- Amazon.co.jp ・本 (720ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101152073
感想・レビュー・書評
-
140 140205
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
面白かった。しかし、後半の信長編は、実質明智光秀やな〜。司馬遼太郎の作品で、ど真ん中に信長を扱った作品はなかったっけ?。
-
平成25年11月26日読了。
-
明智光秀が本能寺で信長をはたす。だが時代は光秀を主役にのぞまなかった。天下取りが、まだ男のロマンであったころの物語。
九州大学:たけ -
斎藤道三の相弟子である信長と光秀。天下統一の野望を抱く信長と、立身出世に邁進する光秀。抜きん出た才覚を持ちながらも二人の明暗を分け、そして共倒れの悲劇をもたらしたものは何だったのか。結局、たかだか人の力では時勢には勝てぬということか。
毎回、司馬遼太郎氏の歴史小説家としての才能に驚かされる。「本能寺の変」を起こすまでに至る、光秀の感情の起伏と追い込まれている姿は痛々しいほどだ。「反逆者」という光秀の印象がガラリと変わった。
戦国時代という乱世の世を、斎藤道三を起点として信長と光秀の対立構造と簡略化し、それを軸に史実を積み上げて構成した司馬氏。大傑作である。 -
初時代小説。
信長の凄さは、人をみる目、行動力、信念に忠実なところ。
リーダーとして、戦国時代、時代の変わり目として有利に働いた。
また、力だけではなく運も味方につけたところが後世まで名を残す結果につながった。
小説としては、もっと信長に焦点を当ててほしかったが、面白くてためになった。 -
本当に面白い本だった。ベスト3に入るかもしれない。戦国時代に興味が湧いた。道三が好きになった。なぜ、信長が、比叡山を襲ったのか。光秀はなぜ、信長を殺したのか。それがわかっただけでもよかった。
-
斎藤道三編を経て、織田信長編。
織田信長は日本史の授業でもそこそこ触れるし、過去に幾つかの作品を読んでいたのでイメージは大きくブレない。
羽柴秀吉、明智光秀という信長がその能力を最も高く評価したであろう二人についても同様。
やはり戦国時代は面白いものです。
光秀の言葉として書かれていた内容が良かった。
『食禄とは所詮は餌に過ぎぬ。食禄を得んとして汲々たる者は鳥獣と変わらない。世間の多くは鳥獣である。織田家の十八将のほとんどもそうである。ただし自分のみは違う。英雄とはわが食禄を思わず、天下を思う者を言うのだ。』
今現在においても同じことが言える。志をどう持つかで変わるものだと思いますが、自分自身はどちらを目指すのか…
英雄となりうる為の努力をしてきたかというと、よくわからないが、目先の事ばかりに振り回されないようにしないとだめですね。