- Amazon.co.jp ・本 (421ページ)
- / ISBN・EAN: 9784163220901
感想・レビュー・書評
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とても、記憶に残る現実。当時高校生だったワンダーフォーゲル部の友人は、あの山に登っていました。夏の息苦しくなる暑さを感じると思い出す一冊。
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日航機墜落事故って、こんな風にありとあらえる業種や年代の人に影響を与えたんだなあと、あらためて感じました。
そういう意味では必読の一冊です。
ただ、個人的には読みながらウンウン唸ってしまいそうな苦しさを感じたので少し★、低めです。でもいい本です。 -
新聞記者の生きざまが感じられる。
若干展開に中だるみを感じたのが残念。
でも横山秀夫作品は良いです。 -
職業病による敏感さと麻痺、会社人間の生き様。
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物語は日航機墜落事故を軸に話が進んでいきますが、悠木の親子関係への苦悩、社内抗争、同僚の死など墜落事故に関係の無いものもがっつりと絡んできて、個人的にはなんとなくどっちつかずではっきりとしないように感じました。
物語で描かれる人間模様は青臭いシーンもありましたが、じっとりとしていて面白かったです。
全体的に派手さは無く地味な展開ですが、日航機墜落現場を見た記者の変わりようのシーンは印象的でした。
「その後の話」は正直、都合が良すぎる感じがしました。
満足度は★★★☆☆。
日航機墜落はよく知らなかったので、こんな事故だったのかと思いました。 -
山好きの男の人ってむかつくぐらいロマンチストだよね(褒め言葉)。前半の面白さが後半でぐだっとなったような感じがあってもったいなかった。
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一気読みだった。心が震えた。篤くなった。 もうずいぶん前に『沈まぬ太陽』を読んで同じ思いを感じていた。 そして2006年4月に羽田に設立されていた日本航空の「安全啓発センター」をつい先日見学した。 この「安全啓発センター」は、JAL123便の事故を風化させないために、事故原因となった圧力隔壁や尾翼の一部、そしてボイスレコーダーまでもを現物保存している。 直筆の遺書があった。この本と同じだった。「立派になれ」「しっかり生きろ」「かあさんを頼むぞ」 ・・・思わず目頭があつくなった。 この日航「安全啓蒙センター」の見学がこの本を読むきっかけになった。 『クライマーズ・ハイ』という題名は、どう考えても山登り関係の用語なのに、日航ジャンボ機の墜落事故とどういう関係で語られているのか、少しそういう興味もあった。 この作品、文庫版の方がもちろん沢山の人に読まれているのだろう。 表紙に決定的な違いがある。文庫版の表紙にはジャンボ機が飛んでいるが、単行本は「山」しか描かれていない。 作者が語りたかったのはこちらなのだな、とも感じた。
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2008年2月22日読了。
今年6冊目。
ズッシリ重い。この横山秀夫作品ではなく現実が、、、
誰も助かる訳ない。と思ってしまったコトを思い出して落ち込む。。。
ズッシリ重い。この横山秀夫作品ではなく現実が、、、
誰も助かる訳ない。と思ってしまったコトを思い出して落ち込む。。。