- Amazon.co.jp ・本 (508ページ)
- / ISBN・EAN: 9784163824505
感想・レビュー・書評
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事件としては、冤罪に追い込もうとしたベテラン検事の最上は許せないといったところなのだろうが、正義に裏付けられた罪であり簡単に「悪」と決め付けられはしない感じ。
一方、若手検事の正義との対決にも目が離せなかった。
他愛もない話だけれど、同級生仲間である弁護士や記者たちの温かい気持ちや、「お父さんも幸せもの」と言えた最上検事のお嬢さんも素敵。一方でラストの沖野さんの叫びには切なさを感じた。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
さすがの雫井脩介。一気読み必至。最後は少し救いがないかな。
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新人検事・沖野。ベテラン検事・最上。老夫婦が刺殺された事件を手がけることになった2人だが、容疑者が有罪だと目する最上と、ほかに真犯人がいるのではないかと考える沖野は次第に対立していく。正義とは。
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2018.8.29
罪人に罪を与えるのが正義か、その正義を暴くのが正義か
葛藤や絶望や信念などたくさんの渦が原作で見えます -
映画化されるというので読んでみたが、前半だれるが、まあまあスリルがあって面白がった。検察官としての正義とは何か?ラストはちょっと物足りない。
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法の下には誰もが平等である。それでも被害者側には到底納得できない判決もある。法という正義の中で裁けなかった罪に対してどう折り合いをつけるのか。人の思う「正義」とは。最上検事は、これからの未来より、自分の「正義」を貫くことに意義を感じたのだろうけど、でもやはりやりきれない気持ちが残った。
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無理、この小説!
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ひき込まれる内容でした。