- Amazon.co.jp ・本 (563ページ)
- / ISBN・EAN: 9784120041372
感想・レビュー・書評
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三島屋は怪談を集めている。その内容は他言無用。話の聴き手である若いおちかには、ある事情があったが前巻で全て解決とはいかず、まだ彼女は外へ出るほどの力はなかった。
なんといっても表題作が哀しく、温かい名作。またとちゅうのいきさつがなあ……。他の話もよかったです。あと、なんと前頁ミニとはいえ全て違う挿絵いりってすごい。このページ数でこんなのみたことないっすよ。時代ものを普段読まない人も読みやすいのではないかと思います。 -
不思議な百物語。こちらもたいへんおもしろいはなしばかりでどうしたらこんな不思議な物語が作れるのかそちらのほうが不思議です。
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作品紹介・あらすじ
さあ、おはなしを続けましょう。三島屋の行儀見習い、おちかのもとにやってくるお客さまは、みんな胸の内に「不思議」をしまっているのです。ほっこり温かく、ちょっと奇妙で、ぞおっと怖い、百物語のはじまり、はじまり。
平成30年9月5日~12日 -
やっぱり読んでなかったので読んでみた(笑)いやぁ…お話ももちろんいいんだけど、挿絵がすごく良いですね。そうか、新聞連載だからか…でも単行本にする時に一切使わないのが普通と思ってたから、これは嬉しかった。お旱さんと平太の話は可愛かったし、くろすけの話も切な可愛いというか…木仏の話、針千本の話はやるせないですね…。しかしまぁよく毛色の違うお話が次々と出てくるもんだなぁ…このシリーズ、実際に百話続くんやろか…?
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全4編。後ろ2編は新たな登場人物が。後への伏線? 内容としては前巻よりも超人的な存在が明らかになっているか。 表題作の「あんじゅう」は途中で誰が語っているのかわからなくなってしまった。
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面白かったー!
登場するキャラクター全てが愛おしい。
江戸の風情も素敵。穏やかで少しおとぼけていて、そして情がある。
「暗獣」では少し涙してしまった。くろすけが可愛くて可愛くて。くろすけにとって消えてしまうことは本当の幸せになるのではないかとも思ったけれど、私が師匠夫妻だったら同じことをしたのではないかな。
たくさんの人情と「縁の妙」を感じた小説だった。 -
お嬢さんはもちろん、今回は子どもたちが大活躍。
新しい登場人物も個性的で、続きを期待してしまう。
「あんじゅう」の老夫妻とくろすけの交流は、
ほのぼのして佳作。