電子の星　池袋ウエストゲートパーク〈4〉

著者 : 石田衣良

• 文藝春秋 (2003年11月25日発売)

感想・レビュー・書評

[うろたんりさんの感想 · 2021年9月24日]

まことええやつ
一話一話が短くて読みやすい

[まきさんの感想 · 2021年8月3日]

何者かに息子を殺害された老タクシー運転手の心の痛みが、ジャズの哀調にのって語られる作品など四篇収録。
(アマゾンより引用)

最後の話、怖い

[skmtさんの感想 · 2019年3月3日]

勧善懲悪系のお話は水戸黄門に例えられることが多い。
何かトラブルに巻き込まれた人が黄門様（マコト）の前に現れる。黄門様（マコト）は助さん角さん（タカシとサル）を使って悪いやつらを成敗。めでたしめでたし。

IWGPシリーズもほぼ水戸黄門スタイルで、悪いやつから弱者を救っていくんだけど、あまりにも同じパターンが続くと読んでて不安になる。序盤で結末が見えてる場合も多いし。
でも、この本で4作目。2019年2月の時点では14作出てるらしい。すごいな。ドラクエよりいっぱい出てる。
14作のうち、どのくらいの話が水戸黄門なのか検証するのもアリかもしれない。
この本では『ワルツ・フォー・ベビー』が黄門様じゃなかったし、変化球も色々あるんだろうな。

[真波さんの感想 · 2017年8月18日]

ツインタワーのふたりのラーメン屋さんの話に和んだ。あずみの虐待の描写は、作者さんの他の著作「北斗」にも酷似したものが出ていて、うわあ…ってなった。ビルマ人の男の子の話と、SMクラブの話は、拷問の描写が本気で怖かった。

[spa3dareさんの感想 · 2016年9月25日]

潜りの少年デリヘル、芸術劇場裏の通り魔殺人、謎の人体損壊ＤＶＤ…ストリートの危険な青春を、光速の切れ味で描く。新世代ミステリー。

[tkistmhrさんの感想 · 2015年9月5日]

電子の星はこのシリーズで
一番好きな話です。
表紙の森絵梨佳さんはこの本で知って
ファンになりました。

[たからさんの感想 · 2014年7月21日]

多分、このシリーズを読み終えてしまった。寂しい。

[makoyanさんの感想 · 2014年6月20日]

ワルツxxxは親父にとってはかなりきつい話だったな。気持ちのぶつけ処が無い。この後、どう折り合いを付けるんだろう。電子の星はグロい内容だが、テルがひと皮むけたと言う点では最後は清々しい終わりだつたな。

[htuzukiさんの感想 · 2014年6月5日]

シリーズ第４作目。
元Gボーイズが営業するラーメン屋に対する営業妨害と戦う１話目，ジャズタクシーを運転する親父の死んだ息子の死の真相を調査し，粋な親父の決断が光った２話目，風俗で生計を立てるビルマ人家族を救う３話目が収録。お気に入りは，４話目。肉体損壊ショーに参加後に自殺した友達のために，ショーの興行主と戦うかっこいい負け犬の話。描写は生々しくてキツかったけど…。

[0speedさんの感想 · 2013年9月4日]

ＰＣマニアのちょっと弱気な依頼者。表紙の女の子はかわいいね。

著者プロフィール

1960年東京生まれ。成蹊大学卒業。代理店勤務、フリーのコピーライターなどを経て97年「池袋ウエストゲートパーク」でオール讀物推理小説新人賞を受賞しデビュー。2003年『４ＴＥＥＮ　フォーティーン』で直木賞、06年『眠れぬ真珠』で島清恋愛文学賞、13年 『北斗 ある殺人者の回心』で中央公論文芸賞を受賞。他著書多数。

「2022年 『心心 東京の星、上海の月』 で使われていた紹介文から引用しています。」