- Amazon.co.jp ・本 (170ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101281124
感想・レビュー・書評
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映画を先に観てから原作を手にとってみましたが、かなりストーリーは違うのね。墨家の考え方のコアの部分が理解できた気がするけれど、映画の印象の方が強いためちょっと消化不良。
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2007/3/5
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近々映画になるらしいですね。
結構宣伝では、漫画のほうをとりあげられていますが、漫画はまだ読んでいなかったりします。短い話の中で、墨家という思想の集団が鮮明にかかれていて、ほほうなるほどって感じの作品。戦いは、人同士が戦うもので、色々な思惑が絡む。なかなかセオリーどおりにはいかないんだなとしみじみと感じさせてくれた。 -
南伸坊の挿絵がなんかかわいいの。かわいい話じゃ全然ないんですが(笑)。
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短編ながらスケールの大きな話。「墨子」って、聞いたことはあったけれども、こういう戦う思想集団だったということは知らなかった。あくまでも小説なので、書いてあることを鵜呑みにはできないけれども、なかなか勉強になった。中国物という点での共通項があるので、中島敦とよく比較されている(中島敦記念賞を受賞してもいる)が、中島敦ほど格調高くはなく、娯楽作品らしい軽さがある。(2007Feb)
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映画公開に先がけて読んでみました。さくっと数十分で読めます。
なんとなく展開わかってしまった。 -
劉徳華主演で映画化記念ということで、久々に再読。儒家と並ぶ影響力を持ちながら、なぜか姿を消した集団・墨家を架空の墨者の姿を借りて描いた端正な小品。その特異な思想や戦闘技術が面白いのと、あっさりとした結末が印象的。
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酒見賢一の代表作の一つ。今回、映画化されて読み直したが、やはりテンポがいい。もともと薄い文庫本だが、2−3時間で一気に読んでしまう。しかし読んだ後に残るのものがない。現在、宮城谷昌光氏の中国小説に人気があるのは、読後の充実感があるからではないだろうか。残念。
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映画が見たい!
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史実と虚構を程よく織りまぜ、スピード感のある中国戦術エンタテイメント小説になっている。
中編という事で話の尺も丁度いい。2007年正月に映画が公開になるという事でそちらも期待。2時間くらいの映画にまとめるのは丁度と作品だと思う。 -
4101281122 170p 1995・1・15 4刷
史実と作話が入り混じった作品。
趙の大軍と小城を守る革離と素人の住民の戦い。革離の職人技の人心掌握術や守備術にわくわくします。 -
渋い。
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どうしてこの人の文章はいつもこんなに臨場感に溢れているんだろう。<BR>
「血沸き肉踊る」とは正にこんな感じなのか!と実感させてくれる。<BR>
今まさに躍りだすような勢いを持ちながらも、冷静を装った文体が小面憎くも快い。<BR>
史実はどうあれ(というよりも史実を装った)、酒見賢一ワールドにどっぷりつかって頂きたい。<BR> -
戦国時代を舞台に、墨家集団の一人革離が大群相手に小国の城を守り通すべく獅子奮迅のはたらきを見せる歴史小説。
森秀樹氏の画でコミカライズもされたのでご存知の方もいらっしゃるかと思います。墨家についてはわからないことも多いのでかなり創作に寄るところも多いということですけれど・・・ -
重い内容も、さらりと読めてしまうのは、この人の作風だと思う。
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墨守する:何かを守って、そして頑なに守り続けること。
専守防衛を今から2千年以上前の中国で唱えた墨子、そしてその教えを継承した墨子集団の活躍を描いた作品。
後の中国で戦乱のだびに篭城戦に卓越した指揮官が現れるが、この教えに通じるものがあるのかもしれない。同名のタイトルで漫画化もされている。