脳が冴える15の習慣 記憶・集中・思考力を高める (生活人新書)

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  • NHK出版
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  • / ISBN・EAN: 9784140882023

感想・レビュー・書評

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  • ・脳の働きを維持する為に脳が変化に対応している状態が必要→規則正しい生活!

    ・朝 手足口を動かす! 会話も挨拶+一言で脳が活性化!

    ・脳の力を最大限に発揮させるためには、まずは仕事を整理し優先順位をつけること。片付けは手を良く使う運動でもあるので、脳のウォーミングアップにベスト!

    ・目を動かして立体的な情報をキャッチ。情報に対して積極的に迎えに行っている。注意の向け方をそちらに切り替え、五感をフル活用して情報を集めようとし、また足りない情報は想像で補い、常に立体的に情報を捉えようとしている。

    ・一時間に一回は目をよく動かす。できるだけ外を散歩するようにする。

    ・人に伝えることを前提として情報を取る。 → 出力する機会を先に作っておく。

    ・アイデアを出すときには、「何の役に立つのか」よりも「誰の役に立つのか」を重視して考える。
    →誰の役に立つ商品を作りたいのか、アイデアを巡らせる。

    ・情報を2重3重に刻み込む。

    ・活動をマルチにし、「興味を持って何でもやってみる」「人生を積極的に楽しむ」

    ・意欲を高めることは止まっていてはできない。自分の意志による行動と結果が必要。

  • 脳神経外科の専門医である著者が、脳の機能を健全に保ち、より良く活用するために大切な日々の習慣についてまとめた一冊。

    仕事術やライフハック系の本にも見受けられる項目もあるが、脳機能や臨床的な見地から説明されているので納得感が非常に高い。

    脳を健全に保つ上で大事なことは、脳に程よい負荷を「意識的に」かけるということだろう。

    脳はなるべく楽をしたがる(エネルギ消費を抑えようとする)ので、漫然と過ごしているとどんどんその機能が衰えていく。

    家事を面倒くさがらずにこなす事が脳にも良いとのこと。

    自分を日々律するために、折りをみて読み返したい。

    --------------------
    ・脳がバランス良く成長させるためには、活動を多面的にし、その中で出会ういろいろな人たちと交流することがとても大切です。

    ・脳の基本回転数を上げるには、時間の制約が必要です。

    ・夜は情報を蓄える時間に向いている。考えを大ざっぱにまとめ、早く寝よう。

    ・毎日自分を小さく律することが、大きな困難にも負けない耐性を育てる。

    ・前頭葉の主要な活動は、「選択」「判断」「系列化」という言葉に集約して考えると分かりやすいと思います。複数の選択肢があるときに、どちらがいいかを選ぶ「選択」。どう処理するかを決める(あるいは有効性や重要度を見極める)「判断」。その選択・判断を並べていって、思考や行動を組み立てるのが「系列化」です。

    ・脳の力を最大限に発揮させるためには、取り組む問題をできるだけ限定し、それに集中できる環境をつくることも大切です。

    ・そのときに「ここまでは何時までに終わらせる」という時間的要素も書き加えておくと、もっといいでしょう。

    ・一つ一つの仕事に集中しやすい環境を常に自分でつくる。

    ・使える仕事を増やすためには、そういう指示をされていなくても、いつか出力することを前提として、意識的に情報を取ろうとしていることが大切です。

    ・たとえ話をよくする人は、情報を脳に素通りさせているのではなく、意識して情報を取り、ちゃんと解釈している人だと考えられます。

    ・脳の問題を自覚するもっとも良い方法は、自分がした失敗を分析することです。

    ・「何の役に立つのか」より「誰の役に立つのか」を重視して考える。

    ・想像力を高めるためには、活動をマルチにして、人生を楽しもうとすることが大切

  • 毎日パソコンとスマホばかりやって頭が霧がかっている人にオススメ!

  • 色々聞いたことがあったり、解っている(けれどできていない)ことが多い中、興味深い睡眠の効果をはじめとして学ぶところも多い本でした。失敗ノートはぜひ始めてみたい。

  • 脳は基本的に怠け者であり、楽をしたがるようにできている。
    だから、生活のリズムを失ってはいけない。
    会社なり、学校なり、自分以外の誰かに動かされる環境を持っていなければならない。

    こんなことを学んだ。

  • この方の文章は、平易でとてもわかりやすい。
    前著"フリーズする脳"では、数多くの具体的事例をメインに
    本著では、冴えない状態を慢性化しないための
    処方の仕方をメインにまとめられている。

     両方読んで、さらに納得。

    ぼけた人生を送らないために、後は、実践あるのみ。

  • なるほど、こういう生活をしていればぼけないだろうな、と思わせてくれる内容だった。

  • 自己啓発本としては、かなり良いと思います。私も個人的に心に残った言葉を手帳に書き出して、たまに読み返しています。

  • 改めて引っ張り出してきた本だが、こういうスタンスは非常に大事だと思う。頻繁に読み直す本だと思う。生活そのものをきちんとやることが、ひらめきに加えて大事である。そこが、私が最も今努力すべきところであるのかもしれない。

