容疑者Xの献身

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (360ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163238609

感想・レビュー・書評

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  • ブクログを始めるずっと前に読んだ本だけど、自分の中のベストオブベストなので今更ながら登録しておく。。
    再読したい。。

  • 直木賞受賞作。元夫からの復縁に怯えた母と娘。しつこい復縁に、母が元夫を殺害、知り合いと元夫の遺体を隠そうとする。この事件に、刑事と変人科学者が挑む。

  • ガリレオシリーズでは1番好きかも
    トリックのとける過程も情緒的な部分も全部

  • 実家に住んでいた頃に購入してそのまま15年近く置きっぱなしになっていた本書を帰省のついでに持ち帰って読んでみた。読み応えはあるし読みやすさもひときわ際立っていた。数学をこう絡ませてくるのか~と感心。終盤からの急展開とまさかの結末。もうね、やりきれない気持ちでいっぱい。救いはないのですか。

  • 最後までカラクリに気づかずドキドキした。こんな純愛があるのか。

  • 「東野圭吾」の『容疑者Xの献身』を読みました。

    「東野圭吾」作品は『浪花少年探偵団』以来なので4ヶ月振りぐらいですが、、、
    相変わらず、グイグイと物語に惹き込む力があり、夢中になって読んでしまいましたね。

    -----story-------------
    天才数学者でありがら不遇な日日を送っていた高校教師の「石神」は、一人娘と暮らす隣人の「靖子」に秘かな想いを寄せていた。
    彼女たちが前夫を殺害したことを知った彼は、二人を救うため完全犯罪を企てる。
    だが皮肉にも「石神」のかつての親友である物理学者の「湯川学」が、その謎に挑むことになる。
    ガリレオシリーズ初の長篇、直木賞受賞作。
    -----------------------

    ガリレオシリーズなので、事件の謎を理路整然と論理的に解決する探偵ガリレオこと「湯川学」の活躍を期待していたのですが、、、
    親友の犯した罪に心を乱され、時には感情を露わにしながら行動する「湯川学」の姿に驚かされ、そして、今までとは違う意味で魅力を感じました。

    イイ意味で裏切られた感じの作品でしたね。

    事前の知識なしに読んだので、当然、本格ミステリー作品だと思っていたのですが、、、
    これまた、イイ意味で裏切られました。

    本作品はミステリーの皮を被った恋愛小説。
    或る男の純愛の物語でしたね。

    真実が明らかになる終盤、目が少し潤んでしまいました。

    「石神」の犯した罪は、決して許されるものではありませんが、、、
    犯罪に及んだ心情を考えると、一概に彼の行動を責めることはできないような気がしました。

    「石神」の「靖子」への強い想いに感動し、そして警察を完全に欺いた「石神」の仕組んだ完全犯罪(「湯川」の目は欺けませんでしたが… )に感心させられた作品でした。

    ホント、「東野圭吾」って凄いわ。

    嫁さん情報によると映画も原作に忠実で、なかなか良い出来だったとのことなので、機会があれば映画も観てみたいですね。

  • 私にとって、初めてのガリレオシリーズ
    天才による、まさに命懸けの一方通行の恋愛
    好きな人のために犯罪を二重に犯して、罪を被るなんて、純粋過ぎる

  • 今まで短編で構成されていたガリレオシリーズ、初めての長編小説
    今回の話の中で、湯川という男の実態がさらにはっきりしたように思える
    湯川と同等かそれ以上の力量を持つ犯人に踊らされる警察
    煽り文句である"これほど深い愛情"という言葉が相応しい作品
    今までのガリレオシリーズで一番面白かった

  • 人を想う心がタイトルになったような感じだった。
    ミステリーなんだけど、優しいミステリー。
    犯人はきっと幸せだったと思う。

  • 自分の大切な人に勧められて読んだ。

    何がどうなっているのか、最後まで読んで全てが明らかになった。
    あそこまで家族や恋人でもない他人のことを愛し、守り抜き、最後叫んだのはとても印象的だった。

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著者プロフィール

1958年、大阪府生まれ。大阪府立大学電気工学科卒業後、生産技術エンジニアとして会社勤めの傍ら、ミステリーを執筆。1985年『放課後』(講談社文庫)で第31回江戸川乱歩賞を受賞、専業作家に。1999年『秘密』(文春文庫)で第52回日本推理作家協会賞、2006年『容疑者χの献身』(文春文庫)で第134回直木賞、第6回本格ミステリ大賞、2012年『ナミヤ雑貨店の奇蹟』(角川書店)で第7回中央公論文芸賞、2013年『夢幻花』(PHP研究所)で第26回柴田錬三郎賞、2014年『祈りの幕が下りる時』で第48回吉川英治文学賞を受賞。

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