脳が冴える15の習慣 記憶・集中・思考力を高める (生活人新書)

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  • NHK出版
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  • / ISBN・EAN: 9784140882023

感想・レビュー・書評

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  • [メモ]
    ・体を動かすことで脳に血液が巡り、脳が働きやすくなる
    ・睡眠時間はしっかり確保する。睡眠中に記憶の定着と思考が整理される。
    ・夜に知識をインプットし、寝ている間に記憶が整理されているので、翌朝は良いアイデアが生まれやすい
    ・情報は出力を意識して入力する。素通りすると景色は覚えられないのと同じ。
    ・紙に書き出すことで客観的に情報を捉えられる

  • 購入

  • 築山先生の3部作の一つで脳が冴えるための習慣についての著書であり、他の2作同様非常にわかりやすい。物忘れが多くなったり、人の話が理解できなかったり、言いたいことをうまくまとめて伝えられないのは前頭葉の機能低下の証拠であり、改善するための15の習慣が紹介されている。私が共感したのは
    ・朝一定の時刻に起床し、午前中に手・足・口を動かして思考系を活性化させる(散歩、片づけ、挨拶+ひとこと、音読など)
    ・一日だらだらと仕事などをするのではなく、時間の制約をつけて行う(「試験を受けている状態」)
    ・睡眠を十分とり疲労回復だけでなく、睡眠中に思考整理を進める
    ・楽をしたいという感情系の欲求に負けない前頭葉の体力をつけるため毎日小さく自分を律するように家事や雑用など積極的に行う
    ・一日の行動予定を前日に書いておき、予定通りできたかチェックする(脳の力を有効に使う)
    ・忙しい時ほど片づけを優先させる(物の整理=思考の整理)
    ・ゲーム、TV、PCなど長時間平面を見て目を動かしていないことが多いので、外を散歩し目のフォーカス機能を使い、注意力を高める
    ・出力することを意識して情報を収集し、報告書・ブログ活用して出力する
    ・相手の身になって考え、たとえ話を織り交ぜて話す
    ・自分の失敗と時間帯を記録し分析する
    ・創造力を高めるためには活動をマルチにし、人生を楽しもうとすることが大切
    ・人を好意的に評価することで自分が評価されやすい環境を作っておく(人間には社会性が必要だ)ことにより意欲を高める

  • 自分の一番の上司は脳

    朝は手口足を動かす
    生活リズムは一定に、脳は変化に

    試験を受けている状態
    脳を追い込む
    ←これができていない。

    寝る前は情報をがちゃがちゃ入れる
    寝ている間に脳に整理させる

    雑用は脳(前頭葉)の体力作り
    家事もそう

    書類整理は上司と一緒

  • 脳が冴えるなどという言葉の気持ちの悪さ。内容はそのへんの事故啓発本と同じくカスだらけ、「脳」という言葉で科学的調味料をかけたら50万も売れちゃった本。

  • 「脳の基礎体力は日常的な雑用を面倒くさがらずに片付けることで鍛えられる」ということだけ覚えておくよ。全体的にはそんなに面白く無かったような気がするよ。

  • 現代的な環境によって弱くなってしまった脳の部分を意識して働かせようという主旨の本。現代的な環境とは、パソコンやスマホの画面ばかり長時間見つめているうちに、前頭葉の働きが鈍くなるような状況である。

    片付けがうまくできなかったり、仕事がとっ散らかったり、不意に話を振られてフリーズしたり・・・どの症状もよく当てはまったので、著者が指摘するとおり私は前頭葉が弱いのだ、と分かった。

    ところがその対処法として、情報を文章にまとめたりブログを書いたり、五感を働かせるために散歩に出たりは既に昔から存分にやっていた。それでも治らないということは、私は真性の前頭葉が弱い人なんだなと、ある部分では絶望した。しかし、諦めずにもっと調査を進めて行こう。この本は良いヒントになった。