  • 4年前、自分自身の記憶力や集中力の衰えを感じたので、改善するために探して読みました。
    日常の習慣を少し変えるだけで脳は冴えるんですよ。

  • 仏教的な視点から、思考のあり方を説いた『考えない練習』とも、リンクする内容となっている。

  • 20140915
    120326
    朝、部屋の片付け。時間の制約。自分を積極的に癒やす。遠くを意識的に見る。失敗ノート。

  • 別の本で読んだ、「失敗ノート」の話からこの本にたどり着きました。まだ失敗ノートを付けるに至っていませんが、寝坊した、忘れ物をした、家に届いたはがきを紛失した、不用意な発言で妻の気持ちを傷つけたなどなど、小さな失敗はいくらでもあります。小さいミスだからといってないがしろにしていると、ミスをすることが習慣というか常態になって、大きなミスにもつながりますし、なによりも自分に自信が持てなくなります。
    失敗を記録することで、ミスに対する意識を高め、同じ失敗を繰り返さないことを念頭に置くことができるようになります。また、あとで見返したときに、昔の自分はこんなつまらないミスをしていたのかと、自分の成長を感じることもできるのかもしれません。
    ……ここまで書いて、失敗ノートを付けるのを面倒くさがっている自分って何なんでしょうね。

    さて、本書は脳神経臨床医が自らの治療成果などをもとに書かれた書籍です。訪れる患者さんの中には、うつ病のような症状をしめす人も紹介されていました。ざっくり書くと、心療内科だと思考のプロセスや脳内物質による精神の安定を中心に考えますが、脳神経科では脳の器質や活動状態の改善から考えるという印象で、治療のアプローチも違っているのだと思いました。どちらが優れているというわけではなく、状況により必要なアプローチは異なってくるでしょうし、様々な治療の仕方があるのだということです。

    部屋や机の片づけが、思考の整理に役立っているということは、なるほどと思いました。ある程度の量の作業であれば整理せずとも何とかなっても、キャパを超えるといきなり収拾がつかなくなります。片づけのできる人は思考の整理も得意で、大きな問題も自分の手が付けられる小さな問題に分割して、全体を把握しながら適切な手順で作業に取りかかれるようになるということです。
    自分の場合、会社の机は片付いているのですが(クリアデスクの決まりもありますし)、家の机はもはや収拾不能。物事の整理はできているほうではないのですが、これも机の整理=思考の整理、ということを示す一例なのでしょう。

    効率よく作業をするには、時間を区切ること。仕事の場面でも、最近は残業時間に上限が設けられたり、定時退社日があったりするので、働く時間は短くなっていますが、仕事の総量は減っていません(むしろ増えているかも)。仕事の能率を上げなければならないのですが、それには時間を区切ることが有効です。
    夏休みの宿題を8月の終わりになってようやく集中して取りかかる経験は誰にでもあったと思いますし、2時間で3000字の文章を書くことは通常は無理でも、そのように求められた試験の中ではできてしまいます。次の日曜日(2012年4月15日)が、情報処理技術者試験で、まさしくその状態に立たされます。
    このブログも、その日のうちに書いてしまおうと思うのですが、いつも日をまたいでしまって、あとでこっそり投稿日時を変更することもあります。逃げ道があるから、集中し切れていないんでしょうね。

    あと、定期的に脳の画像を撮影して検査する、というのが興味深かったです。時間もお金もかかるのですぐにはできませんが、自分の脳のどの部分が活発に働いていて、逆に働きの悪い部分はどこか、それが自分の性格とどういった関連があるのかは、気になるところです。自分の場合、左脳と右脳のどちらが働いているのかも気になります。IT開発者という仕事柄、左脳優位とは思いますが、企画や発想を出すのも好きなので、右脳もそれなりに使っていると思うので。

    本書で取り上げられたいくつかは、すぐにも実践できることですので、自分も行動を変えて行ければと思います。ブログはすでにこうやって作っているし、家事は掃除以外は妻と分担で行っているから、あとは失敗ノートと部屋の片づけですね。

  • ☆生活のリズムを失う事はボケの入口
    →朝一定の時間に起き、脳が活発に働きたい時間や休みたい時間の周期を把握しないと日本にいながらも時差ボケになる

    ☆面倒臭さに耐える力をつけるには脳の体力UPをする(小さな雑用を毎日積極的にする)例、忙しい時こそ、片付けを優先的にしたり…

  • 目新しい事は少なかったですが、為になると思います。(実践できれば)

  • 素晴らしい!
    その辺の脳科学の本はなんだかんだで自己啓発的なところがあるけれども、この本は科学的である事に徹しています。

    非常にわかりやすく、でも説得力のある文章です。
    頭いいんだろうなぁと感じてしまいました。

    また、書かれている習慣は行いやすいものばかりです。
    私も繰り返し読んで、どんどん習慣化していこうと思います。

  • 脳の特性に沿って「記憶・集中・思考力を高める」習慣をどう作っていったらいいかを紹介している。
    自分としては仕事を効率化するために「試験を受けている状態」を作るといった指南がためになったかな。

