- Amazon.co.jp ・本 (528ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101104362
感想・レビュー・書評
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ダレてきた。
財前先生の不安にこっちまで汗が出てきそうになった。
佐枝子とケイ子と女性が二人出てくるけども、どうしてもケイ子寄りになってしまうなあ。
あれだけ強くいられなければ妾なんてできないなあ。
裁判にしても医療技術にしても、真面目に読めば読むほど半端じゃない取材量!
日々進歩している医療技術。
昨日はできなかったこと、30年変わらないこと。
正義は誰にとっての正義なのかしら。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
4巻では佐々木側の関口弁護士が里見の力を借りてどんどん医療の事を勉強していく姿が印象的でした。一方で五郎は裁判に加え、鵜飼の推薦で選挙に立候補し、多忙を極める。
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とても有名だったので、一度は読んでみたいなと思っていて読んだ。
内容はさすが医者という感じで所々難しいところはあったものの、人間のドロドロしたところや、情みたいなものが上手く書かれていて楽しかった。 -
これだけの悪役なのになぜか財前を応援してしまいます。
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内容(「BOOK」データベースより)
浪速大学教授・財前五郎の医療ミスを訴えた民事裁判は、原告側の敗訴に終わる。同じ大学の助教授の身で原告側証人に立った里見は、大学を去る。他方、裁判に勝訴した財前のもとに、学術会議選挙出馬の誘いがもたらされる。学会人事がらみの危険な罠を感じながらも財前は、開始された医事裁判控訴審と学術会議選挙をシーソーのように操り、両者ともに勝利することに野望をたぎらす。 -
名医というのは、腕と人格の二つ兼ね備わった人のことをいうんでないの?
人間の欲望というものは恐れを知らないものですね。
人間一生のうちには自分の意志でやめることも退くこともできないときがあるものだ、しかし、大丈夫だよ。
学位論文も結構だが、医者の良心に恥じない証言をすることも大切なんだ。 -
財前を訴えた裁判は、原告側の敗訴に終わってしまう。財前に対し不利な証言をした里見は、大学での立場が悪くなり、地方に追いやられてしまう。原告側は判決を不服とし、控訴審に持ち込む。一方、勝利を手にした財前は、学術会議選挙に出馬し、控訴審と選挙の両方を一度に成功させようと、再び各界の要人をおさえるよう画策する。
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どうやって調べたのかと思うほど大学病院の裏側に切り込んだ内容になっていてストーリーは面白いが、小説としてはいまいち。(好みだけど)キャラクターや情景等の描写が極端に少ない淡々とした小説。
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怖じ気ついて弱気な五郎ちゃんなんて好きじゃないわ。ケイ子が好きです。(2009.10.29)
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レビューは1巻参照