- Amazon.co.jp ・本 (361ページ)
- / ISBN・EAN: 9784104596041
感想・レビュー・書評
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由紀夫の父親は四人いる。由紀夫と「ただ人数が多いだけじゃなかったのか」と由紀夫に言われる四人の父親が周囲で起きる事件の中で繰り広げるドタバタは、黒幕の富田林や同級生の多恵子やら友人の鱒二も加わって、さて、どのような結末になるのやら。
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久し振りに面白い伊坂幸太郎の作品。
ゴールデンスランバー以前の作品が、好きな方は是非。
完成度の高い伏線と、ニンマリしてしまう、かつハッとさせられるセリフが好きだなぁ。 -
現実的ではない設定も、子どもを思う父さん達の愛情が溢れる作品で、いいなと思う。
ゴールデンランバーの一つ前の作品だそうだが、今回も楽しませてもらいました。
幸太郎という名前がいいなとも思うこの頃、24/4/25 -
物騒な事件に巻き込まれても、いつも余裕のある人物が1人でもいるから、伊坂幸太郎先生の物語は安心して読めるなと思う。全員が狼狽しているような状況が少しでもあるときっと行き詰まって読むのを辞めてしまうと思う。今回の話も個性豊かな4人の父に冷静で頭が良く、世間を達観しているが、高校生らしさもしっかりある由紀夫というスパイスが加わる事で物語を目の前で見ているようで面白かった。読み終わって楽しかったという感情が残った。
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それぞれのお父さんのキャラクターが個性的で、わちゃわちゃと賑やかで楽しい。
自分もそうだけれど、子どもは親に周りの脅威から守られている、ということに中々気づけなくて、由紀夫が物語を通してそれに気づいていく過程が見えてよかった。
現実では、お父さんが4人なんて複雑な事情に出逢うことはそうないけれど、それぞれのお父さんの愛が伝わってくる素敵なお話だと思った。 -
桃山学院大学附属図書館蔵書検索OPACへ↓
https://indus.andrew.ac.jp/opac/volume/737417 -
伊坂作品の、突飛な設定でも「そんなもんじゃない?」って感じで最後まで進んでく感じが良い。
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4人の父親がいる少年のお話。題材的にだらしなくなりそうだが、明るく爽やかな作品。お父さんのキャラの立っていて棲み分けが良くできている。なんかジーンとうるっとした。
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4人のお父さんと息子の物語
個性的なお父さんに教育され成長していく
勉強もスポーツも女性にもモテる息子
知事選挙 監禁 クイズ番組 手旗信号
元プロ野球選手 -
何処か変わっていて個性的な父親や同級生に振り回されながら事件に巻き込まれていく主人公
他の伊坂幸太郎作品ほどバイオレンスなシーンはなく、牧歌的な雰囲気で物語が進んでいきます
伏線の多さはさすがです