- Amazon.co.jp ・本 (472ページ)
- / ISBN・EAN: 9784102134016
感想・レビュー・書評
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初めて、シャーロック・ホームズの存在を知ったのはアニメでした。
宮崎監督の・・
そこから原作本を読み、すごくはまったのを覚えています。
この本は、短編から構成されていますが、ホームズシリーズで有名な作品が多数収録されています。
「まだらの紐」など。
人を観察する時の、ホームズの視点、なるほどと思えるところが多く、自分の観察眼を養う上でも
参考になったところが多々あります。
ホームズとその助手ワトソン博士との軽妙なやり取りもこのシリーズの楽しいところです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
シャーロック・ホームズを再読するのは何年ぶりだろう?
小学生の頃、ジュブナイル版を拝読して以来かも知れない。
40数年ぶりに拝読してみて、意外にストーリーを覚えていた事に驚いた。
内容は、古典ですね。
未読の作品も少なからず有るはずなので、
これを機会に全作品を読み切ってみたい。 -
訳者あとがきのアドバイス(=刊行順に読むと読みやすい)に従って、前作の長編二篇を読んだ後からの本作なので、私にとっては三冊目のホームズもの。
前二篇のようなじっくりひとつの事件に取り組む話も面白かったが、個人的にはテンポよく色々な話が展開される短編集のほうがより好みに近い、かも。
いくつもの事件によってより詳しく明かされていくホームズやワトスンのキャラクター性から目が離せない。
ホームズが持つ特性に関して、探偵小説なのであくまでも「頭脳明晰」という面が第一に押し出される要素ではあるけれど、こうしていくつもの話を読み進めていくうちにその頭脳の明晰さもシャーロック・ホームズという人物を形成する個性のひとつに過ぎないのだなということに気付かされる。
それくらいキャラクターが「濃い」のだから読んでいて面白くないわけがなかった。この勢いのまま次の『思い出』に進みたい。 -
シャーロックホームズシリーズ初の短編集。軽妙なユーモアがあふれる作品集。
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けっこう面白かった。ホームズシリーズはじめてだけど、ハマりそう。
パイプからホームズが紫の煙を吐く。
コカインやってんのか?ホームズ。
コナンドイルの、ホームズを書いて売れるまでも面白い。 -
続いて、こちら!
こちらの本は、シリーズの中でも
一、二を争うほどぼろくなってる!
新潮文庫名物のスピン(しおり)が
途中で切れて役にたたないようになっている、
そこがまた、嬉しい!
ホームズとの出会いは、中学生の時、
NHKで放送されていた、ホームズのドラマを
はじめてみた、それが「赤髪組合」だった。
その「種明かし」にひっくり返るほど驚いたね。
「へ~ぇ!犯人ったら、あったま良い~!」ってね。
この巻には、その「赤髪組合」をはじめ、
「花婿失踪事件」とか、「ボスコム谷の惨劇」とか、
「青い紅玉」とか、「まだらの紐」とか、
ホームズ好きの人が耳にしたら
「はいはいはいはい…ここは私が…」って、
もうしゃべりだして止まらなくなること請け合い!
『私は、陛下がまだひと言もお発しになりませぬうちから、
ヴィルヘルム・ゴットスライヒ・ジギスモンド・フォン・
オルムシュタイン陛下、カッセル・ファルシュタインの大公、
すなわちボヘミア国の今生陛下にあらせられると
存じあげておりました』(「ボヘミアの醜聞」)
ホームズ先生の記憶力、凄いよね。
「かわゆいアリス」(「ボスコム谷の惨劇」)
可愛い、じゃなくて、かわゆい…
「ジプシーたちは多く頭にぽちぽち模様のハンカチを
まいておりますから、」(「まだらの紐」)
ぽちぽち模様…
などなど、翻訳もなんだか面白いところが色々ある。
こういうさあ、犯人にも同情出来るって言うか、
そういう作品が良いよ。
あと「…これ事件ですか?」みたいな、
そんなものあるのが良いよ。
最近多い、サイコパスが無差別殺人して、
それを…なんて、粗筋みただけでうんざりだよね。
やっぱり事件にも情緒とユーモアと
エレガンスが欲しいね~。 -
さすが、世界に名をはせているだけある
ヒートアップしていく風変わりな探偵と振り回されっぱなしの医者
しかもその想像力
コナン・ドイル最高! -
類まれなる観察眼と推理力を駆使し怪事件を快刀乱麻していくシャーロック・ホームズと、彼の唯一無二の助手にしてその活躍を世に知らしめる医師ワトスン。今日も霧深きロンドンの街を二人は東奔西走する。ホームズが唯一女性の犯人に逃げられた「ボヘミアの醜聞」赤毛の男が入った奇妙な組合のからくりを追う「赤髪組合」クリスマスの喧噪の中、宝石を行方を巡る「青いガーネット」事件とも言い難い奇妙なエピソード「オレンジの種五つ」ホラーの趣深い「まだらの紐」など十編を収録。
なんとなく本棚を眺めていて、背表紙から読んでほしそうなオーラを醸し出していたので読書することに。フォロワーさんにホームズ好きな方が多いのと、いつか海外ドラマのSHERLOCKに手を出したい気持ちもあって……ただし私が以前読んだのは緋色の研究ただ一冊のみ。しかも十年前に一度読んだきり!ほんとならこの冒険は四つの署名を挟まなきゃ時系列的に正しくないのに無視してる!でもこういう読み方もありだよね。
まず……ホームズとワトスンさあ!なんなのこの二人可愛すぎでしょ/// 変な意味で泣くワトスンがホント純粋にホームズ(の推理)大好きって感じがサラッと出てきてぬおおおおむほおおおってなった(きもいよ) ホームズの方も(ワトスン以上に)助手のこと好き!って感じでワトスン君が行ってくれると嬉しいんだけどな~って調子で調査の同行をお願いしてくるのがなんとも可愛い。四つの署名をまだ読んでないからそっちではどうかわからないけど互いのバディ愛……信頼や情愛が既に確立されててなんか尊さすら感じましたヽ(;▽;)ノ ちょっと「やれやれ」って思いながらホームズに絶大な信頼と、でもちょっとは不満も持ってるワトスンがすごく!好きだー!
肝心の内容について書いてない。一番好きなのはオレンジの種五つ。ホラーっぽくて、あとわけわかんなくて怖い、奇妙な読後感。椈屋敷とかもなんかわけわかんない設定が不気味でしたね。まだらの紐も推理っていうかほぼホラーだなーと言う感じ。タイトルだけ知ってたのは赤髪組合だけど「同盟」って訳してる方がメジャーっぽい気がしました。唇のねじれた男とか花婿失踪事件とかそういうオチかーっていうタイプの話はよくあるね。次に読むのは多分四つの署名ですー -
河出文庫のホームズを購入したいな、と思ったけど、その前にやっぱり僕にとってのホームズは新潮文庫なんだよな、と思い再読。
Apple TVでBBCのシャーロックを観始めたということもあり、非常に新鮮な感覚で読めたと思う。
通勤時間にその人がどこで降りるかを想像しながら読むのが楽しかった。
個人的には赤髪組合の雰囲気というかストーリ展開がトントンとテンポ良く進んでいくので好きだったりする。