    もう一つ、前頭葉を活性化する方法として「腹八分目」と書かれていた。これには深く肯首した。

  • 試験を受けている状態を確保し、脳の基本回転数を上げる。
    回転数があがっている状態は持続するので、終わっても休まず、面倒な雑用などをこなす。90分かける何コマか。
    みんなにも時間を意識してもらう。何時までにこれを終わらせよう、的な。
    毎日自分を小さく律し、脳の機能を高める。耐性をつける。
    失敗ノートをかく。色で分ける?
    机の整理は心の整理。

  • 2008年9月8日読了。

    脳が冴えるためには、トレーニングをするのではなく、生活の改善が必要である。脳に必要な習慣とは。なるほど、目からウロコ。いままでいろいろ冴えなかったのはこういうことか。

    そんなわけで、全改善とはいかないけれど、少しずつ考えかたから修正中。改善に至るまでどれくらいかかるのか、どれほど改善できるものかはまるで不明だけど、いままでの生活習慣を全消去して始める新たな習慣というもの、いまさらだけど新鮮です。どうなるかな。どうかわるのかな。ドキドキ。

  • 日頃の習慣を見直す良いきっかけになったかな。

    生活のリズムを整えるのは大事なことですね。

  • 新聞を読む時など、本書のやり方を実践すれば今までとは違った次元で情報収集できると思った。また、今の自分は働き盛りで、その立場から役立ちそうな情報を読み取ってみたが、今後年を重ねて、例えば仕事を辞めたり、老化したと感じた時などに、再読すると悩み解決のヒントがありそう。幅広い年代に役立つ。

  • 普段の生活や仕事習慣に少し意識をプラスするだけで、良い結果や関係が築きやすくなる

    というと自己啓発のような感じだが、単にではなく、脳の特性に合わせた生活がとてもわかりやすく書かれていました。

    巻末の「番外高次脳機能ドックの検査」誰かに試したくなります。

  • 脳のより原始的な機能である感情系の要求に従って動く

    書類整理のルール
    1、読んでいない書類を一カ所にまとまる
    2、読んで書類の中で、理解できたものは捨てる
    3、理解できたけれど、重要と判断したものはAに保管
    4、読んでも理解できなかったものは、Bに保管
    5、Aに保管してある重要な書類は、一ヶ月ごとにざっと見直して、捨てるか継続して保管する
    6、Bの場所に保管してある書類は、時間ができたときに再読する、それから、捨てるか、Aへ。

    理想が高いと・・・
    失敗をしたとき、自分だったらこう思うという基準で考えてしまいやすい。しかも、その基準が厳しいので、余計に落ち込みやすい。理想が高すぎるので、その小さな乗り越えに自分で気づけないし、周りも気づかせてくれない。そんな人は、人を好意的に解釈する習慣をつけたらいい。

  • 毎日自分を小さく律することが、大きな困難にも負けない耐性を作る。
    ほめ上手。
    規則正しい生活、睡眠。

  • 実践したいと思ったことは、作業時間を明確に決め、その時間内で終わらせられるように、脳の回転数を上げること(時間的制約がないと、回転数は上がらない)。

    それと、寝ている間に脳の情報は整理されるので、寝る前には漠然といいので(むしろ漠然のほうがいい)、情報をインプットしておくこと

  • かなり役に立つ

  • 前頭葉は脳の司令塔。

  • シンプルに無理のないように脳の老化を防ぐためにどのような手立てが必要かが端的にまとめられた本。具体的な説明で大変わかり易いです。

  • 脳の老化を考える年頃になり、脳の使い方を考えることに、とても役立つ良書だと思います。
    基本的なことを生活習慣に取り入れることによって、脳を働かせやすくするのが、大切だと書かれています。

    意欲を高めるためには、時にはダメな自分も見せる、ということ。
    脳機能を維持、向上させるには、自分一人の力ではできない。出会いが脳を動かす、と言うこと。

    脳の使い方を意識して、脳機能を衰えさせないように頑張ろうと思いました。
    ちょうど、自分の年齢にふさわしい書でした。手に取って良かったです。

  • 150110①
    失敗ノートを書く。
    睡眠は整理時間(最低6時間)。
    家事をしてみる。
    机の片付けをする。
    仕事ばかりしない!

