脳が冴える15の習慣 記憶・集中・思考力を高める (生活人新書)

著者 :
  • NHK出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (213ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784140882023

感想・レビュー・書評

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  • 脳の専門家が脳機能について分かりやすく解説している。読みやすく役にも立つ良書。

  • ・例えば、大事な試験を受けるときのことを思い出してみてください。90分なら90分という時間の制約が先に与えられているから、その時間内にあれだけの問題が解けるわけです。その時間の制約をなくしても同じ速さで問題が解けるかと言えば、そうはいかないでしょう。途中で何度も飽き飽きしながら、下手をすると1日近くかかってしまうかもしれません。「脳の基本回転数を上げるには、時間の制約が必要」ということです。
    ・同じ一生懸命に仕事をするのでも「試験を受けている状態を一日に何回作るか」という方向に考えを切り替えていかないと、いつまでも脳をうまく使えるようにはならないとおもいます。
    ・そのためには、まず、人との出会いを大切にしてください。そして、一度作った人間関係を簡単には壊さないようにしてください。それをする努力の中で、脳は自然と鍛えられていきます。いろいろな役者がそろった舞台の上で、自分もいろいろな役割を演じつつ活動をマルチにし、豊かな人生を送りましょう。それが脳にとっていちばん大切なことです。

  • 古い書籍で作者の年齢も少し老いた印象だが、学べることはあった。
    脳がさえるようにするための実践方法がいくつも記載されている。

    シンプルながら
    失敗したことはノートにメモする
    忙しくても整理整頓を常に行う
    小さなタスクでも必ず行い、達成感を得るようにする
    家事は脳のウォーミングアップに使う という点はすぐに実行できる内容なので実施していく。

  • ロフト行き

  • 最近、何となく頭がぼんやりしている、記憶力や集中力が衰えたように感じている -- 。そんな「冴えない脳」を治すための15の習慣を提案。仕事ができる脳、若々しい脳を取り戻すためのポイントを分かりやすく示す。

    生活の原点をつくる―脳を活性化させる朝の過ごし方。足・手・口をよく動かそう
    集中力を高める―生活のどこかに「試験を受けている状態」を持とう
    睡眠の意義―夜は情報を蓄える時間。睡眠中の「整理力」を利用しよう
    脳の持続力を高める―家事こそ「脳トレ」。雑用を積極的にこなそう
    問題解決能力を高める―自分を動かす「ルール」と「行動予定表」をつくろう
    思考の整理―忙しいときほど「机の片付け」を優先させよう
    注意力を高める―意識して目をよく動かそう。耳から情報を取ろう
    記憶力を高める―「報告書」「まとめ」「ブログ」を積極的に書こう
    話す力を高める―メモや写真などを手がかりにして、長い話を組み立てよう
    表現を豊かにする―「たとえ話」を混ぜながら、相手の身になって話そう
    脳を健康に保つ食事―脳のためにも、適度な運動と「腹八分目」を心がけよう
    脳の健康診断―定期的に画像検査を受け、脳の状態をチェックしよう
    脳の自己管理―「失敗ノート」を書こう。自分の批判者を大切にしよう
    創造力を高める―ひらめきは「余計なこと」の中にある。活動をマルチにしよう
    意欲を高める―人を好意的に評価しよう。時にはダメな自分を見せよう
    高次脳機能ドックの検査―最低限の脳機能を衰えさせていないか確認しよう

  • いくつか参考になった。集中力

  • 下記に気になった点を記載
    ・人間はどこかで、会社なり学校なり、自分以外の誰かに動かされている環境を持っていなければいけません。何も強制されていない環境に置かれると、人間はいつの間にか、脳のより原始的な機能である感情系の要求に従って動くようになってしまいます。
    ・脳の活動を安定させるには、生活のリズムを安定させることが大切  ●そのためには、まず生活の原点をつくることが大切。朝一定の時間に起きよう
    ・脳の基本回転数を上げるには、時間の制約が必要
    ・夜は思考系の中枢である前頭葉が疲れていて、感情系が優位に立ちやすくなっているので、冷静な話になりにくいからです。
    ・夜は情報を蓄える時間に向いている。考えを大ざっぱにまとめ、早く寝よう、睡眠も思考の一部」
    ・前頭葉が指令を出し続けられなくなったとき、次に人間を動かすのは感情系の要求です。つまり、面倒なことはしたくない、楽をしたい、人任せにしたいという、脳のより原始的な欲求に従って動いてしまう。結果的に、前頭葉の体力が落ちてくると、やればできるのにやらない人、自分を律して主体的に行動するよりも、人から命令されなければ動かない、感情系の要求に従ってダラダラ過ごす時間の長い人になってしまいます。
    ・脳の基礎体力は、日常的な雑用を面倒くさがらずに片付けることで鍛えられます
    ・毎日自分を小さく律することが、大きな困難にも負けない耐性を育てる
    ・自分の失敗を記録し、傾向を割り出すことは、脳の自己管理にとても有効  ●失敗を分析するときには、小さな失敗から注目していくと分かりやすい

