智恵子抄 (新潮文庫)

著者 : 高村光太郎

• 新潮社

感想・レビュー・書評

[ゆるりさんの感想 · 2006年11月26日]

知人の詩人が薦めてくれた詩集。目に見えたり見えなかったりする日常が色とりどりに散りばめられた愛のつぶ。暖かく、時に冷たく響きます。それでもやっぱり淡い優しさで包んでくれる愛のつぶ。

[yayaさんの感想 · 2006年11月22日]

中学のとき、教科書に載ってたんだよね。なんでかわかんないけど感動したのを覚えてる。冒頭読んだだけで衝撃受けて、泣きそうになったの。

[マキノさんの感想 · 2006年11月19日]

一度その味を知ったら、もうもとには戻れないんだよね。　付属品を捨てたをんなになれたらな。

[greenpeachさんの感想 · 2006年11月14日]

どうして最小限の言葉でこれほどの感情や感動を表現できるのだろう。溢れんばかりの智恵子への愛。それは決して絵空事の恋物語ではなく、貧困や闘病といった生活の生々しい部分も描かれています。女が付属品を捨てるとどうしてこうも綺麗になるのだろう、という言葉は衝撃的でした。食欲や性欲の描写に、儚い美しさではなく逞しい生命力を感じます。

[キラホシさんの感想 · 2006年11月1日]

私が初めて読んだ詩集は高村光太郎の詩集でした。確か小学６年生。先生がもっと大人になったら解るかもと言っていましたが、私にはそのリズム感が心地好く、清涼な力強さ（と思えたのですが）に魅力を感じました。かなりの影響を受けている詩人です。また光太郎と智恵子という壮絶な、そして深い愛と絆については、ずっとひきつけられています。二人は夫婦であり同志であり何よりライバルであったのだと思います。

[イシグロさんの感想 · 2006年10月26日]

深い愛情と鋭い感性に言葉を失いました。光太郎さんの詩集ではいちばん好き。

[KUUさんの感想 · 2006年10月20日]

智恵子さん、幸せ者。

[モジャ田モジャ子さんの感想 · 2006年9月3日]

きゅんとする

[あいちんさんの感想 · 2006年8月29日]

レモン哀歌と人に（いやなんです）がお気に入り。

[yamaori0114さんの感想 · 2006年8月22日]

まっすぐ過ぎてむぎゅーと痛くなってしまいます。

[伊藤雅さんの感想 · 2006年8月20日]

本の形をした愛。

[chananさんの感想 · 2006年7月22日]

「トパアズ色の香気が立つ」レモン哀歌がおそらく最も有名ですが。私は、亡き千恵子さんに対して山小屋(？)を案内し、「智恵さんかういうところ好きでせう」と語りかける作品が一番好きです。
この詩は忘れられません。

[yuuさんの感想 · 2006年7月17日]

愛情と狂気とエゴイズムが、静かで激しい。

[yuneさんの感想 · 2006年7月16日]

もうふたりを裂けるものなんてどこにもありません。

[gomadareさんの感想 · 2006年7月14日]

「檸檬」と同じくこの作品も高校のときに読んで、最近読み返したものです。二人の幸せな愛の物語として捉えていたのですが、今になってそれは狂った愛ではないかと思うようになりました。でもやっぱり好きな詩集ですね。「樹下の二人」と「あどけない話」がお気に入りです。

[yoyottoさんの感想 · 2006年7月12日]

これもよく読み返す本です。
悲しいのですが、二人の深い愛に心が洗われます。

[ReaNuさんの感想 · 2006年7月7日]

「をんなは多淫　われも多淫　飽かずにわれらは　愛慾にふける」

[凌羽さんの感想 · 2006年6月29日]

子供の頃、意味が分からないけどショックを受けた作品。
再度読み直したのが最近。
人を愛し続ける事の
大切さ、そして難しさを
実感させられた作品でした。

[あやきっちさんの感想 · 2006年6月25日]

ようやく愛を見出した著者の、奥様への溢れる想いと悲哀。

[micaさんの感想 · 2006年6月22日]

愛が満ちすぎていて、息苦しい。

[chimaさんの感想 · 2006年6月20日]

亡き祖父が母の20歳の記念に贈った本。
非常に素晴らしい。
としかいい様がない。

[たつみさんの感想 · 2006年6月3日]

久しぶりに読みたくなったので買ってみた

[朔良さんの感想 · 2006年5月28日]

大好きです。

[ちえっこさんの感想 · 2006年5月28日]

喪失と愛にホロホロくるうつくしい言葉のかたまり。

[はるさんの感想 · 2006年5月23日]

精神を病み亡くなった妻、智恵子への思いを綴った、高村光太郎の詩集。
短い言葉の中から、光太郎の智恵子への思いが、嫌になるほど鮮明に伝わってくる。
その気持ちを、読者にではなく智恵子に伝えることができたのなら、おそらくもっと違った結果になったのではないかと、勝手ながらに想像する。

[みやさんの感想 · 2006年4月29日]

むしろこれ☆10個でもいいかも。
多分国語とか現代文の授業あたりで、
誰もが一度は聞いたことあるのではないでしょうか。
かの有名な「レモン哀歌」も入っています。

泣かせようと作者自身は思ってないのかもしれないけど、
読んでるほうとしては自然と涙が出てくる感じ。
最近のお涙頂戴的な作品なんか目じゃないです。
本気で人を好きになるってこういうことなんだな、
と思わせてくれる1冊。
昼休みとかにもふっと読んだりします。

高校時代から読み続けてはや数年。
未だに読んでいます。何度読んでも飽きません。

[yomeさんの感想 · 2006年4月9日]

未読

[ざわさんの感想 · 2006年3月28日]

奥さんへの愛を綴った詩集。愛について考えさせられます。泣きながら読んだとかいうのは内緒です。

[ニレヨーコさんの感想 · 2006年3月27日]

光太郎様は私の理想のお方。
こんだけ女を愛せる男は素晴らしいよ。
光太郎と智恵子はちょっと昔のジョンレノンとオノヨーコだとおもう。

[石黒 さとしさんの感想 · 2006年3月19日]

ひとつの愛に貫かれた詩集です。人を愛することの深さと痛みが全編に綴られています。高村光太郎といえば「道程」もよく知られていますが、はじめて彼の作品に触れる人には「智恵子抄」のほうが入りやすいかも知れません。

著者プロフィール

詩：詩人・彫刻家。高村光雲の長男。東京美術学校卒業後、欧米に留学してロダンに傾倒。帰国後、「スバル」同人。耽美的な詩風から理想主義的・人道主義的な詩風へと転じる。代表作：「道程」「智恵子抄」「典型」「ロダンの言葉」等。


「2013年 『女声合唱とピアノのための　組曲 智恵子抄』 で使われていた紹介文から引用しています。」