脳を鍛えるには運動しかない! 最新科学でわかった脳細胞の増やし方

  • NHK出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (350ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784140813539

感想・レビュー・書評

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  • これは久しぶりにクリーンヒットです!
    運動がいかに体、脳にいいのかを事例を用いて、ひたすら科学的に説明してあります。健康はもちろん、ストレス、不安解消、学習、集中力、女性のPMSなど、、人間には必ず必須のものであるのだと、認識させられました。
    本当にこれはおもしろかったです。
    私はこれまで、こういう感じの事例が並んだ書籍はすきではなかったのですが、自分が運動をはじめてみて、ようやくここにある事例の一つ一つがなるほど、そうなんだぁと腑におちました。
    しかし、どうして、こんな感じの事例が淡々とならんだ本て、日本の書籍にすくないのかしら・・・。

  • 運動が体だけでなく脳にとっていかに良いかが、精神科医の著者により豊富な事例と共に書かれている。とにかく運動へのモチベーションが上がる本!

    ・ネーパーヴィル・セントラル高校の事例
    朝、好きな運動をして心拍数を最大心拍数の80-90%に上げる取り組み→生徒達の成績が世界一に

    ・脳も体と同じように鍛えられる。使えば使うほど強く育つ。(ニューロンが繋がる)

    ・運動が学習効率を向上させる

    ・元来、人間は体を動かすようにできていて、そうすることで脳も動かしている。学習と記憶の能力は、祖先が食糧を見つけるときに頼った運動能力と共に進化したので、脳にしてみれば、体が動かないなら学習する必要はない。

    ・体を動かしている限り、脳は自らを修復できる。本来、脳はそのように設計されている。

    ・有酸素運動(神経伝達物質を増やし新しい細胞を生み出す)と複雑な動き(ネットワークを強く広くして、それらをうまく使えるようにする)はそれぞれ別の有益な効果を脳にもたらす。

    ・人間は困難があればこそ努力し、成長し、学ぶ。細胞レベルでも同じで、適度なストレスは脳の成長に拍車をかける。

    ・運動すると気分が良くなるだけでなく、自分を肯定的に捉えられるようになる。体を動かしてすっきりすると、自分はきっと大丈夫で、信頼できると思えるようになる。

  • 【メモ】(編集中)
    ・BMIと有酸素運動能力が学業成績に大きく影響する
    ・グルタミン酸はニューロンの活動を活発にさせ、ガンマアミノ酪酸(GABA)は抑制させる
    ・運動によって脳由来神経栄養因子(BDNF)が増える
    ・運動前より運動後の方が20%早く単語を覚えられ、学習効率とBDNF値は相関関係にある
    ・感覚刺激と社会的刺激の多い環境は脳の構造と機能を変える
    ・ニューロンは新生するが環境から刺激がなければ生き残らない
    ・BDNFはシナプス近くに蓄えられ、血流が盛んになると放出される。その際に体内の多くの成長因子が血液·脳関門を通過しBDNFと協力して学習に関わる分子メカニズムを活性化

  • 難しいところだらけだけど、運動が脳にいいという事を、あらゆる角度から検証した一冊。
    ウォーキング始めました。

  • 運動が人間の思考や感情を変化させる仕組みは、ドーナツや薬やワインよりよほど効果的だ。泳いだり早歩きしただけでもストレスが減ったように感じるなら、それは本当にストレスが減ったから。有酸素運動はストレスにも不安にも効果大。不安は和らぎ、健康レベルは上がる研究もある。

  • 実例部分が多いが(洋書にはよくあると思うが)、もう少し教訓的なものが多いとな、、とは思った。

    とにかく運動しようと思わせてくれる本。

  • 運動は体への効果だけでなく、脳への効果も多大。有酸素、筋トレ、バランス系など織り交ぜながら、自分が楽しめる運動を見つけて、習慣化させる。

  • アメリカの医学博士が運動をすることによって脳に起こる様々な影響をまとめた本。
    運動による脳に与える効果として下記の改善を挙げている。
    学習/ストレス/気分障害/発達障害/依存症/ホルモン変化(月経・閉経・妊娠)/加齢
    体感としては、爽快感、気分・意欲・注意力の向上などがある。

    運動の頻度としては週に5日、30分以上の有酸素運動を最低ラインとして推奨している。
    有酸素運動は最大心拍数の60~65%を標準ラインとして、何回かはペースを上げるように言っている。
    ※最大心拍数の基準:220-年齢

    また、有酸素運動と並行して筋力トレーニングやバランスと柔軟性を高める運動も推奨している。

  • もともと運動、スポーツと無縁の人生を送ってきたが、年齢を重ねるにつれて健康や外見が気になるようになり、たまたま手に取ったのが本書だった。
    専門的な用語や数々の研究結果の記述が多く、理解が追いつかない部分はあるものの、なんとか読者の運動意欲を掻き立てよう、という著者の思いがひしひしと伝わってくる。
    心身一体的な考え方や、運動が薬と同様の効果をもたらすこと、運動により自分自身をコントロールできている感覚が自己肯定感を高めること等、目から鱗の発見だった。
    気分が落ち込んだ時にはつい引きこもってしまいがちだが、不安な気持ちから抜け出るように、まずは体を動かすようにしたい。

  • 適度なストレスと有酸素運動が脳を鍛えてくれる

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