  • 脳を健康に保つための習慣について。すぐにでも実践できるものが多くてよい。

  • SCGレコメン
    脳が冴える15の習慣
    築山節 著 / NHK出版 生活人新書 756円
    推薦理由
    ぼんやり頭をスッキリ晴らす! 何となく記憶力や集中力、思考力が衰えたように感じている。そんな「冴えない脳」を改善させるために、すぐ始められる15の習慣。

  • 現役の脳外科医が日常の中で脳を活性化させる15の習慣をリストアップ。
    どれも日常の中で簡単に実行でき、負担がかからないもの。

    自分なりに興味あったものを要約すると以下のようなかんじ。

     正しい規則的な生活リズムを身につけよう
     脳を活性化させるには時間を区切ろう
     睡眠をしっかりとろう
     スケジュールや身の回りの整理整頓をしよう
     身につけたことを人に話し、まとめるトレーニングをしてみよう
     自分の失敗パターンを記録して分析してみよう

    科学的根拠はあるのだろうけど、学術書ではないので、実験結果などが詳細には書かれていない。

    全体としては認知行動療法にやや近い印象。ほとんどのことが日常の中で簡単に実行できるため、非常におすすめ。

  • 前頭葉を鍛えるための数々の気づきをくれた本。
    具体的でわかりやすく書いてあるのでとても勉強になった。
    特に響いた点を列挙します。

    ・作業に取り掛かる前に時間を決める
    脳は時間を決めて取り掛かることによってその時間までに終わらせようと構築する。ダラダラ制限時間を決めずに終わった時が終わりと思わず、その時間までに終わらせようと努力することにより集中力が増す。これは様々な集中力を高める系の本に書いてあるとても大切な部分のようです。

    ・忙しい時ほど机や鞄の整理をする
    仕事なとで忙しい時ほど整理整頓をすると頭の中が整理され物事に優先順位をつけられるようになる。料理や掃除などの家事も脳トレ的な意味合いで有効な方法。

    ・面白いことがあったら誰かに聞かせようと思いながら生活する。
    常に誰かに話そうと思いながら生活をすると、記憶力が高まり、話の構成なども考えるようになるので前頭葉を鍛えることにつながる。ブログなどで人に見てもらうと良い。

  • 内容(「BOOK」データベースより)

    最近、何となく頭がぼんやりしている―。記憶力や集中力、思考力が衰えたように感じている。そんな「冴えない脳」を治すために必要なのは、たまに行う脳トレーニングではなく、生活の改善である。『フリーズする脳』で現代人の脳に警鐘を鳴らした著者が、すぐにでも実行できて、有効性が高い15の習慣を提案。仕事ができる脳、若々しい脳を取り戻すためのポイントを分かりやすく示す。

