながらも農営組織を軌道に乗せていく。

    真面目な問題を取扱っているが読み口は爽やか。
    テンポ良く読めた。

  • 前作から、物語の筋を外していないのはイイと思う。が。ストーリー展開が池井戸作品に近く、ハラハラドキドキが展開できそうだったのに、いきなり『賛成派』が自滅。書ききれなくなってサジを投げた後は、おめでたい話題で無理やりエピローグ。なんだかとても勿体ない。

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著者プロフィール

黒野伸一(くろの・しんいち)
一九五九年、神奈川県生まれ。『ア・ハッピーファミリー』(小学館文庫化にあたり『坂本ミキ、14歳。』に改題)で第一回きらら文学賞を受賞し、小説家デビュー。過疎・高齢化した農村の再生を描いた『限界集落株式会社』(小学館文庫)がベストセラーとなり、二○一五年一月にNHKテレビドラマ化。『脱・限界集落株式会社』(小学館)、『となりの革命農家』(廣済堂出版)、『長生き競争! 』(廣済堂文庫)、『国会議員基礎テスト』(小学館)、『AIのある家族計画』(早川書房)、『グリーズランド1 消された記憶』(静山社)、『お会式の夜に』(廣済堂出版)など著書多数。

「2021年 『あした、この国は崩壊する ポストコロナとMMT』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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