- Amazon.co.jp ・本 (508ページ)
- / ISBN・EAN: 9784163824505
感想・レビュー・書評
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2021.7.21 読了
そこそこだったかな。
犯罪を犯す動機が ちょっと弱い気もしたし、
強引な気もした。
最後も なんとなくモヤモヤした終わり方。
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映画を先に観たけど、本の方がやっぱり面白い。登場人物それぞれにいろんな考え方があるもんだとは思うが、どうしても最上の考えには共感できず。ラストシーンもなんか救われない。
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これぞイヤミス!沖野ならずとも咆哮したくなるモヤモヤさせるラストだった。
最上の正義と沖野の正義。法に照らせば絶対的に沖野が正しいのだけれど、最上には最上の理があり、心情的には最上に与したくなる人が多いのではないか。法律の限界など、いろいろなことを考えさせられた。最上の先輩・水野や、人権派弁護士の白川など、脇役1人ひとりがしっかりと自らの役割を担っていて物語に深みを増している。
反面、最上の動機や計画など、やや強引だったり脇が甘いところもあるけど……最上の冷めきった家庭や松倉の拘置期限などそれなりに納得のいく背景があるから、まあ許せる(ということが雫井作品には多い気がするなあ)。
映画のキャストを念頭に置きながら読んだせいかもしれないけど、最上=木村拓哉、沖野=二宮和也は当て書きじゃないかと思うくらいしっくり来る(もっとも最上のキャリアを考えるとキムタクは若すぎるらしいけど)。映画版のラストは原作とは違うようで、こちらも楽しみ。 -
キムタクVSニノってきいて何となく読んでみたんだけどおもしろかった。
なんかもうすごくやり切れないし最後は泣いてしまった。
読んでいる間はずっと、最上と沖野の言葉がキムタクとニノの声で再生されてなかなか臨場感たっぷりな読み応えでした。
「検察側の罪人」は明らかに最上なんだけど、最後まで読むとなんだろうこれ、と愕然とするし虚無感が半端ない。
正義とは。
法とは。
うわーってなってそのまま映画の予告動画見たのですが、なんつーかキムタクがお顔がハンサムすぎてすごい違和感。
とても市井の人に見えん。
ニノと並んでる時でさえ、なんか宇宙人見てるみたいな違和感。
HEROのときの破天荒検事は大丈夫でも、お顔がきれいすぎてリアリティに欠けるっていう…。
でも映画も見てみたいなー。
話はとても面白くぞっとするしほんとやりきれない。
沖野の叫びがすべて。 -
2018.6.18