    著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

    築山節
    1950年、愛知県生まれ。日本大学大学院医学研究科卒業。埼玉県立小児医療センター脳神経外科医長、財団法人河野臨床医学研究所附属第三北品川病院長を経て、同財団理事長。医学博士。脳神経外科専門医として数多くの診断治療に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    目次
    生活の原点をつくる―脳を活性化させる朝の過ごし方。足・手・口をよく動かそう
    集中力を高める―生活のどこかに「試験を受けている状態」を持とう
    睡眠の意義―夜は情報を蓄える時間。睡眠中の「整理力」を利用しよう
    脳の持続力を高める―家事こそ「脳トレ」。雑用を積極的にこなそう
    問題解決能力を高める―自分を動かす「ルール」と「行動予定表」をつくろう
    思考の整理―忙しいときほど「机の片付け」を優先させよう
    注意力を高める―意識して目をよく動かそう。耳から情報を取ろう
    記憶力を高める―「報告書」「まとめ」「ブログ」を積極的に書こう
    話す力を高める―メモや写真などを手がかりにして、長い話を組み立てよう
    表現を豊かにする―「たとえ話」を混ぜながら、相手の身になって話そう
    脳を健康に保つ食事―脳のためにも、適度な運動と「腹八分目」を心がけよう
    脳の健康診断―定期的に画像検査を受け、脳の状態をチェックしよう
    脳の自己管理―「失敗ノート」を書こう。自分の批判者を大切にしよう
    創造力を高める―ひらめきは「余計なこと」の中にある。活動をマルチにしよう
    意欲を高める―人を好意的に評価しよう。時にはダメな自分を見せよう
    高次脳機能ドックの検査―最低限の脳機能を衰えさせていないか確認しよう

  • 各項目ごとに要点がまとめられているので、やるべきことが明確で読みやすいです。
    印象に残ったのは「時間に制約をつける習慣」です。制限時間を設けることで時間内に課題を処理する力が鍛えられる。それから、人に話を理解してもらえない時は話し手に問題があるということも認識しました。

  • 自分の生活習慣を見直すこと、出力を意識して入力をする

  • 脳の基本回転数をあげるには、時間の制約が必要
    →長くて2時間以内
    →できる人は仕事以外も大切にする
    →→すべて持ち帰るという姿勢は効率悪い

    一度脳の基本回転数をあげると、その状態がしばらく続く

    夜は情報を蓄える時間に向いている。
    考えを大雑把にまとめ、早く寝よう。

  • 脳神経外科の医者による、脳を衰えさせないための習慣を提唱した本。専門用語もなく、普通の人にもわかりやすく書いてある。
    途中で挫折してしまいそうな、脳トレの本に挑むよりも、日ごろちょっと気を付けることで脳の機能が回復することがあるという。例えば、家事とくに料理は、手順や分量を考えながら行うため、とてもいい脳の訓練になるようだ。片付けもしかり。また、新聞の書き写しも脳の刺激にいいらしい。
    定年退職後に社会的活動が減り、脳の機能が低下する人がいるという。脳は筋肉のようなもので、使わないとその部分が衰えて痩せてしまうそうだ。この本を読むと、「そうかやってみようかな」という気持ちになる。医者である著者の、患者や人々の健康を思う気持ちが本に凝縮されている。

  • 目次
    1.脳を活性化させる朝の過ごし方。足・手・口をよく動かす
    2.生活のどこかに「試験を受けている状態」を持つ
    3.夜は情報を蓄える時間。睡眠中の「整理力」を活用する
    4.家事こそ「脳トレ」。雑用を積極的にこなす
    5.自分を動かす「ルール」と「行動予定表」を作る
    6.忙しい時ほど「机の片付け」を優先させる
    7.意識して目をよく動かす。耳から情報を取る
    8.「報告書」「まとめ」「ブログ」を積極的に書く
    9.メモや写真などを手がかりにして、長い話を組み立てる
    10.「たとえ話」を混ぜながら、相手の身になって話す
    11.脳のためにも、適度な運動と「腹八分目」を心がける
    12.定期的に画像検査を受け、脳の状態をチェックする
    13.「失敗ノート」を書く、自分の批判者を大切にする
    14.ひらめきは「余計なこと」の中にある。活動をマルチにする
    15.人を好意的に評価する。時にはダメな自分を見せよう
    番外.最低限の脳機能を衰えさせていないか確認する

  • 面倒くささに耐えられる能力を身につけると思って、やってみる。

    そういうことをやる中で、どうやってやってけば良いのかのマルチな行動ができるのかも

  • 改めてちゃんとした生活リズムで過ごすように心がけようと思いました。

  • わりと当たり前なことだらけでそこまで勉強にならなかった

  • 生活リズムを失うとボケやすい。
    睡眠で記憶を定着させる。
    足先から順に休むイメージ。
    時間を限定することで脳を鍛える。
    目を動かすと脳が動く。
    伝える事を前提に聞く。

