脳と気持ちの整理術 意欲・実行・解決力を高める (生活人新書)

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  • NHK出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784140882504

感想・レビュー・書評

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  • 20110730読了

  • 1年分の仕事を、今の自分が全てやるわけではない。
    明日の仕事は明日の自分がやる。
    今日の自分は、今日の仕事に集中すればよい。

    入力した情報は、必ず出力する。
    出力することによって、きちんと記憶できるようになる。

  • 脳神経科医の築山節さんによる、現代人のための「うまい脳の使い方&充実した生き方」を実現するための手引書。

    読んでてふっと思ったのは、人類の歴史の中でこれほど急速に生活スタイルが変わって、脳の使い方が変わってきているのって、本当に初めてなんだなーってこと。
    たとえば単純な例えだと、人類は時速100kmで動く脚力なんてないから、時速100kmの光景を視覚的に処理する能力は生物としてあまり備わっているとは思えないけれど、それでも時速100kmで車を運転しなくてはいけない。
    社会生活という意味ではもっともっと複雑で、そこでコンフリクトを起こして少なからず心にダメージを負ってしまう人がたくさん出てくるのも、こう考えれば無理からぬ話である。
    でも、人類は自分を生物としてメタに捉える「学問」を発達させ、その過程でいろいろな有益な知見が出てきたわけである。これを役立てることで、人生を楽しいものにしていくのが大事なことだなー、と思ったりした。

    本書で僕が気に入った部分は
    「脳を休めなければ大きな仕事はできない」
    というところ。しっかり夜は早く休んで、あと日中も可能ならときどき目を休めて散歩したりして、脳をリフレッシュしましょう、と。
    なんだフツーじゃないかと思うけれど、これをちゃんと実行できている現代人って多くない気がする。僕もあんまりできてない。

    よし、本を閉じて外に出るかー。

  • 1冊目がヒットして2冊目だしたっていうケースはあまりいい本がないなという印象。貧困大国アメリカ然り。

  • 自分を元気にもってくためのとっかかりかた(行動のはじめ方・作業興奮のうまい使い方)、
    見えない明日に向かっていくときの考えかた(不安の消し方計画の立て方)、
    情報の整理のしかた(入力と出力と蓄積のしかた)、
    アイデアへの結び付け方(情報をアイデアにして社会に対応させていく考え方)、
    感情との付き合い方(折り合いのつけ方)。
    新書で文字も大きくスッキリ読める印象なのに、
    深く納得する内容がぎっしりつまっていました。
    前著の「脳が冴える15の」もそうだったけれど、
    脳の特性を利用してうまく自分をだましながら元気にがんばる方法が
    たくさん入っています。
    印象深かったのは予習・準備の有効性とか、作業興奮の使い方、
    書いたり人に話したりと出力した結果での脳の反応をうまく利用するということ。
    ひとつずつをなるほど~やってみようと思える、
    軽やかなかんじがとても好きな本です。

  • [ 内容 ]
    現代人に求められる「逆境に打ち勝ち、人生を開拓する力」。
    それを支える技術を脳から考えるとどうなるか。
    意欲・実行力を高め、前向きに問題解決に向かっていくには?
    やらなければいけないことがありすぎるとき、思考を上手く整理するには?
    良いアイデアを生み出したいとき、どうすればいいか?
    ベストセラー『脳が冴える15の習慣』の著者が伝授する正しい脳の使い方。

    [ 目次 ]
    第1章 前向きな自分をつくる(意欲を高めるための基本原則 「やる気が出ない」ときの対処法 ほか)
    第2章 思考の整理術-計画・実行力を高める(「見えない敵」が脳を混乱させる 「気になっていることリスト」をつくろう ほか)
    第3章 記憶を強化する技術(情報を覚えるためには努力が要る 「脳の中の小さな机」を意識しよう ほか)
    第4章 アイデアを生み出す技術(創造力を高める生き方、考え方 「ひらめきの連鎖」を生み出そう ほか)
    第5章 気持ちの整理術(脳を安定させる「感情のリスク・コントロール」 解釈を変え、不快をやわらげる方法 ほか)

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    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • 2011年19冊目

  • 再読し、良い事が書いているなあと改めて思う。
    前向きになりたいとき、計画・実行力を高めたいとき、記憶を強化したいとき、アイデアを生み出したいとき、気持ちを整理したいとき、また再読したい

  • 個人的に気になった点、活かそうと思った点
    ●出来ることを増やす、意識的に助走と変化を作り出す。成功体験。
    ●「見えない敵」→「見える化」する。
    ●「気になっていることリスト」は①重要緊急でないものは消す②後でリストに対処付きで移す③今すぐ解決出来るものを処理④最重要赤ペンで視覚化⑤人に任せる
    ●「30日分の私」で対処する、管理者の視点で役割分断。
    ●入力→書いて出力→目から再入力→読んで再出力→耳から再入力(人に向かって出力するとフィードバックが得られてなお良し)
    ●「一時記憶の机」と「長期記憶の書庫」
    ●「強い不快」+「強い快」=相殺ではなく「波」
    ●「6:3:1」のバランス。「省力化」嫌なことは無くならない。

  • フォトリーディング&高速リーディング。脳とうまく付き合うためのテクニック集。

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著者プロフィール

1950年愛知県生まれ。日本大学大学院医学研究科卒業。埼玉県立小児医療センター脳神経外科医長などを経て、公益財団法人河野臨床医学研究所附属北品川クリニック・予防医学センター所長。医学博士。脳神経外科専門医として1992年、脳疾患後の脳機能回復をはかる「高次脳機能外来」を開設。著書に『フリーズする脳』『脳が冴える15の習慣』『脳が冴える勉強法』『脳を守る、たった1つの習慣』等。

「2020年 『「冴える脳」をつくる5つのステップ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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