    今日の失敗と成功、人に指摘されたことをを日々書き留める。

  • いくつか読んできた築山さんの本に共有することがいくつか。

    紙に書き出すのは、ワーキングメモリで保持しきれないことを同時に考えることができるのでいい、ということが書いてあり、なるほどなと。僕がマインドマップを使うのも自分のワーキングメモリじゃ保持しきれないこととかを、代わりに保持してくれるからなのかもなって思った。
    頭のいい人だったら、頭の中であれもこれも考えて、それをそのまま組み立てて、例えば論文とか課題を書き上げていってしまえる。だけど、僕にはそれがちょっとやりづらさみたいなのがあるから、それをマインドマップで同時に見える状態にしたり、動かしやすい状態にして、ワーキングメモリの力不足分を補っているだろう。そんなことを思った。
    また、ここでいう、頭がいい人というのは情報を上手くまとまりとして保持するのはうまくて、チャンキングにしてワーキングメモリ7プラスマイナス2に押し込んでいるのだろう。まとまりとしての保持が上手いというのは?脳科学的な生物学的な個体差もあるかもしれないが、もしかしたら、その既有知識のためにチャンキングできるのかもしれないし、あるいは、方略的に上手にチャンキングする方法を知っていて使っているのかもしれない。


    あと、生活リズムをしっかりしたり、ちゃんと睡眠をとることで記憶のチカラを高めたり、脳が冴えたりっていうのは面白いなって。基本的なところなんだけど、科学的にも合ってるんだなぁと。


    この他人のいい所を見つけて、それを伝えるっていう考えは、最近読んでるせいもあるけど、アドラーの考え方だなぁって思って、やっぱり共通してくる部分がいっぱいあるんだと勉強になる。

  • 脳にもウォーミングアップが大事。
    集中力や頭の回転の速さは、それ自体を「上げよう」と思っても上げられない。
    意思的にできるのは、時間と距離の関係をはっきりと認識すること。
    時間の制約をなくすと、「何がより重要か」も判断しにくくなる

  • 医学的な知見に基づき、一過性のトレーニングではなく日常の習慣から疲れた脳を改善する方法を示す1冊

    習慣にするためには簡単で継続可能なものでなければならないとの著者の言葉に誠実さを感じる。
    この本で紹介される習慣は読んで納得して終わりにするのではなく実践してこそ生きるものである。
    そして実践することへの著者の配慮もそこかしこに感じられる。
    そんな訳で、読んだからには読みっぱなしにする手はないかと思う。

  • 読みやすく実践的でいい。

    印象的だったのは…
    ・朝は脳に血液を巡らすため身体を動かす。
    ・同じ理由で朝の挨拶時には一言を付け加える。
    ・生活のどこかに試験を受けている状態をつくる。
    ・時間と仕事の量の関係をはっきり認識する。
    ・自主的に毎日の雑用に取り組む。
    ・睡眠前に思考を整理したり知識を入れると効果的。
    ・自分のなかのルールを作り習慣化する。定着するまで壁に貼るなどしても良い。
    ・行動予定を当日の朝か前日の夜に立てておく。
    ・一時間に一回は目を動かす(視野を広く持つ)。

