- Amazon.co.jp ・本 (317ページ)
- / ISBN・EAN: 9784103002512
感想・レビュー・書評
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主人公の描かれ方がすごくいい
途中までは、性格の悪い脇役かとおもってました詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
主人公の竜崎はキャリアの総務課長。彼の行動はブレーンに沿い優先順位を決めて行動する。その為、息子の不祥事も隠さず出頭させることにもなる。それを支える妻の存在、『主婦をなめないでね』は、いい。
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11/02/19 警察小説。ハラハラするが最後はアッサリ。
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すごい意地の悪い人が主人公だと思ったら、最後は意地を通すかっこいいおじさんになっていた。
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ハンチョウシリーズの作者
主人公が国家公務員の警察庁総務課長というところがいい -
主人公の潔さがいいね
スラッと読める -
異色の警察小説。
主人公は
「家庭のことは妻の仕事である」
「東大以外は大学ではない」
「部下であっても決して信用してはならない」
という考えの持ち主、警察庁に勤めるキャリア。
いやーなタイプの人間だが、
「いざというときは、真っ先に死ぬ覚悟をしている」
男でもあるので、保身ばかり考えている官僚ではけっしてない。
新鮮な警察小説であり、
感動的(?)な家族小説でもある。 -
ともかく主人公の竜崎がかっこいい。不言にしろ有言にしろ、信念に基づいて実行でき、なおかつそれを通せるだけの精神的な強さや頭のよさがあって、それだけでも魅力的なのに、主人公が「嫌い」と表現してやまない元同級生で同僚の伊丹が主人公とよい意味で対になっているのが二乗によい。
見た目の性格でいうと逆に見える二人なのに、見た目と中身は正反対で、それを竜崎は嫌いつつも、伊丹に補われたり、逆に補ったりしているのがいい。本人にとっては泣き所なんだろうけど、それもまたチャームポイントになっている。
今野先生作品を読むきっかけになったお話。 -
吉川英治文学新人賞(2006/27回)
日本推理作家協会賞候補(59回/2006年)