- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784098252749
感想・レビュー・書評
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既製品のいい人生を追い求めない。大きな船を降りるのは不安だったけど降りたらなんとかなった。「家族のため」「親のため」「もう自分もいい年だから」は思考停止の呪文。勝てない競争を避けるのも勝つためのひとつの方法。(ちきりん)面白い質問ができる時点で答えに半分手が届いている。一生努力する必要のないアラブの富豪が幸せとは思わない。いい人生を送っているか否かは自分にしか分からない。しかも今この瞬間がいい人生かどうかであり、5年10年先ではない。(梅原大吾)
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日本ではもっとも有名なプロゲーマー、ウメハラこと梅原大吾氏と、社会派ブログを書くちきりんさんが対談。
様々な考えにおいて対極にある二人が、今満足している"いい生き方"をするに至った紆余曲折を語りながら、日本の教育に現れる「学校的価値観」の在り方について意見を交わします。
読む人にとって、"いい生き方"をするヒントが多分に含まれている可能性を感じる、良書だと思いました。 -
勝つことが最終目的ではない!!大事なのはまっすぐに戦うこと!!「金は鋳造された自由である」がそれは物理的な自由であり、精神的な自由ではない!!真の実力で誰にも負けない!!人生に正解なんてない!!
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いろんなことについて議論している本。
学校は意味があるのか
早く行くのか遠くを目指すのか
(ノウハウを開示せずに先に早く行く、開示して全体のレベルを上げ注目度を上げレベルをあげることにより全体を押し上げる遠くを目指す)
興味を広く持つか狭くするか
幅広く知識を得るかとことん1つを突き詰めるか
やりたいことがあるのは幸せか
などなど
対談形式でなかなか面白い -
最近全然本を読む暇が作れなかったので、仕事を早くあがれる日にカフェに篭って読んでみた。
人気ブロガーのちきりんとプロゲーマーの梅原大吾さんの対談新書。本を選んだきっかけはおそらく朝日新聞の本紹介から。
全体を貫いているテーマは学校教育とは。ちきりんが一貫して現在の学校システムに問題があると提起する(曰く現在の学校教育は教師からの価値観の押し付けであり、そこに思考を挟む余地は殆ど無い。行けば行くほど、現実社会とのギャップが開き不幸な人生を歩む)のに対して、梅原はそれでも現在の学校教育は通過するのに価値がある(通過しないと損が大きい)と言う。学歴の無い人間にとって、現実は想像以上に厳しいという。
自分も関わっている公教育が批判されまくり(笑)の本書だったが、対談の内容はむしろ自分の考えととても近いものだった。やっぱり本は自分の考え、感覚をチューニングするのにとても重要だ。この辺が業界の中で、少し違うと思わされる所以なんだろうなと逆に客観視もできた。以下引用
p102 ウメハラ 僕が生きる喜びを感じられるのは、考えたり努力したり、なにより成長する機会が得られているからです。なんとか一歩でも前に進まないといけない。そういう状況が楽しさの根源だから!大成功して全てが手に入って「毎日遊んで暮らしてください」って言われたら、全くいい人生じゃない。
p119 ちきりん つまりいい人生なんて、所詮は自己満足というか、自分目線での自己評価なんですよね。
p157 ちきりん 頑張った人のうちら才能も併せ持ってて、かつ尋常じゃ無いレベルの努力ができた、ごく一部の人だけが成功する。
p177 ウメハラ 前に「金は鋳造された自由である」というドフトエフスキーの言葉を人から聞いて、その通りだなって思ったんです。…でも最近わかったのは、お金で手に入る自由っていうのは、物理的な自由なんですよね。精神的な自由に関しては、お金が入れば入るほど制限が多くなって、むしろ損なわれてしまうことも多い。 -
全く両極端な生き方をしてきた2人が本気で向き合い対談をしている。
本気で向き合って考えてるのが本を通じて感じる。
心を軽くしてくれるような明快な答えやマニュアルを求めている人には向かないかもしれない。
この本にあるのは答えじゃなく、『私たちはこう生きてきた。』という2人の悩みながらも築きあげてきた道。
読書後少しモヤっとする。
ただ、そのモヤっとが心地いい。
2人の対談は、世にある胡散臭い人生の格言やわかった気にさせる成功論なんかではなく、
自分の地頭で考えるということを堂々と応援してくれる本だったからだ。 -
詳細なレビューはこちらです↓
http://maemuki-blog.com/?p=9515 -
20160824 半径2メートル以上のことにしか興味がないちきりんさんも半径2メートル内のことにしか興味がない梅原さんの対談本。
非対称な2人だが、お互いの共通点が見えてきて面白い。
学校的価値観に縛られると本質的なものが見えなくなる。 -
感動ポイントがたくさんあった。
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学校に関して対談している感じが強い一冊。学歴あり・無しの二人が話す内容はとても深く、そしてとても共感できる。二人とも今の学校教育の必要性に疑問を感じており、本当の生きていく力を教えてくれる。