男と女はなぜ惹きあうのか: 「フェロモン」学入門 (中公新書ラクレ 158)
- 中央公論新社 (2004年12月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
- / ISBN・EAN: 9784121501585
感想・レビュー・書評
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2004年に書かれた内容です。
分かりやすく書かれた部分と、専門的過ぎて飛ばす用語も多かったです。
フェロモンが鼻から(他種の動物はまた別)吸われるにも関わらず、匂いとは殆ど認識されず(別経路)、それでいて強力な、本能的な作用を脳に起こしている事を知り驚きました。
ヒト以外の実験結果も興味深かったです。
フェロモンを受け取るセンサー役や運び役、そのものの正体に迫り、遺伝子や免疫にまつわる白血球の動き(『はたらく細胞』の世界)等までいきます。 -
面白いけど内容難しい、飛ばし飛ばし読んだ
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フェロモンは確かに存在する(モテ薬ではない)。男と女の脳の作りが部位によって差があるように(大きさ・活動など)、ヘテロセクシュアルとホモセクシュアルにも違いが存在する(男女で違う)。同性愛性向は、胎内環境による脳のモザイク化が原因か?(体は雄でも脳の一部が雌なので雄を相手と認識する)。
――なんてことが書いてあった。難しいことはわからないけど、生物学は日進月歩で楽しいね。 -
フェロモンとは実際に存在するのか。そして存在するとすればどういったメカニズムで作用し、人間にどの程度の影響を与えうるものなのかをわかりやすく解説している。恋愛対象の相性に少なからずにおいが関係している。
加えて、レズやゲイ、バイ、トランスジェンダーがある程度先天的な要素を孕んでいることも示されている。 -
060829
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フェロモン。名前は聞いても正体は知らないという人が多いと思う。当書は生物学見地から学ぶ“色っぽさ”の学術書。人間でもフェロモンは出ているし、それをキャッチするセンサーを持っているそうな。