悩みどころと逃げどころ (小学館新書 ち 3-1)

  • 小学館
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784098252749

感想・レビュー・書評

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  • ちきりんさんの対談が出てる!とのことで、発売当時から気になっていた一冊。

    読めば読むほどに、正反対ではないけれど、学校に対するそれぞれの姿勢やその後の進路が大きく異なる2人の考えが面白い。

    学校的価値観に縛られる社会に気づくこと、「いい人生」を送るためには自分で決定することの大切さを一貫して語っている。

    2人の意見が食い違えば、どちらの意見の側にも立ってみて自分を振り返ってみようと思わせてくれる作品である。

  • ・今は生きていく力が強い人ほど学校に頼らない。親も教育熱心で経済力がある家ほど、公教育をあてにしなくなっている。彼らは「日本の公教育にはたいした価値がない」と思い始めている。

    ・質問する力を鍛えないところ、特にWhy(なんで?)を突き詰めないところが、日本の学校の致命的な問題。

    ・「やりたいことは成就できなかったけど、いい人生だった」と思える人の条件は自分の人生を決めたという納得感があること。

    ・敢えて”逃げる”という言葉を使うのは、世の中、絶対逃げちゃダメって思ってる人が多すぎるから。やめることは逃げじゃなくて、自分の好きなもの、自分に合ってるものを見つけるためのプロセスのひとつだから、絶対やっちゃいけないってことではない。

    もし、6歳の親なら日本からすぐ離れる。例えばマレーシアは多様な文化がある国。日本は変わりたくない人が大半を占めるつまらない国。

    身体にガタがきたらすぐ逃げる。

    3年とりあえず働いてみる、一方でガマンできなかったらすぐ次を考える発想。3年あったらなんでもできる。

    お涙ちょうだいものの話術で共感えたらわかってもらえるなら簡単。一切触れずに、それでもちきりんの考え方って面白いといってもらいたい。だから失敗体験などは言わない

    Daigo the BeasTV特別版 『悩みどころと逃げどころ』ウメハラ×ちきりん対談本発売記念 対談番組 は以下参照↓
    https://www.youtube.com/watch?v=y1npARgIpVw

  • 2016.8.4

  • 打てば響くような対談の本もあるけど、わからんが成る程って感じの二人の話でおもしろい。重なることもあるけど、視点の向けかたが違って、いっぺんで読んでしまった。

  • 人は最終的に自分で考え、自分の意思で決断して人生を生きなければならないと感じた。プロゲーマーとブロガーの対談というまったく接点のなさそうな二人の対談は非常に面白かった。

  • とてもよかった。
    自分は学生なのですがこれからのことについて考えていたことと重なる部分が多く、両者ともの言っていることに共感できた。
    自分に足りないものはいまこれだ!と言えるものというか、これをやりました!ってものだと感じた。一度これをやりました!って言えるぐらいやろうと思った。

  • 社会派ブロガーとプロゲーマーによる人生談義。
    全く考えが異なる二人のやりとりを追うのは、それはそれで楽しいけれど、自分も参加する気持ちで読みたい一冊。
    梅原さんが言う生き方をしていたら、大半の人が道半ばでお迎えがきてしまうと思う。だからこそ時間の大切さを、本当の意味で理解しなければいけない。
    「辛かったら逃げてもいい」という言葉はよく聞くけれど、ちきりんさんが使う場合の解釈は「自分で自分の居場所を創ること」で、こちらの方が断然いいと思った。
    最終的に「自己決定」が重要。どうせ負けるなら自分自身に誠実な敗者になろう。
    タイトルが内容にそぐわないのが残念。

  • 結論は「人それぞれ」ということ。それだけ切り取ってしまうと毒にも薬にもならない本みたいだけど、考えるきっかけを与えてくれる本だと思う。
    ちきりんのまえがきにあるように、ちきりんは「発想」を、ウメハラは「姿勢」をベースに話していると思う。

  • <目次>
    第1章  学歴~「学校って行く意味ある?}(ちきりん)「大アリです!」(ウメハラ)
    第2章  競争~「寝てた僕が悪いんです」(ウメハラ)「いえいえ、悪いのは先生です」(ちきりん)
    第3章  目的~「なにより結果が大事!」(ちきりん)「ん?結果よりプロセスです」(ウメハラ)
    第4章  評価~「どうやったら人気が出るの?」(ちきりん)「自分のアタマで考えてください」(ウメハラ)
    第5章  人生~「興味を持つ範囲が広いですね」(ウメハラ)「ウメハラさんが狭すぎるんです」(ちきりん)
    第6章  職業~「やりたいことがあるのは幸せ」(ちきりん)「いや、それが結構つらいんです」(ウメハラ)
    第7章  挫折~「つらい時は逃げたらいいんです」(ちきりん)「えっ、逃げたらダメでしょ⁉」(ウメハラ)
    第8章  収入~「お金じゃないのよ」(ちきりん)「それ、クチで言うのは簡単です」(ウメハラ)
    最終章  未来~「目指せ!社会派ゲーマー!」(ちきりん)「長生きして待ってください」(ウメハラ)

    <内容>
    全く接点のないような二人の対談集。東京のR&Bという書店であった対談からこの企画が生まれたよう。あとがき代わりのエピソード部分を読むとわかる。内容的には、最初は噛み合っていないような(というか、私の思ったのとは真逆なスタートだった。たとえば、ウメハラが「学校に行った方がいい」、ちきりんが「それは違う」なんて…)流れで、ウメハラにちきりんが押されている感じだったが、噛み合ってくると、人生論的なことが次々と話される。私には、特に「先生の役割って、本来は、こうやって遊ぶ(過ごす)と、人生楽しいよーって教えることだと思うんです」の部分(ちきりんの発言)。それに対し現状では、「学校的価値観」がそれを歪めているってところ。
    まあ、それは認めるとしても、すべての教師が「考えるな、ひかれたレールを進め」とばかり言ってないと思うんだけどな。

  • カリスマ社会派ブロガーと世界一プロゲーマーが“学校教育”を語る

    「学校って行く意味ある?」ちきりん
    「大アリですよ!」ウメハラ

    「なにより結果が大事!」ちきりん
    「ん? 結果よりプロセスですよ」ウメハラ

    「つらい時は逃げたらいいんです」ちきりん
    「えっ、逃げたらダメでしょ!?」ウメハラ

    みごとにかみあわない本音の対談が魅力的

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著者プロフィール

ちきりん

関西出身。バブル最盛期に証券会社で働いた後、米国の大学院留学を経て外資系
企業に転職。2005年に書き始めた社会派ブログ「Chikirinの日記」は日本有数の人
気ブログとなり、ツイッターのフォロワーは30万人を数える。2011年からは独立
し、文筆活動に専念。デビュー作となった本書のほか、『自分のアタマで考えよ
う』(ダイヤモンド社)、『社会派ちきりんの世界を歩いて考えよう』(大和書房)、
『未来の働き方を考えよう』(文藝春秋)などの著作がある。

ブログ    https://chikirin.hatenablog.com/
ツイッター  https://twitter.com/InsideCHIKIRIN

「2013年 『ゆるく考えよう』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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