レイクサイド (文春文庫 ひ 13-5)

著者 :
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167110109

感想・レビュー・書評

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  • '22年4月12日、P139まで読んで、中断。

    ちょっと、これ以上は読みたくない、です。
    子供の「お受験サークル」の親達の、訳のわからない連帯感が…AVの「乱交」「スワッピング」等等を僕に連想させ(そんなことを連想する僕が、クズすぎ?)、気分が悪くて、読んでいられませんでした。東野圭吾さんの作品では、中断は初で…ちょっとショック(╥﹏╥)あの、「さまよう刃」でも読了したのに╮(╯_╰)╭

    最後まで読めば、そんなことはないのかもしれませんが…今は、他の作品に行きます。なんだか、辛いなぁ…読了済みの方どなたか、背中を押してください•́ ‿ ,•̀トホホ

    追記…
    確か、映画では、主人公の妻の役、薬師丸ひろ子さんだったような…
    まさか彼女が、「乱交」だの「スワッピング」等にからむ役、やらないよなぁಠ_ಠ
    やはり僕が、狂っている?涙…

  • 舞台は湖畔の別荘。四組の親子が参加する、名門私立校に向けた中学受験の勉強合宿で起きた殺人事件。

    ネタバレになってしまうが、殺されたのはある一家の主人の愛人。犯人は4組の家庭のうちの子ども。
    誰かは明確にはわからないが、我が子が万が一犯人だとしたら…と言う思いから、我が子を守るために親たちは自分たちの手で事件を隠蔽しようとする─心理描写がない故にドラマのような情景を読み手は思い描くことになるが、各登場人物の心の動きを想像することで、却って人間の本質が浮かび上がる。

    そして名門校に合格するために、親はどんな手を使ってでもと言う思いで行動に出る。裏口入学の実態は、もしかするとこんなものなのかも知れないと思わされる。

    親心は狂気と紙一重なのだろうか。

  • 主人公と同じ目線で進んでいくから、真相に近づくにつれてハラハラした。

    最初はこの世界に入れてない感じがちょっとだけあったけど、読んでいくと見事にハマって、最後まで一気読みした。

    子供は大人が想像しているより見ているし考えている、に囚われすぎて、子供ならではの気持ちに気付かされた時は私もハッとした。やってしまったことは残酷でも、その思う気持ちは子供の純粋な心で悲しくなっちゃった。

    やっぱり有名な作家なだけあってすごく面白かった。他の作品も読みたい。

  • 人間関係やら、お受験の実情(?)やらが色々と複雑に絡み合っているようで、最後まで読んでみるとかなり単純な事件で、ちょっとがっかり。
    途中から結末も見えてしまったし。

    でも、その単純なものを複雑に見せているのはやっぱりすごいのかもしれません。

    「犯人と思われる人」の視点でこの小説が書かれていたら、どんな感じなのかなーと思いました。
    個人的には、そのほうが面白そうな気がするのだけど。

  • 昔観た映画と随分印象が違った。ラストが異なるのはともかく、事件の背景なども(映画では)随分端折られていたなと。内面描写が一切ない実験的作品。著者曰く「そのせいで薄っぺらい本になった」わりに中身は濃い。戯曲に近いけれど、これはこれで面白かった。

  • 映像化もされた東野圭吾の作品。他の作家の作品を読んだあとということもあり、伏線の貼り方や描写の細かさがさすがと思わせる。子どもたちの塾で知り合った4家族が勉強合宿で別荘を訪れたことから物語が始まる、思わぬ流れから起こってしまった殺人事件を取り繕うために共犯者となった別荘の滞在者たち。読んでいて物語のはじめから感じる違和感が物語の終盤で一気に解けていく感覚は痛快!お手軽に読める一冊。

  • まさかの結末にドキドキ感を感じました。

  • 狂ってるなぁ。
    共感できる登場人物がびっくりするほどいなかった。

  • 親同士乱交してるのかと思ってたけど少し違った。大きく乖離してるわけではないが。裏で何か絶対にある、それを予想しながら読むのは意外と楽しかった。

  • 受験生の家族ぐるみでの殺人事件。

    わりとドロドロしている内容。
    真相は確かに、、そうなのかもしれない。
    昔の作品やから、カップルをアベックって言ってて時代を感じた。
    けど、実際にありそうな話やから怖い。

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著者プロフィール

1958年、大阪府生まれ。大阪府立大学電気工学科卒業後、生産技術エンジニアとして会社勤めの傍ら、ミステリーを執筆。1985年『放課後』(講談社文庫)で第31回江戸川乱歩賞を受賞、専業作家に。1999年『秘密』(文春文庫)で第52回日本推理作家協会賞、2006年『容疑者χの献身』(文春文庫)で第134回直木賞、第6回本格ミステリ大賞、2012年『ナミヤ雑貨店の奇蹟』(角川書店)で第7回中央公論文芸賞、2013年『夢幻花』(PHP研究所)で第26回柴田錬三郎賞、2014年『祈りの幕が下りる時』で第48回吉川英治文学賞を受賞。

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