ぼくらの近代建築デラックス!

  • 文藝春秋
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感想 : 72
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  • Amazon.co.jp ・本 (197ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163757902

感想・レビュー・書評

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  • 辰野金吾、伊東忠太を押さえているところはわちも二人の建築好きとして嬉しい。で、名前を知らなかった渡辺節はこれを気に覚えまする。関西圏の建物が多かったのでだいたい見に行ったことがあるわ~。

  • 万城目学さん、門井慶喜さんの大阪、京都、神戸、横浜、東京の近代建築を巡るエッセイ。門井さんの博識がスゴイ。建築に興味があるものの詳しくないのでとても勉強になり、色々歩き回りたいと思った。

  • 当代の人気作家ふたりが大阪、京都、神戸、横浜、東京の近代有名建築(ふたりの好きな建築)を巡り、その魅力とうんちくを対談形式で紹介した本。
    西日本が多く、私自身も訪れたところが多々あるのでとても興味深く読み進められた。また建築学等の専門知識がない素人の私にも分かり易い解説と実際その建物に行き、感じたことをそのままふたりの会話で表現しているのでとても面白い。ふたりとも建築の専門家でないが建築物に興味があり、会話に表されているその博識には驚かされる。近代建築物が好きなふたりが楽しみながら巡っている。そしてそののトリビアぶりにも驚かされる。建築物から派生して、たとえば中央公論社の創設の経緯、吉川英治がどのようにして作家への道を歩み始めたかなど私にとっては「へぇ!」と驚かされることが多かった。
    また私が社会人をしているとき、仕事でよく行った綿業会館が当時は古い建物だなあと感じただけだったが、これほど貴重ですばらしい近代建築であることをはじめて認識した。そのような建物に少しでも関わりを持てたことに喜びを感じた。
    この本を片手に大阪、京都、神戸の街を巡ってみようか。

  • おもしろいけれども
    藤森照信や米山勇の建築レビューに比較すると
    印象批評というかアマチュア感があって
    建築紹介にとどまっているかな
    という印象

  • 建物探訪。近隣の商船三井ビル、海岸ビル、大丸神戸店、みなと元町駅などの歴史的価値と赤レンガに白いストライプの辰野金吾デザインを知る。男ふたりのツーショットは見てて暑苦しい。

  • 建築に興味があったわけでは無いけれど、東京駅の赤いレンガと白い漆喰の駅舎のような建物の写真が掲載されていたので読んでみました。建築家や建物の事は何も知らなかったけれど、ちょっとした蘊蓄などけっこう面白いと思いました。

  • 大阪市中央公会堂は初めて入った時からテンション上がる建物だなと思っていたので、近代建築というくくりでいろいろな事が知れて楽しかった。
    大阪、京都、神戸、横浜、東京の建物めぐりの中でドックヤードガーデンが異色で興味を引いた。

  • 建物を見る目が少しかわりました

  • 楽しそうな様子が伝わってくる本でした。位置関係を把握していないものが多かったのでコピーしておこうと思いました。

  • ゆるい切り口で読ませる入門書。万城目さんの方は素人なので視点が自由で面白い。
    もう少し写真が多いとよかった。

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著者プロフィール

万城目学(まきめ・まなぶ)
1976年生まれ、大阪府出身。京都大学法学部卒。
2006年、『鴨川ホルモー』(第4回ボイルドエッグズ新人賞受賞)でデビュー。主な作品に『鹿男あをによし』、『プリンセス・トヨトミ』、『偉大なる、しゅららぼん』などがあり、いずれも文学賞ノミネート、映像化等など、大きな話題を呼ぶ。また、エッセイ集に『ザ・万歩計』、『ザ・万遊記』、対談本に『ぼくらの近代建築デラックス!』がある。

「2013年 『ザ・万字固め』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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