あんじゅう: 三島屋変調百物語事続

著者 :
  • 中央公論新社
4.12
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本棚登録 : 2823
感想 : 461
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  • Amazon.co.jp ・本 (563ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120041372

感想・レビュー・書評

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  • 人間のどろどろした中から、妖怪というか怪しいものは産まれるのかなぁと思えてくる。
    読みやすいし、凄く怖いわけでもないんだけど気持ち悪い怖さ。
    そして、なかなか人の心の暗闇は晴れないものなんだよなぁとも。
    これからどうなっていくのか楽しみ

  • 2011-37 宮部みゆきの江戸ものは絶品。シチュエーション良し、キャラクター良し、ストーリー良し。読んでいて気持ちがいい。どんどん続編が楽しみだしキャラクターのクロスも楽しみ。

  • 宮部みゆきの「あんじゅう」途中。
    挿絵がいい!見開きごとに必ず1つは挿絵があるので相当な数になるだろう。
    南伸坊という人が描いたとても江戸の雰囲気があって楽しい挿絵なので、まるで大人の絵本のようだ。

    宮部みゆき「あんじゅう」読み終わった。4つの話はどれも面白かったけれど一番はやはり「暗獣」。くろすけの「大丈夫、大丈夫、元気になりました。ほら、歌えます。」このセリフで涙が出た。そして、加登夫婦の引越し。お互いを思っての別れ(T_T) この本は「暗獣」だけを読むだけでも価値有り!

  •  おそろしの続編。こころに闇を抱えるおちかが聴く百物語。人の心にあるさまざまな闇がでてくるし優しさや温かさも出てくる。

  • ようやく順番回ってきました!
    宮部ワールド全開です。
    「おそろし」の続編。
    どのお話も、ちょっぴり怖くてちょっぴり悲しくて、でも人の温かさ満載の素敵なお話でした。
    くろすけがかわいかった。

  • 【おそろし】の続編です。
    連作短編なので前作を読んでなくてもいいけど
    やっぱり【おそろし】を読んでからの方がスムーズかな。

    表題作の「あんじゅう」が一番よかった。
    ちょっと泣けた。

    また続きが出そうな感じ。出たらいいな♪

  • 前作に比べ、酷いはなしがなく、読んでいて重苦しくならないのがよかった。あんじゅうの話が一番よかった。切なかったけど…
    彼女の心の傷を癒してくれそうな人々も新しく登場して、また次が楽しみです。

  • 新聞連載時のものか、毎ページに日本昔話を思わせる挿絵があり、いい雰囲気。新聞連載モノは挿絵も楽しみの一部なので、単行本に掲載してくれるのは嬉しい。怪談だけど、あたたかい気持ちになる話。あんじゅう、かわええ。

  • あんじゅう は暗獣、なのですね。くろすけがかわいい!けなげ!切ないー

    おちかちゃんも ようよう立ち直ってきて、お勝さんという素敵な仲間も増えーの青びょうたん先生も増えーの、にぎやかです。

    お旱さんで悲しくなりました。人間ってそうだよなー、残念だけれど。

  • 期待を裏切らない宮部みゆき作品。
    三島屋のおちかちゃんのシリーズ第2弾ということで、キャラクターもしっかり把握できていたし、楽しく読めました。

    新キャラクターも出てきたし、続刊が楽しみなシリーズの一つ。

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著者プロフィール

1960年東京都生まれ。87年『我らが隣人の犯罪』で、「オール讀物推理小説新人賞」を受賞し、デビュー。92年『龍は眠る』で「日本推理作家協会賞」、『本所深川ふしぎ草紙』で「吉川英治文学新人賞」を受賞。93年『火車』で「山本周五郎賞」、99年『理由』で「直木賞」を受賞する。その他著書に、『おそろし』『あんじゅう』『泣き童子』『三鬼』『あやかし草紙』『黒武御神火御殿』「三島屋」シリーズ等がある。

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