- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101001029
感想・レビュー・書評
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孤独に悩む二十歳の学生が伊豆へひとり旅に出る。途中旅芸人の一団と出会い、踊子の心に触れ、感傷と孤独に歪んだ青年の心根は雪のように溶けゆく。二十歳が何やってんだ?と思うが、一座の生活を観察する青年の視線はどこか薄情でむごい。
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正直なところ現時点では評価はつけられない。全然理解出来ていないだろうし、深いところは読めていないと思う。
『温泉宿』が収録されている中ではいちばん面白かったかもしれない。
『抒情歌』は日本語のリズムが心地よかった。不思議な読後感。
『禽獣』の主人公はなんだろう。冷酷というのは違うと思うんだけど、どこか人間としてズレているというか。
次読んだ時は評価をつけられますように。 -
なんかよく分からないけど、「禽獣」の描き方がなんとも退廃的で印象に残った。
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伊豆の踊子
『道がつづら折りになって、いよいよ天城峠に近づいたと思う頃ー』の始まりから昔教科書やテストで触れていた事を鮮明に思い出した。
傷心の青年が伊豆への一人旅において出会った旅芸人の中の踊子と知り合い心が解かれていく様が切なく、表現が美しい。巻末の年譜では、19歳の川端康成自身が伊豆に旅行して旅芸人一行と道づれとなる、となっているからその記憶や感情により生まれた作品なのでしょう。
同収録の『抒情歌』は女性の語り口で元恋人の死を悼むものとなっているが、著者の死生観といったものが伺えて、その強い思いに圧倒される気がする。
巻末の解説が三島由紀夫によるものである事もこの文庫の読み応えあるところ。
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あけちゃんさん、こんばんは。
おびのりです。
伊豆の踊り子 じんわり良いですよね。
私も登録してあるのですが、再読した時、
最後のシーンに...あけちゃんさん、こんばんは。
おびのりです。
伊豆の踊り子 じんわり良いですよね。
私も登録してあるのですが、再読した時、
最後のシーンにびっくりしてしまいました。
気がつきましたか?
川端さん、さすがって思いましたよ。2022/10/15
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読みやすかった!
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ザ純文学ですね。起承転結も明確ではなく、こういうのが好きな人もいるんだろうな。自分はあんまりかな。
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最後のお別れのシーンがものすごい寂しかったです。ずっと阿波の踊り子やと勘違いしていて、なんでかなーと考えたんですがただ阿波踊りと混ざっただけでした。
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純文学。小雨の中、足袋で山道をいくイメージが鮮烈(そんなシーンがあったかは覚えてない)に残っている。自分はトータル的に作中文章を想像したイメージで憶えているんだなと書いていて思いました。