容疑者Xの献身

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (360ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163238609

感想・レビュー・書評

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  • 頭脳戦

    それも一流同士の

    欺くのが警察だけだったとすれば、、

    人生ってのは
    筋書き通りにいかないものだ

    そこには人間の感情、偶然の事柄など
    論理的にはいかないものもある


  • ここまで深くひとりの女性を愛することができるとは。
    最後の最後に事件の一部始終が明らかになった、と同時に登場人物たちの全ての思いが繋がった。

  • トリックがわかってたって、映画を観たって何したってとりあえず面白い!!
    こんな小説書けるんやって感激する本。

  • 第134回直木賞受賞作。
    あの場面が気になりつつ読み進めてると終盤のトリックにすっきりとして楽しめた。さすがだなーと。
    でも・・・一途な想いの石神先生には切なかった。

  • 人から薦められて読んだのですが、とても良かったです。犯人のアリバイと動機、計画の全てが悲しく、そして切なかったです。不謹慎な言い方をすると「美しい犯罪」ですね。。

  • 東野圭吾作品の中でやはり秀逸だと思います。

  • 感動。ラストは涙が止まらない。人は人のためにそんなに尽くすことができるのか。ラストがきれい

  • 容疑者Xは献身しすぎ!と思います。
    それくらい人を思う気持ちがあるという事は羨ましくもあります。

  • 心に深く響く作品でした。
    石神の献身の深さを知った時。
    そして、最後石神の孤独な魂が慟哭によって吐き出される、瞬間。
    心、揺さぶられました。

  • 全体的にテンポよく話が進んで読みやすく、天才で親友でもある物理学者vs数学者の頭脳戦は読み応えがあった。トリックも湯川が靖子に事件の真相を明かす場面は鳥肌が立ってしまった。数学の独特的な世界感を愛し四色問題という難問に全てを捧げていた石神が、数学の道を断念し絶望していたところに人の美しさに出会い、見返りを求めずに一人の女性に身を捧げ献身的な愛に生きる姿が鮮明に描かれていてとても感動した。ただ、受ける方にはあまりに重く受け止めきれない愛情かな。そして、最後は論理的思考も破綻し、感情が行動に表れたのも良かった

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著者プロフィール

1958年、大阪府生まれ。大阪府立大学電気工学科卒業後、生産技術エンジニアとして会社勤めの傍ら、ミステリーを執筆。1985年『放課後』(講談社文庫)で第31回江戸川乱歩賞を受賞、専業作家に。1999年『秘密』(文春文庫)で第52回日本推理作家協会賞、2006年『容疑者χの献身』(文春文庫)で第134回直木賞、第6回本格ミステリ大賞、2012年『ナミヤ雑貨店の奇蹟』(角川書店)で第7回中央公論文芸賞、2013年『夢幻花』(PHP研究所)で第26回柴田錬三郎賞、2014年『祈りの幕が下りる時』で第48回吉川英治文学賞を受賞。

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