- Amazon.co.jp ・本 (190ページ)
- / ISBN・EAN: 9784106102585
感想・レビュー・書評
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この本で取り上げられている番組、見ました。いまどきの「オタク」はこうなんだと感心して見ていた覚えがあります。でも、岡田さんは違和感を感じていたんだとか。「死んだ」というよりも、岡田さんの考えている「オタク」像が変質してしまったということなのでしょう。
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ええと、コミュニティーとしてのいわゆる従来型「オタク」というあり方がネットの整備などのために変容してしまって、
これからもオタク的な人々は存在してゆくが、岡田氏からすればもうそれは「オタク」とは呼べないのだ、と。
そういう意味で死んでいると表現したと解釈しましたがどうでしょうか?
私はいうところの第2世代ですが半分くらいは共感できるといったところです。ホント肩身が狭かったよなぁあの頃は。
今も昔も周囲に同じ趣味のひとがあまりいなかったのでほとんど何も変わっていないんですがね。 -
よくわからなかったです。
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●No.13
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最近のオタクって何か違くね?的な問題意識から入り、オタク史を軽く総括している。大枠としてはオタク文化の間口が広くなりすぎたせいでポーザーが増えて困ってしまったというどこにでもありそうな話だが、細かい分析がいちいち鋭くて良い。
年齢的には自分と同年代にあたるオタク第三世代に対する批判がかなりツボに入っただけに、その後「いや、もうオタクは死んじゃったよ」といわれてしまうと、なんかさみしくなってしまった。別にウザいとか言わないから、著者なりに「最近の若者は」論を展開してほしかったような。
蛇足:オタク第三世代の「萌え」を強要するメンタリティと、従来のオタクが「オタクとしての必須教養」を要求する現象とを、同じ「排他性」という語で表現しているのはいただけない。前者を「萌えに対する狂信性」などと表現して区別した方が良かった(あるいは、自分はよく後者の事を「参入障壁」といっている)。本来ならこんな揚げ足取りは控えたい所だが、オタクというまさに揚げ足取りを生業としているような連中に対して商売する人間としては、言葉一つひとつに対する配慮が若干足りないなぁと思った次第である。
250円。 -
未読
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かなり良い。
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やや読みやすい
岡田氏のいうオタクの定義に共感できる
面白い -
オタキングと呼ばれオタクの代表と言われていた筆者が、今の「オタク」に疑問をもつことから始まり、過去と現在のオタクの分析し、世代によるオタク観の違いを指摘します。そして、最後に「オタクはすでに死んでいる」という結論に達します。その結論は筆者の定義によるオタクの死ということですが、その結論がインパクトのあるタイトルに繋がっています。オタクの文化の分析本として読んでも面白いです(2008.7.4)
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・ギャラは国民的アイドル声優で50万以内、実力派で15〜20万円
・広辞苑の意味は草木が萌える
・バベルの塔
・オタク第一世代40代。第二世代は30代。第3世代は20代
・第三世代は歴史的な流れより、自分が感じたインパクトを大事にしている。
・「戦闘美少女の精神分析」ちくま文書
・アニメが好きなのか、声優が好きなのか。キャラが好きなのか第三世代は意識していない
・第一世代は(貴族主義。お前らには理解できてないという考え方)
・第二世代は(エリート主義。オタクを熱く語り理解させようとする)
・第三世代は(現実逃避する場所。感覚の共有だけ出来ればいい。オタクとしての努力が消えた)
全般的に過去のオタクと現代のオタクを比較し、失われたものと現在どのようにオタクの文化があるのかを書かれています。
この本を読み終えて私自身は第三世代そのものであるなと実感しました。熱く誰かに語るわけでもなく、高みを目指しているわけでもなく、
純粋に娯楽の一つとしてアニメや漫画が存在しています。
また、この著書でも書かれていたのですが、少し自分と違うオタクを認めない現代の世の中。という部分にはすごく共感できます。
周りを認めつつ、みんなで違いを楽しみ肯定しあえるのがベストだと私は思います。
まぁ実際何事も浅く広くな私は、あんまり深く考えてません笑
結論としては、さらさらっと読むには面白い著書だと思います。。。