  • 以前朝チャンで紹介されていて興味が湧き、積読リストに入れてました。

    脳のパフォーマンスを最大限に活かすための生活習慣についてが書かれています。
    日ごろから時間を有効に使えていないと感じているので、集中力を高めたく、また、同じ失敗を繰り返さないようにしたかったので。。

    まあでも特に目新しいことは書かれていなくて、少し物足りなかったです。
    が、脳科学に基づいていると思うと説得力が増したりして☆

    日常生活をより豊かにするため、ちょっと意識してみようと思います。

    以下備忘録。

    ・時間の制限をつくると脳は集中力、頭の回転の速さが高まる。ただし2時間が限度。
    ・睡眠時間は最低でも6時間。
    ・毎日自分を小さく律することが、大きな困難にも負けない耐性を育てる。
    ・物の整理は思考の整理に通じている。忙しい時ほど片づけを優先させよう。その時、些細な選択・判断を効率化させるためのルールを自分の中に持っているとよい。
    ・使える記憶を増やすためには、情報を意識的に脳に入力する力を高めるよりも、出力する機会を先に作っておくほうが効果が高い。

  • 楽に生活をしていると、脳は更に楽な方へと向かってしまう。日々、負荷をかけることで、心理的にも肉体的にもメンドクサイと思わなくなる。
    時間が無制限にあれば、良い仕事ができるわけではない。

    毎日の家事をもう少しがんばろう。

  • タイトル通りの内容。生活のリズムを作る、時間制約を設定するなど、脳を活性化させるための技術を解説。自身の経験に照らしても、納得のいく内容。繰り返し読んで習慣づけたい。

  • 多くの現代人がいつの間にか脳の力を衰えさせていて、生活や仕事がうまくいかなくなっている。仕事ができる脳、若々しい脳を取り戻すための習慣を示している本。

    脳に良い習慣を取り入れることは脳に良い影響を与えられるだけでなく、人生がより豊かになる。

    脳をバランス良く成長させるには、活動を多面的にし、その中で出会ういろいろな人たちと交流することがとても大切。
    →現代人の仕事のスタイルとして会話を必須としなくなっているが、これは明らかに脳を退化させる習慣だと思われる。

    脳はあることができなくなると、そのことを無意識に避けようとする。
    →行動の範囲が徐々に狭くなり、何に対しても消極的になる悪循環に陥る。

    人間はどこかで、会社なり学校なり、自分以外の誰かに動かされている環境を持っていなければならない。何も強制されていない環境に置かれると、人間はいつの間にか、脳の原始的な機能である感情系の要求に従って動くようになってしまう。
    →感情系に流されると短期的な楽は得られるが、長期的には苦しむことになる。

    ■生活の原点をつくる
    生活のリズムを失うことは「ボケへの入口」と言っても過言ではない。脳が冴えないのは生活のリズムが安定していないことが最大の要因。
    →脳がボケると色々な人に迷惑がかかるし、何より自分も苦しむということを認識して、生活リズムを安定させることを徹底する。

    朝、ある程度一定した時間に起き、太陽の光を浴びる。脳が最も活発に活動する時間にピークを合わせ、夜はできるだけ早く寝る。
    →思考系が最も活発になる時間は午前中。そこにピークを持ってくるように朝の行動をする。

    足・手・口を意識的に動かす以下の習慣を付ける。
    散歩/部屋の片付け/料理/挨拶+一言

    歩くことは足を中心とする全身運動のため、脳全体に血液がめぐりやすくなる。

    ■集中力を高める
    脳の基本回転数を上げるには、時間の制約が必要。
    →試験を受けている感覚で仕事をする。

    一定の基本回転数が先にあり、時間をかければそれだけの結果が出せるわけではない。
    →回転数は一定ではない。時間の制約次第で回転数があがっていく。

    一度脳の基本回転数を上げると、その状態がしばらくは続く。
    →回転数が落ちるまでは仕事を続ける。完全に落ちたら休憩。このルーチンを繰り返す。

    持ち帰り仕事を当たり前にして時間の制約を外してしまうと、長い時間仕事をしていること自体に安心感を求めだす。
    →ダラダラ一日中仕事をするのをやめられなくなり、就寝時間が遅くなる。生活のリズムが崩れてくるので、ますます脳が働かなくなるという悪循環に陥る。