    etcetc…
    それらが「なぜ、どう良いのか」腑に落ちた。

  • アウトプット前提のインプット

  • ■20141025読了。
    ■よく人間は習慣の生き物というが、その習慣を折角なら脳に良いことに使いたい。この本は、その指南書となる。

  • 【目的】 時間的・経済的に負担にならず、人生が豊かになるような脳にとって良い15の習慣を提案する

    【収穫】 自分の脳が働かない理由が理解できた。

    【概要】 以下15の習慣にかかるポイントを一部を抜粋。
    ■習慣1 生活の原点をつくる: 安定した生活リズムで過ごす。一定の時間に起床する。手足口を動かす。
    ■習慣2 集中力を高める: 時間の制約を意識する。余計な気になることをなくす。周りの人と競い合う。
    ■習慣3 睡眠の意義: 最低6時間は寝る。睡眠中に思考を整理する。
    ■習慣4 持続力を高める: 家事や雑用を積極的にこなして、前頭葉の体力をつける。
    ■習慣5 問題解決力を高める: 効率化のルールを作る。行動予定を立てる。
    ■習慣6 思考の整理: 忙しい時ほど物を整理する。
    ■習慣7 注意力を高める: 目を動かす時間を意識的に多く持つ。最低1時間に1回。
    ■習慣8 記憶力を高める: 出力を意識して情報をとる。書き写しや音読を行う。
    ■習慣9 話す力を高める: キーワードを用意し、それを辿りながら話を長くする。写真をもとに表現を膨らませる。
    ■習慣10 表現を豊かにする: たとえ話をする。質問を想定して話をする。
    ■習慣11 脳を健康に保つ: 体を動かし、腹八分目に抑えて太らないようにする。
    ■習慣12 脳の健康診断: 定期的に画像検査を受ける。
    ■習慣13 脳の自己管理: 失敗や人から指摘される点を記録して傾向を分析する。
    ■習慣14 創造力を高める: 誰の役に立つかを考える。アイデアは情報の組み合わせで考える。
    ■習慣15 意欲を高める: 行動と結果を誰かに評価してもらう。自分から人を好意的に評価する。ダメな自分を見せる場面を持つ。

    【感想】 最近仕事中でも頭がぼーっとして働いていないと感じることが多かったが、時間の制約がなかったり、夜更かししていたり、整頓ができていなかったりなど、脳に悪いことばかりしていることが明らかになった。1つずつ自分の中に本書で紹介されている習慣を取り入れて、集中力を取り戻したいと思う。

  • いわゆる心のもちようをどのようにして行けば良いかをとても平易に説明されている。

  • 『脳が冴える15の習慣』
    築山 節

     脳は基本的に怠け者であり、楽をしたがるようにできています。(p23)

     本能に従ってしまう傾向があるということだろう。怠けたい時には思い出してみたい。

    ・脳の活動を安定させるには、生活のリズムを安定させることが大切
    ・そのためには、まず生活の原点をつくることが大切。朝一定の時間に起きよう
    ・脳にもウォーミングアップが必要。足・手・口を意識して動かそう
    (p31)

     朝起きて、部屋の片付けをするのは効果的とある。

    ……私はこの方の大きな問題は、持ち帰りの仕事を当たり前にして、時間の制約を外してしまっていることにあると考えました。(p40)

    ……長い時間仕事をしていること自体に安心感を求めだすことです。(p40)

     まさに自分に当てはまる。これは直さなければ。

    ・睡眠は、疲労回復のためだけでなく、思考の整理を進ませるためにも必要
    ・夜は情報を蓄える時間に向いている。考えを大ざっぱにまとめ、速く寝よう。(p54)

     睡眠の大切さ。しっかり睡眠はとろう。

    ・物の整理は思考の整理に通じている。忙しいときほど片付けを優先させよう
    ・仕事で混乱したときは、机を機能的に整理することから始めると立て直しやすい
    (p94)

     確かに忙しい時の整理は後々のミスを防ぐ役割が有る様に思う。

    ・考える記憶を増やすには、出力することを意識して情報を取ることが大切
    ・その出力の機会を増やすために、報告書やブログを活用しよう(p212)

     読書記録、しっかりと付けたい。

  • 15個の習慣が簡潔に記載されており、いずれも端的で継続的に実施できるものである。
    生活の乱れはボケの始まりというように、規則正しく行動し脳に血液を送ることが大切。
    試験を受けている状態をどれだけ作れるか。
    できる人は仕事以外も大切にする。
    脳トレは雑用をこなすこと。
    寝る前に情報を蓄えてアイデアを大雑把に考えておくと睡眠中に思考が整理される。
    例えばなしは脳を鍛える。

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著者プロフィール

1950年愛知県生まれ。日本大学大学院医学研究科卒業。埼玉県立小児医療センター脳神経外科医長などを経て、公益財団法人河野臨床医学研究所附属北品川クリニック・予防医学センター所長。医学博士。脳神経外科専門医として1992年、脳疾患後の脳機能回復をはかる「高次脳機能外来」を開設。著書に『フリーズする脳』『脳が冴える15の習慣』『脳が冴える勉強法』『脳を守る、たった1つの習慣』等。

「2020年 『「冴える脳」をつくる5つのステップ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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