  • 脳神経外科医の著者が脳を若々しくする指針を示してくれている一冊。
    朝早起きして、すぐに仕事に取り掛かるのでなく、散歩や料理、ガーデニング等、軽い運動から始めると脳の働きやすさが変わってくる。
    脳の基本回転数をあげる。時間的制約のある中で仕事をして集中力と頭の回転を早めると良い。そして、回転が早まっている状態で次の仕事に取り掛かる。できる人のリズムはこのようなものらしい。

  •  驚くほど読みやすい。うまく伝えるために、内容を良く練ってまとめているんだと思う。
     個人的には割りと日常生活において心がけていることが多かったので嬉しい。
     んでも「時間を区切って仕事をしようね」、「仕事がおわらないからっていつまでもやらないでね」というのには反省。
     
     実用的で即効性があると思うので、ふと手にとって読むという新書のコンセプトにはばっちりである。
     脳の能率わるくなったら、先生の病院に行くのが楽しみである。きっと楽しそうだ。

  • 4、興味があったら読んでみたらいいんちゃう?
    ・時間の制約は判断をこうりつかさせる。
    ・夜の勉強は中途半端にする。
    ・忙しい時ほど身の回りのものを整理する。
    ・目を一時間に一回うごかす。
    ・人から受けた注意を書く。
    あたりを実践しよう(^_^)

  • 最近頭があまり使えてないなぁ、学生時代よりボーっとしているなと漠然と思っていたことを、すっきりさせてくれた本。今日から、頭を効率的に使うためにどうすればいかたくさんのヒントが書いてあった。まずは規則正しい生活。今の私はこれがくるいまくりなのでまずここから実践だな。

  • お手軽に読める

  • あまりよめなかったけど、脳がさえそうなものばかりでした(小6)

  • 脳が冴える=集中力を高める方法が書いてあり、参考になった。その中で自分で試してみて使えるモノを実践していきたい。

  • 時間と仕事の量の関係を意識する
    家事や雑用を積極的にこなすことは、前頭葉の体力を高める訓練になる
    書類整理に関するルールをつくる●自分の脳を使って行動を組み立てる。自分のルールで行動する。そういう場面を確実に持っておくことが大切
    使える記憶を増やすには、出力することを意識して情報を得る
    失敗を記録し、傾向を割り出す。分析するときは、小さな失敗から注目していく

  • こんな本を読んでどうなるねん。
    自分で必要なことは分かってるし、考えたらええやん。

  • なにも難しいことを書かれている訳ではありません。
    日々の中で実践することで、脳のどの部分にどう影響が出るのかを、具体的に書かれてあって、とても解りやすかったです。

    特に印象深かったのは「習慣4」の前頭葉について。面倒くさい雑用をこなす事で脳に体力が付き、感情系に対して思考系の支配力が強くなり、イライラを抑えやすくなる。

    「若い頃の雑用は買ってでもしろ」というのは脳科学的にみても、ちゃんと意味がある事なんだなぁ、といたく感心しました。

    それから、重要性は前々から感じてはいましたけれども、改めて「整理整頓」を意識していこうと思います。

  • 脳の使い方の注意点。
    あまり使っていない部分は脳も働きが悪くなるらしいので注意。
    確かにあまり人と話す事が少ないと、とっさに掛けられた言葉に
    いい感じの(笑)答えが出ない。
    もう少し頭の回転を早くしたいもんです。

  •  【感想】当然のことに根拠を与えて、説得力をつけている本。自分ができていないからあんまり偉そうに言えないが、まぁだめ習慣はだめだな、といった感想。いい習慣がなぜいいのかということを確認するためにはいい本かもしれない。読みやすかった。
     【まとめ・ネタばれ】
    ・音読はいい
    ・挨拶+一言
    ・時間で区切る
    ・6時間は寝る
    ・家事は脳トレ
    ・「若いころの雑用は買ってでもしろ」
    ・問題を書く
    ・整理整頓
    ・目、耳を働かす
    ・人に伝えるという想定で物事に取り組む
    ・何の役に立つかより、誰の役に立つか
    ・アイデアは情報の組み合わせ
    ・ゼロから1は生まれない

  • 非常にためになった。と思う。
    今年は少しでも本で読んだことを実行する。
    オトーサンのボケも心配だが自分だって気をつけねば。
    やっぱり朝の時間を作りたい。

    『毎日自分を小さく律することが
     大きな困難にも負けない耐性を育てる』

    これだね。マメになろう。めんどくさがらずに。

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著者プロフィール

1950年愛知県生まれ。日本大学大学院医学研究科卒業。埼玉県立小児医療センター脳神経外科医長などを経て、公益財団法人河野臨床医学研究所附属北品川クリニック・予防医学センター所長。医学博士。脳神経外科専門医として1992年、脳疾患後の脳機能回復をはかる「高次脳機能外来」を開設。著書に『フリーズする脳』『脳が冴える15の習慣』『脳が冴える勉強法』『脳を守る、たった1つの習慣』等。

「2020年 『「冴える脳」をつくる5つのステップ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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