    記憶の定着、思考の整理は起きている間よりも寝ている間の方が進みやすい。
    →教養を身につけたり、英単語の暗記など情報を蓄える作業は夜に行うのが向いている。考えなどは大雑把にまとめ、整理は睡眠中に行うことに期待するようにする。

    夜は思考系の中枢である前頭葉が疲れていて、感情系が優位に立ちやすくなっているので冷静な話になりにくい。
    →夜は喧嘩が起こりやすい。込み入った大事な話は朝か昼にする。

    ■睡眠の意義
    睡眠時間を削ることは、記憶が定着する時間、思考が整理される時間を削ること同じ。
    →脳が働かなくなる要因となるため絶対NG。その蓄積がやがて物忘れや思考の混乱になって表れる。

    寝る前に深刻な問題を考えたり、刺激的な映像を見たりすると、感情系が興奮して眠れなくなる。
    →夜はなるべく感情系に癒しを与えることを考える。

    現代人は感情を刺激されやすい環境に置かれているため、自分を積極的に癒すことがとても大切。


    「睡眠も思考の一部」と考えて、早く寝るようにする。十分に寝て、起きてから塾講する週間を身に付けるほうが合理的。

    ■脳の持続力を高める
    前頭葉を鍛えるときには、指令を出し続ける体力を高めることが重要。
    前頭葉が指令を出し続けられなくなったとき、次に人間を動かすのは感情系の要求。

    脳の基礎体力は日常的な雑用を面倒くさがらず片付けることで鍛えられるが、現代ではその日常的な訓練の機会が減っている。

    毎日自分を小さく律することが大きな困難にも負けない耐性を育てる。

    前頭葉の指令を出し続ける力が落ちている時に大きな問題に取り組もうとしても挫折する。
    →ダイエットや筋トレなどが継続しないのは、この力が落ちているから。生活リズムが崩れると、こういう不利益もあるということを認識する。

    小さな家事や雑用を毎日積極的に片付けれていると、その程度のことは面倒くさいと感じなくなってくる。同時にイライラを抑えられやすくなる。

    ■問題解決力を高める
    些末な選択や判断を効率化するルールを持つ。


    一日の予定や問題解決に至るプロセスを書く

    物の整理は思考の整理に通じている。忙しい時ほど整理を優先させる。
    →仕事を優先させるのでなく、情報の整理を優先させることが非常に重要。結局これが一番仕事を早く終わらせられるということを認識する。

    ■記憶力を高める習慣
    情報を意識的に脳に入れるためには、その情報を出力する、いつか人に伝えるといった前提が必要。

    意識的に脳に留めるために、その情報をできるだけ長く脳に留めておく。
    →書写しが有効。黙読するだけでは情報が次々と流れていってしまう。

    情報を使える記憶にするために「解釈する」ことが重要。
    ただ読んだだけ聞いただけでも「分かったつもり」にはなれるが、後で自由に引き出せる記憶にはならない。

  • 勉強本を紹介「脳が冴える15の習慣」:171冊目/200冊

    http://ameblo.jp/ichiro213/entry-12162558989.html

  • ・時間制約が集中力を高める
    限られた時間の中で仕事をした方が集中して行える。制限時間があるということは、〇分までに完了しなくてはいけないというゴールが設定されているということだ。ゴールが明確になっていれば、それに向けてどんなペースで行動したらいいか、おのずと見えてくる。やることが見えてくれば、あとは実際にこなせばいいわけだ。

    私も時々、時間制約して仕事をするときがあるが、これは確かに効果がある。ただこの方法に慣れてくると、次第に効果が薄れてしまう。何故なら「時間制約していることを忘れてしまう」からだ。時間制約を行う際、私はパソコンのデスクトップにタイマーアプリを表示させている。こうすることで、残り時間が可視化されるからだ。目の前に残り時間が嫌でも表示される。だが、それを数日行っていると、次第に目の前にあるはずのタイマーが、視界から消えてしまう。集中して書類や別の画面に目が行きすぎてしまうのだ。一度集中したはいいものの、そのために時間制限を忘れてしまい、結局ゴールにたどり着けない、ということがある。
    時間制約自体は効果的だが、それを維持するためにはまた一つコツが必要かもしれない。私の経験上、そう思った。


