隠蔽捜査

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 777
感想 : 139
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  • Amazon.co.jp ・本 (317ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103002512

感想・レビュー・書評

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  • ゆっくりレビューが書けないので詳しくはいつか!
    08

  • 久しぶりに読み終わってスカッとしました。

  • たぶんこの人の本、もう2度と読まないな~

  • キャラは立っているが、小さくまとまっている印象。この設定だと、どうしても『新宿鮫』と比較してしまう。

  • 東大卒の警察庁長官官房総務課長のキャリア、竜崎。家庭をまったく顧みず、エリート意識の元、ただただ国家のために勤め上げてきた。
    都内で発生した連続殺人事件。過去に残忍な殺人を犯しながら、少年法に守られ出所したかつての少年たちが殺されたのだ。現場の指揮をとったのは、竜崎の幼なじみである伊丹。小学生の時に伊丹にいじめられた記憶が残る竜崎。捜査が進む内に、犯人は現役警官なのでは、という疑いが出てきた。警察全体の失墜に波及しそうと見ると保身に走る上層部。そしてまた、息子がヘロインをやっているところを見つけてしまった竜崎。いずれの事件ももみ消すことになるのか、それとも正義を貫くのか。。。。


    ほとんど期待してなかった分、スピード感もたっぷりでおもしろかった。横山秀夫とはまた違った観点で描かれた警察小説だね。
    横山秀夫の『深追い』とか『第三の時効』とかは、現場警官の鬱屈した思いが描かれていて読み応えがあったし、今回の『隠蔽捜査』はトップを目指すキャリアの苦悩が描かれていて、その違いにも興味がわきました。

  • 警察官による連続殺人事件という不祥事を,
    迷宮入りにしてもみ消すか,すべて発表してしまうか。
    息子の麻薬所持を発見してしまった警察庁エリート竜崎が悩む。

    仕事とプライベートの両方で正論を貫けるかというテーマが良く,とても楽しめる。
    ちょっとハッピーエンド過ぎるかも。

  • 竜崎伸也 こんなキャリアがいてくれたらと思う。
    痛快、傑作だと思う。

  • いやいや。これほど「おいおい!!」って突っ込んだ小説は久々です(笑)
    3ページに1回は突っ込んだね、竜崎に。

    天然過ぎる…。
    ていうか、人間失格っぽいんだけども憎めないんだよねぇ…。
    自分の正義を信じすぎというか。
    で、最終的に竜崎の正義はどうなるのか?ってのがアレなんだけども。

    ドンデンかと思いきやドンデンではないんだけど。
    逆にドンデン???

    分からないんだけど面白かったことは確かだな。

  • 警官、だけど東大卒のキャリア組。警官でもあり官僚でもありということで、読み始めは、この主人公に感情移入できるだろうか?と不安に思った。確かに伝統的に描かれていた刑事とは異なる。しかし合理的な考え方で信念を持って、問題に対処する主人公の魅力に引き込まれた。
    今野敏の警察小説の最大の魅力である組織の中の人物描写と、複線となる主人公の家庭や同期の問題にどきどきさせられた。結局一気に読んでしまい、シリーズの次作、次々作にも手を伸ばすことに。
    吉川英治文学新人賞受賞にうなづける佳作。

  • 吉川英治文学新人賞受賞作
    ”新人”に違和感を覚えますが。。

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著者プロフィール

1955年北海道生まれ。上智大学在学中の78年に『怪物が街にやってくる』で問題小説新人賞を受賞。2006年、『隠蔽捜査』で吉川英治文学新人賞を、08年『果断 隠蔽捜査2』で山本周五郎賞、日本推理作家協会賞を受賞。

「2023年 『脈動』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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