    ・良い睡眠には就寝前に「刺激しない」「ルーチンワークする」
    眠る前に難しいことを考えてたり、スマホやテレビなど刺激を受けたりすると、感情系が興奮して眠れなくなる。夜は本を読む、穏やかな音楽を聞く、といった感情系に癒やしを与えるようなことをした方がよいとのこと。また、寝る前のルーチンワークを決めるのも効果的。「入浴→明日の準備→読書→就寝」という作業を毎日繰り返すと、自然と眠りたくなってくるそう。

    朝起きたときに目覚めの快適さが感じられない。最近そんなことが多い。本書を読むとその理由が分かる。寝る前にスマホをいじり、仕事の悩みをあれこれ考えながら床についてるからなのだ。まずはそれらから距離をとってみる。・・・じゃあ代わりに何をしたらいいのか?ストレッチや瞑想なんかは面白そうだ。あとは読書とか。単に「やめよう!」では、なかなかやめれない。やめるためにはどうすればいいのか、も考えてみる必要があるだろう。早速、今日の夜から早速試してみたい。


    ・面倒くさい時こそ雑用しよう
    普段から雑用していると、ささいなことでも面倒だと感じなくなる。すると、より困難な問題にも取り組みやすくなる。何事も面倒くさいと考える人は、小さなことでもいいので、身の回りの雑用を処理することから始めるのが望ましいとのこと。
    面倒なことは嫌いだ。逃げ出したい気持ちにいつも駆られる。その一方で、そのままでは今後直面する、より大きな課題に対してうまく取り組めないだろう、という想いもある。逃げてはいけないのだ。立ち向かう、というよりは、面倒なことを面倒と感じさえしなければいいのだ。面倒事に対峙するよりは、いくらか気がまぎれるというもの。そのためには、日頃からちょっとした面倒をしてみる。本書では雑用を具体的に挙げている。雑用は確かに面倒くさい。しかし、やろうと思えば今日からできるだろう。小さな面倒をこなすことで、今後訪れる大きな面倒にうまく対応できる。


    ・机の整理は優秀な上司を持つことと同じ
    机を整理すると自ずと取りかかるべきタスクが見えてくる。それは上司から「今日はこの仕事に集中しなさい」と言われるのと同じだとのこと。整理されてるから集中しやすい環境にもなっている。この発想は面白いなと感じた。一見ただの整理整頓でも、それが上司からのメッセージと考えると、そこには整理では済まないプラスアルファが生まれてくる。整理をするとTodoが見えてくるし、気持ち的にもスッキリとして作業できるのだ。机周りが雑然としてきたら、「優秀な上司、優秀な上司・・・」と意識するのも楽しそう。
    また、整理は「自分さえ分かればいい」という感覚で行わず、誰が見ても分かるようなファイリング・ラベリングすることが大事。

  • なるほど。朝の弁当作りも無駄じゃないんだなとわかった。

  • 脳にとっていい習慣とは?最近、脳の回転が遅いなと思う人は読んでみても良いと思う。現代人は意外にも脳の使い方を間違っている人もいます。若い人にもおすすめ。

  • 帯の通りぼんやり脳をスッキリさせる方法を書いた本

    例えば、退職してしばらくして、家事は奥さんに任せきりでやることが無くなって基礎行動が減って脳の基礎回転が少なくなった人、
    忙しすぎて空回りしてしまっている人には向いている本。

    全体的に薄いので、そういう人でも読めるような内容になっていて、じんわり理解できるようになっている。
    本書がクリーンヒットした理由はそこにありそう。

    普通に働けている人がもっと脳を活用する類の本ではない。

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著者プロフィール

1950年愛知県生まれ。日本大学大学院医学研究科卒業。埼玉県立小児医療センター脳神経外科医長などを経て、公益財団法人河野臨床医学研究所附属北品川クリニック・予防医学センター所長。医学博士。脳神経外科専門医として1992年、脳疾患後の脳機能回復をはかる「高次脳機能外来」を開設。著書に『フリーズする脳』『脳が冴える15の習慣』『脳が冴える勉強法』『脳を守る、たった1つの習慣』等。

「2020年 『「冴える脳」をつくる5つのステップ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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